小さな巨人

いかにも怪しい人物が多いドラマの中で、この人もまた怪しいオーラを醸し出していました。第二部の一話目で殺されてしまうという、出演時間は短いものの、とても重要な人物を不穏な空気の中で演じていて、印象に残りました。

敵なのか味方なのかわからない怪しげな雰囲気が出ていて、とても良かった。それにしてもこの人は刑事役がよく似合う。なのに途中からの出演でもったいないと思った。しかもあっさり殺されてしまう役ですごく残念だった。

登場シーンは少ないまま、死んでしまいましたがとても深い役どころでした。ユースケ・サンタマリアさんの不適な笑みがとても素敵で、キャラクターとても合っていました。

登場早々殺されてしまったので回想シーンばかりですが、存在感はさすがでドラマが引き締まります。話し方も佇まいもナチュラルでスゴく作り込んだ演技というわけではないのに、台詞や表情の一つ一つが印象に残ります。

シリアスな役柄なのに、普段のおちゃらけた雰囲気が抜けきれていない感じがしました。予告でかなり大きく扱われていたので、重要な人物だと思っていましたが、結局すぐに殺されてしまったので、そこまでの演技力も必要なかったのかと思いました。