大草原の小さな家

もはや本当の牧師さんとしか思えないほどの俳優さんです。丸っこい鼻など顔つきも真面目で誠実な感じです。仕方なくうそをつくときの、見え見えなへたな感じも好感が持てます。目の表情だけでも、何を思っているかこちらに伝わるのはすごいと思います。

いつも優しいオルデン牧師。ふだんはキリスト教になかなか深く触れることがありませんが、いかに牧師という存在が人々の日常に大事な存在だったのかと思わされます。
大人から子供までおおらかな目線で見守る演技が素晴らしいと思います。上から目線ではない演技に安心感を覚えます。

オルデン牧師、はまり役でしたね。メアリーが失明し、先生になって、町を離れるとき、教会で説教をしているときに流した涙、あれは演技ではなく、感情移入しすぎ、感極まって流れた涙だと勝手に思って感動しています。

教会というものがよく分からなかった子ども時代に、神父さんの服装からして初めて見るもので不思議な感覚だったのを覚えています。町の人が揉めた時には真摯な態度で仲裁する姿がアメリカ的で凄く記憶に残っています。