下町ロケット 2018年版

前回の下町ロケットでは正に大企業で働く社員という感じで下請け企業をバカにしたような言い方や演技が際立っていましたが今回のドラマではそれが一転したような演技が印象的でした。冷静さを保ちつつ少し柔らかくなった表情などほうかさんにしかできない役柄だと思いました。

もともと財前を邪魔者扱いしていた水原本部長。今回のシーズンでは財前に味方するかのような動きを見せている。佃社長にも頭を下げ、帝国重工のためにしっかりと働いている。ふざけたキャラはほとんど見せず、ヘアスタイルでは少々笑わせてくれるけれど、いい役を演じています。

顔立ちなどから、嫌がらせをするキャラクターなのだろうと勝手に思って見ていたが、財前部長を陰ながら助けたり、佃製作所に対しても誠実に対応するなどいい人だったので、見る目が変わった。しかし、いい人の役なのでもう少し喋り方や表情を柔らかくした方が良いのではないか。

帝国重工がロケット事業から撤退しようとしている中で佃製作所の為にも何とかロケット事業を継続したいと思う気持ちが伝わってきます。ロケット制作の場面をもっと見たいのでこの人にもっと頑張って貰いこらからもロケット制作を継続するように社長はじめ上役に強く勧めて帝国重工がこれからもロケットから撤退しないようにと願うばかりです。

3話で実験が成功した時の演技が良かったです。周りの社員のように感情をむき出しにして喜ぶわけではないけど、顔を赤くして茫然とした表情から興奮と喜び、安堵感など水原の様々な感情がしっかり伝わってきました。大きく表情を変えなくても喜怒哀楽を繊細に表現出来る演技力はさすがですね。