先に生まれただけの僕

はじめはただのベテラン俳優さんだと思って見ていましたが、作中のキャラクターがよく伝わってきました。真面目だけど愛嬌があって親近感がわく事務長さんを見事に表現されていたとおもいます。随所におちゃめさが光る演技が好きで、毎週楽しみにしていました。

風間杜夫さんと言えば、昔のスチュワーデス物語の教官役としてのイメージがなかなか払拭できないでいましたが、年を重ねたオヤジっぽい姿がこの役にあっていました。学校の副校長であり事務長として鳴海校長に苦言を呈しながらも、味方でいる姿が良かったです。やはり一人は主人公の味方がいないとドラマが成立しませんから。また、守秘義務があるにも関わらず鳴海校長の恋人の聡子に学校の内情を話してしまうなど口の軽い感じにも関わらず悪い印象を与えない副校長をチャーミングに演じていました。

今回は主役の補佐的なかなり要の役ですが、本人の渋い面持ちとは相反して、
割とコミカルなキャラで、ヒロインの相談役になったりと人情的な所もあって、
個人的にはとても好きな役所です。
割と厳し目の上司の役が多い風間さんだと思いますが、
「こんな人柄だったら相談にのってもらうよな～」と思っていつも見ています。

ベテラン俳優の貫禄がありつつ、コミカルな演技が多いのでドラマの中でいいアクセントになっていると思います。鳴海校長との掛け合いは、セリフや動きにアドリブが入っているのかもしれないと思わせるくらい面白いので毎回楽しみながら見れます。

事務長いいキャラすぎる。松原さんに内部のことペラペラしゃべりまくったり、校長に軽口たたいたり。風間さんじゃないとできなかっただろうな〜この役。適度に真面目でかなりフザケてる副校長。でも、生徒に対する考え方や対応はごもっともで、締めるところはビシッと締めてくれるのはとても頼もしい。大好きなキャラです。

結構アドリブなことが多いようですが、喋り方・動き方がとてもコミカルで、こんなお茶目な副校長先生がいたら、学生時代、絶対仲良くなっていただろうなぁと思いながらドラマを見ています。
風間さんがいるからこそ、ドラマの中で少しぎすぎすするようなシーンも苦しくならずに見れると思います。

先生の立場と民間人の立場で支えている感じがなんとも面白い。味方か敵かはっきりしないが、そこがリアルだと思います。またキャラクターとしても趣味などが面白く深みがあると感じます。主役を引き立てる役として最適だと思います

今まで大げさすぎる演技であまりいい印象がありませんでしたが、随分やんわりした感じが出てこういうタイプいそうと思えました。どっちにつかずどっちもなだめるクッション的なあたたかい存在感で、緊迫したシーンもよく通る高い声がよかったです。