ホクサイと飯さえあれば

可愛かったー

最初あんまり可愛くなくて、え？このこが主役？といった感じでした。
ですが、彼女の演技には何か惹きつけられるものがあり、回を重ねるごとに可愛く見えてきて、最終回が寂しく感じるくらいでした。
特に牛すじカレーを作る回は、一目惚れするのもわかるくらい、彼女の魅力に溢れていました。

美人というより素朴で可愛らしい感じの上白石萌音さんは、人見知りで妄想癖が激しいというヒロイン・山田文子の原作でのイメージがまさにそのまま飛び出したような完璧なキャスティングだったと思います。次回作もあるとすれば他のキャスティングでは考えられないですね。

食材を見て自分が食べたい、作りたい料理を体を動かしながら妄想料理をしているシーンは周りを引き込むような気がしました。決まって、目を閉じ、妄想中に周りの人たちも妄想しているシーンが好きです。完成した料理を一口だけでも食べて欲しいのに、食べないドラマって、視聴者にも妄想させるドラマでした。

今話題の上白石萌音さんのドラマ初主演作品ということで、楽しみにしていました。料理が題材ということで、毎週料理のシーンがあったのですが、実際に料理をしているシーンよりも、その妄想のシーンで演技力を見せつけられました。とてもよかったです。

「ホクサイと飯さえあれば」のドラマが面白かったのは、主人公を演じた上白石萌音さんの演技があってこそだったのだと思います。主人公のブンちゃんの性格が人見知りっぽくて、そんなイメージにぴったりの外見でした。また自分で料理をして、食べるのが大好きなブンちゃんはよく買い物などの途中で料理を想像して、話しながら作るふり、食べるふりをするというシーンの演技は本当に上手で、観ながらよだれが出そうでした。あまり、上白石萌音さんのことは私は知らなかったのですが、これから注目したいなと思いました。