モンテ・クリスト伯 －華麗なる復讐－

初回の漁師の暖としての正義感あふれる爽やか青年より、復讐を果たそうとする渋くミステリアスな落ち着いた雰囲気の新海としての役の方がピッタリとはまっています。声が低くて、聡明なイメージに合っているからだと思います。激しい感情を抑えたような演技が見ていて、こちらも複雑な思いになりました。

なんだろう…想像絶する牢獄を強いられながら､帰還したにも関わらず､
主人公(フジオカさん)の貧相な雰囲気は…｡ 多分､ｷｬｽﾃｨﾝｸﾞﾐｽに感じてしまう｡

1話ではいつでも笑顔で優しい顔、2話では拷問にあい、疲れ切った顔、3話以降からは復讐に燃えて、どんどん怖い顔に。これからは復讐の顔以外にも山本美月演じるすみれへの顔など新たな顔が見られるんじゃないかなと期待しています。どんな復讐をしていくのかいつも1週間経つのが待ち遠しいです。

何日も海で遭難したり何年も過酷な状況で牢獄されていたにしては元気すぎます。拷問を受けた時や浮浪者みたいな姿の時は衝撃でしたがみんなが気が付かないくらい変わり果てた姿とは思えなかったです。お金持ちになった姿でビジネスが成功できるくらい賢くなっているのもちょっと不思議です。ただ、じわじわ首を絞める言い方をするのは楽しそうで良いと思いました。

容姿端麗でミステリアスな配役がぴったりであり、自ら手を下さず作中の周りのキャストが堕ちてゆく姿を見て笑う演技がとても様になっています。特に、2話の投獄された時に脱獄をする際の演技が鬼気迫るものがありました。

いかにも海外での生活が長かったような立ち居振る舞いや、相対する相手への視線の送り方がとてもエレガントで、非常に魅力的な実業家ぶりだと思います。巨万の富を持ち、頭脳明晰で端正な容姿でありながら粗野な部分も隠し持っていそうな、謎めいた存在感が強くアピールされていて、その魅力をもって登場する女性陣までも含めて全員を陥れていくのか、今後どんな風に復讐を行っているのかとても楽しみです。

演技力があるせいか最初の投獄シーンのあたりは見ていられなかったのですが、知識と財力を身につけてからは物凄く似合っていて興奮しながら見ています。リアルバイリンガルなので様になっているんですよね。復讐するスゴミみたいなものは足りない気がしますが瞳に憂いを感じてハマり役だと思います。

顔がずっと一緒なのに、何故周りの人にバレないのかは疑問がすごくありますが、ディーンさんの目力や、貴族感はとても似合っていて素晴らしいと思います。笑顔のディーンさんも好きですが、闇の中で人を追い詰めていく、するどいディーンさんもとても素敵で見入ってしまいます。

すごくハマって見ているドラマです。
純粋な田舎の青年からモンテクリスト伯への変わり様がとても美しかったです。これからの復讐劇が楽しみです。

たまたまチャンネルを変えて見はじめたのですが、ディーン・フジオカの妖しい魅力に惹き付けられて、つい最後まで見てしまいました。漁師だったのですか？と男性に聞くシーンなど、何かを秘めた少し怖い男性の役がピッタリはまっていると思います。

もともとが優雅なオーラのある方なので、ダークな役柄でも、その品の良さが消せないというか、そこはかとなく漂うのを感じてしまいますかが、セリフがないシーンでも表情で語れるところはさすがだと思います。

役者志望の友達の相手役になってセリフを言うシーンでちょっと訛っていたり、恋人へのプロポーズや遭難後の感動の再会も少し間の抜けた印象でした。また日焼けした顔やボサボサな身なりは、漁師というワイルドな役柄としては合っているのですが、重要な証拠品となる手紙を刑事に掠め取られるシーンや警察の取り調べへの対応がデキる漁師らしからぬ弱々しさで、セリフに気持ちも乗っていない上、演技も軽いと感じてしまいました。