『刑事ルーサー』でのイドリス・エルバ (ジョン・ルーサー役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
イドリス・エルバ (ジョン・ルーサー役) は 「2019年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
事件解決のためには何でもやる熱い一面と、数々の辛い経験を彷彿とさせる何かを背負っているような陰のある雰囲気のギャップが魅力的で、メアリーもジョンのそういうところに惹かれたのかなと感じました。陰はあるしあまり笑わないけれど決して辛気臭くないところも素敵です。休職中、目が虚ろで生命力を感じなかったのに、事件の話を聞くと目がギラっとして刑事の本能を感じるというか、ゾーイが以前言っていたように、この人は根っからの刑事なんだなと表情と目の変化だけで伝わってくるのが凄いです。
ジャスティンが撃たれたシーンが衝撃過ぎて感情が止まっていたのですが、倒れているジャスティンを見つけた時のジョンの狼狽ぶりを見て急に現実に戻されたというか、「ああ、ジャスティンは亡くなったんだ」と実感して涙が出てきてしまいました。それくらい、イドリス・エルバさんの嘆きの芝居はリアリティがあって、オロオロ動きまわったり、頭を抱えたり、目元を抑えたり、仕草一つ一つにジャスティンへの愛情や自己嫌悪、追わせなきゃ良かったという後悔など色んな感情が伝わってきました。仕事とはいえ、こんなメンタルずたボロになりそうな役を毎回全力投球で演じているのが凄いです。
ここ最近嘆いたり、葛藤したり、怒り狂って暴れたり、感情を爆発させる姿ばかり見ていたので、メアリーと過ごす時の穏やかな笑顔が印象に残りました。イドリスさんの張り詰めた演技はリアリティがあって観ているこちらも胸が苦しくなるほどなので、今回のように用がないのについメアリーに電話をかけてしまった時のぎこちない感じや、家の前で待っていたメアリーを見つけた時の驚きと喜びが入り混じったような表情はとても人間味があってホッとしました。年齢的にはおじさんですが、恋が始まる時の初々しさやドキドキ感が自然だったところも素敵でした。
背が高く体も鍛えていてがっしりしているので、証言をさせようとしてビルから逆さ吊りにしたり、殴られて倒れたり、暴れてドアを破壊したり、何をやっても動作が全部大きくて迫力満点で、演出以上のインパクトがあり、「型破りな刑事」というジョンの設定に説得力があるところが良いと思います。犯人に同情して背中を撫でてあげるシーンでは慈しむような穏やかな目をしていて、自分も辛い経験をしたからこそ犯人の心の痛みが分かるんだなとジョンの優しさを感じることが出来ました。その後の行動は刑事として間違った正義感では許されないことだけど、イドリス・エルバさんの繊細な演技のおかげでジョンの自己満足という単純な愚行に見えなかったところも良かったです。
ジェニーに「結婚しなよ」と言われた時の伏し目がちな眼差しや寂しげな表情など、いまだにふとした瞬間にゾーイへの深い愛と彼女を失った悲しみが滲み出ているのが見ていて切なくなります。トビーを殺して取り乱すジェニーに話し掛ける時の落ち着いた迷いのない口調とポーカーフェイスぶりもベテラン刑事の肝の据わり具合を感じさせ、彼の言う通りにすれば必ず上手くいくという安心感と説得力がありました。刑事としての頼もしく雄々しい面とプライベートで見せる弱さのギャップをとても魅力的に表現していると思います。
9話で会社員に扮した犯人を見つけた時の一瞬目を細めてからカッと見開くような目力の強さが印象的で、「こいつが犯人だ」と確信するジョンの勘の鋭さと「絶対逃さない」という執念のような凄みがあって、ジャスティンと挟みうちにするシーンはハラハラドキドキさせられました。他にもフランクに向ける失望と同情が入り混じったような視線、朝食を食べるジェニーを見る優しい眼差しなど、毎回目の演技・表現力が素晴らしく、台詞にはないジョンの心情がしっかり伝わってくるところが良いなあと思って観ています。
ゾーイが生きていた頃はすぐ感情的になって暴れまくっていてメンタルも弱く、主役としてイマイチ好きになれなかったのですが、今は冷静にキャメロンの心理を読んで挑発に乗らないよう慎重に行動したり、アリスの誘惑にも乗らず一人で旅に行かせるなど、ジョンの知的さと犯人と交渉する時のベテラン刑事らしいしたたかさ、メンタル面の落ち着きも感じられて「危険だけどデキる男」として主役らしい魅力を発揮していると思います。ジャスティンが生きていると分かった時の「ほらな、大丈夫だって言ったろ」というホッとしたような口調と誇らしげな表情がジョンとジャスティンの絆と信頼関係の深さを感じさせたのも良かったです。
イドリス・エルバさんを初めて見ました。 失礼ながら黒人の刑事というとノリノリの明るいイメージをハリウッド映画により植え付けられていましたが、全く想像を超えていました。 どこか影のある瞳、思慮深い発言、自分の思想をまげずに事件に挑戦していく姿にワクワクしていました。 幸せいっぱいでない雰囲気がさらに応援したくなる気持ちになりました。
一人でいる時には頭を抱えて塞ぎ込んでいたり、自分の頭に銃を突き付けてロシアンルーレットの真似事をしたり、精神面の不安定さや心の傷の深さが感じられましたが、仕事となると目が輝きだして部下にもテンポ良く次々指示を出すなど実に生き生きとしていて、ジョンの根っからの刑事ぶりが伝わってきました。7話で挙動不審のキャメロンに目ざとく気づき、怪しんで追跡する時の鋭い眼差しと迷いのない表情が印象的で、長年の刑事生活で培った勘と自信が感じられたのもジョンの優秀さが伝わって良かったと思います。
刑事らしからぬピリピリした危険な雰囲気と獲物を狙うハンターのようなギラついた眼差しがいつも以上に際立ち、ゾーイを失った悲しみやリードへの怒り、憎しみが強く感じられました。リードと対峙するシーンでは、囁くような小声だったかと思えば突然大声で笑い出したり、「撃ってみろよ」と狙撃隊を挑発したり、話すテンポもゆっくりだったりまくし立てるように早口だったりと緩急豊かな演技で緊迫感を演出し、「これは作戦?それとも本当に頭がおかしくなったの?!」とハラハラドキドキさせてくれました。
主役だし刑事だけど、決して清廉潔白な正義の味方というわけではないところがキャラクターとして面白く、イドリス・エルバの表情豊かで繊細な演技がジョンをより魅力的に見せていると思います。マドセンが意識を取り戻したと聞いた時の複雑そうな表情が印象的で、自分に不利な状況になるのではという不安や「いっそ死んでくれたら…」という負の感情がよぎっているようにも見え、綺麗事ではないリアルな人間臭さが感じられて良かったです。
すぐに感情的になりますが、長身で体格も良いのでちょっと暴れたり大声で怒鳴るだけで怖いくらいの迫力があって「危険な刑事」と呼ばれる説得力が感じられます。ゾーイを見つめる優しい眼差しや彼女の心を取り戻そうと縋るような表情も切なくて、ジョンが持つワイルドさと繊細さの両方を丁寧に表現していると思います。
事件解決のためには何でもやる熱い一面と、数々の辛い経験を彷彿とさせる何かを背負っているような陰のある雰囲気のギャップが魅力的で、メアリーもジョンのそういうところに惹かれたのかなと感じました。陰はあるしあまり笑わないけれど決して辛気臭くないところも素敵です。休職中、目が虚ろで生命力を感じなかったのに、事件の話を聞くと目がギラっとして刑事の本能を感じるというか、ゾーイが以前言っていたように、この人は根っからの刑事なんだなと表情と目の変化だけで伝わってくるのが凄いです。
ジャスティンが撃たれたシーンが衝撃過ぎて感情が止まっていたのですが、倒れているジャスティンを見つけた時のジョンの狼狽ぶりを見て急に現実に戻されたというか、「ああ、ジャスティンは亡くなったんだ」と実感して涙が出てきてしまいました。それくらい、イドリス・エルバさんの嘆きの芝居はリアリティがあって、オロオロ動きまわったり、頭を抱えたり、目元を抑えたり、仕草一つ一つにジャスティンへの愛情や自己嫌悪、追わせなきゃ良かったという後悔など色んな感情が伝わってきました。仕事とはいえ、こんなメンタルずたボロになりそうな役を毎回全力投球で演じているのが凄いです。
ここ最近嘆いたり、葛藤したり、怒り狂って暴れたり、感情を爆発させる姿ばかり見ていたので、メアリーと過ごす時の穏やかな笑顔が印象に残りました。イドリスさんの張り詰めた演技はリアリティがあって観ているこちらも胸が苦しくなるほどなので、今回のように用がないのについメアリーに電話をかけてしまった時のぎこちない感じや、家の前で待っていたメアリーを見つけた時の驚きと喜びが入り混じったような表情はとても人間味があってホッとしました。年齢的にはおじさんですが、恋が始まる時の初々しさやドキドキ感が自然だったところも素敵でした。
背が高く体も鍛えていてがっしりしているので、証言をさせようとしてビルから逆さ吊りにしたり、殴られて倒れたり、暴れてドアを破壊したり、何をやっても動作が全部大きくて迫力満点で、演出以上のインパクトがあり、「型破りな刑事」というジョンの設定に説得力があるところが良いと思います。犯人に同情して背中を撫でてあげるシーンでは慈しむような穏やかな目をしていて、自分も辛い経験をしたからこそ犯人の心の痛みが分かるんだなとジョンの優しさを感じることが出来ました。その後の行動は刑事として間違った正義感では許されないことだけど、イドリス・エルバさんの繊細な演技のおかげでジョンの自己満足という単純な愚行に見えなかったところも良かったです。
ジェニーに「結婚しなよ」と言われた時の伏し目がちな眼差しや寂しげな表情など、いまだにふとした瞬間にゾーイへの深い愛と彼女を失った悲しみが滲み出ているのが見ていて切なくなります。トビーを殺して取り乱すジェニーに話し掛ける時の落ち着いた迷いのない口調とポーカーフェイスぶりもベテラン刑事の肝の据わり具合を感じさせ、彼の言う通りにすれば必ず上手くいくという安心感と説得力がありました。刑事としての頼もしく雄々しい面とプライベートで見せる弱さのギャップをとても魅力的に表現していると思います。
9話で会社員に扮した犯人を見つけた時の一瞬目を細めてからカッと見開くような目力の強さが印象的で、「こいつが犯人だ」と確信するジョンの勘の鋭さと「絶対逃さない」という執念のような凄みがあって、ジャスティンと挟みうちにするシーンはハラハラドキドキさせられました。他にもフランクに向ける失望と同情が入り混じったような視線、朝食を食べるジェニーを見る優しい眼差しなど、毎回目の演技・表現力が素晴らしく、台詞にはないジョンの心情がしっかり伝わってくるところが良いなあと思って観ています。
ゾーイが生きていた頃はすぐ感情的になって暴れまくっていてメンタルも弱く、主役としてイマイチ好きになれなかったのですが、今は冷静にキャメロンの心理を読んで挑発に乗らないよう慎重に行動したり、アリスの誘惑にも乗らず一人で旅に行かせるなど、ジョンの知的さと犯人と交渉する時のベテラン刑事らしいしたたかさ、メンタル面の落ち着きも感じられて「危険だけどデキる男」として主役らしい魅力を発揮していると思います。ジャスティンが生きていると分かった時の「ほらな、大丈夫だって言ったろ」というホッとしたような口調と誇らしげな表情がジョンとジャスティンの絆と信頼関係の深さを感じさせたのも良かったです。
イドリス・エルバさんを初めて見ました。
失礼ながら黒人の刑事というとノリノリの明るいイメージをハリウッド映画により植え付けられていましたが、全く想像を超えていました。
どこか影のある瞳、思慮深い発言、自分の思想をまげずに事件に挑戦していく姿にワクワクしていました。
幸せいっぱいでない雰囲気がさらに応援したくなる気持ちになりました。
一人でいる時には頭を抱えて塞ぎ込んでいたり、自分の頭に銃を突き付けてロシアンルーレットの真似事をしたり、精神面の不安定さや心の傷の深さが感じられましたが、仕事となると目が輝きだして部下にもテンポ良く次々指示を出すなど実に生き生きとしていて、ジョンの根っからの刑事ぶりが伝わってきました。7話で挙動不審のキャメロンに目ざとく気づき、怪しんで追跡する時の鋭い眼差しと迷いのない表情が印象的で、長年の刑事生活で培った勘と自信が感じられたのもジョンの優秀さが伝わって良かったと思います。
刑事らしからぬピリピリした危険な雰囲気と獲物を狙うハンターのようなギラついた眼差しがいつも以上に際立ち、ゾーイを失った悲しみやリードへの怒り、憎しみが強く感じられました。リードと対峙するシーンでは、囁くような小声だったかと思えば突然大声で笑い出したり、「撃ってみろよ」と狙撃隊を挑発したり、話すテンポもゆっくりだったりまくし立てるように早口だったりと緩急豊かな演技で緊迫感を演出し、「これは作戦?それとも本当に頭がおかしくなったの?!」とハラハラドキドキさせてくれました。
主役だし刑事だけど、決して清廉潔白な正義の味方というわけではないところがキャラクターとして面白く、イドリス・エルバの表情豊かで繊細な演技がジョンをより魅力的に見せていると思います。マドセンが意識を取り戻したと聞いた時の複雑そうな表情が印象的で、自分に不利な状況になるのではという不安や「いっそ死んでくれたら…」という負の感情がよぎっているようにも見え、綺麗事ではないリアルな人間臭さが感じられて良かったです。
すぐに感情的になりますが、長身で体格も良いのでちょっと暴れたり大声で怒鳴るだけで怖いくらいの迫力があって「危険な刑事」と呼ばれる説得力が感じられます。ゾーイを見つめる優しい眼差しや彼女の心を取り戻そうと縋るような表情も切なくて、ジョンが持つワイルドさと繊細さの両方を丁寧に表現していると思います。