下町ロケット 2018年版

ドラマ自体にはあんまり登場してこないけど、佃家の要で倍賞さんの重厚さは無くてはならない存在で抜擢されたのだと思います。とても良い老いと優しい雰囲気を感じ本筋のストーリーの脇ではありますが、お母さん、お婆さん像にぴったりの役立ったと思います。

特に出演シーンは多くはないですが、いるだけで存在感がありさすがだと思いました！色々悩み落ち込む、息子や孫をそっと見守り、時には叱咤し、時には暖かい言葉をかけるそんな役柄を見事に演じていて素晴らしいと思いました！

顔のパーツそれぞれが大振りで派手なつくりで素のままで充分華があった人だけど若いころから濃い化粧をせず髪質の美しさや自然な演技で個性が光る人。今回の演技では皺の数だけ演技の幅を広げたような枯れた演技が際立っていた。

下町のチャキチャキしたお母さんという雰囲気があって良いですね。理不尽な展開にハラハラしたりヒール役の嫌味な台詞にカチンときても、倍賞さんの明るく温かい笑顔と美味しそうな晩御飯を見ると、航平や利菜と同じようにホッと安心出来ます。少ない出番でも抜群の安定感と存在感で緩衝材としての役割をしっかり果たしていると思います。