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脚本・ストーリー 3.8 /5.0(76%) | 431位 /1087件中 |
キャスト 3.9 /5.0(77.2%) | 618位 /1087件中 |
演出 3.6 /5.0(71.4%) | 571位 /1086件中 |
音楽 3.2 /5.0(64.6%) | 684位 /1087件中 |
感動 3.5 /5.0(69.8%) | 306位 /1082件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 810位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.2 /5.0(64%) | 519位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 3.8 /5.0(76%) | 431位 /1087件中 |
キャスト 3.9 /5.0(77.2%) | 618位 /1087件中 |
演出 3.6 /5.0(71.4%) | 571位 /1086件中 |
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感動 3.5 /5.0(69.8%) | 306位 /1082件中 |
笑い 2.2 /5.0(44%) | 810位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.2 /5.0(64%) | 519位 /1079件中 |
最終回は、死役所職員のイシ間さんの成仏までの手続きと、主人公シ村がどうして死役所職員になったのかがリンクするような形でストーリーが進んでいきましたが、ドラマ全体が「死」という重いテーマを扱っているので、どうしても一話にいろいろ詰め込みすぎになってしまい、話全体が軽く感じられてしまう感覚は否めませんでした。
また、主人公家族の過去の全容やニシ川さんの過去など、回収されなかった伏線もあり、続編ありきのラストだったように思え、今回の話では消化不良感が残ってしまいました。
原作ファンなので見始めた作品ですが、個人的に原作のイメージとのギャップが大きく、受け入れがたいドラマでした。ストーリーがストーリーだけにしょうがないとはいえ、画面的にほとんど常にグロテスクなのも、見る気が失せてしまう要因でした。
ただ、松本まりかさんは特徴的な声と演技が素晴らしく、何より、原作のニシ川さんのビジュアルや仕草に少しでも寄せようという努力が感じられました。原作からそのまま飛び出してきたような容姿・演技を見せてくれた松本まりかさんは、この作品において突出して素晴らしいキャストでした。
シ村の冤罪の理由は幸子を庇ったとか真実に絶望して認めたとかそういったものなんじゃないかと漠然と思っていたので、加護の会の思惑通りなのか警察が犯人だと思った人を徹底的に追い詰めて罪を認めさせる時代だったのかわからないけどまったく納得できなかったです。
それに最後にシ村が美幸の書類を見ていたので、もし美幸が他殺であれば犯人が誰かわかっているはずです。それでもあえてそこに触れなかったのは、続編を考えてのことなんじゃないかと勘繰ってしまいました。
イシ間と凛ちゃんの成仏は感動的でしたが、幸子が今どうしているのかや加護の会のこと、シ村が罪を着せられた理由など、はっきりしていない部分がたくさんありすぎてすっきりしません!なので幸子が死役所にきてシ村と再会し、不可解な部分が解明される展開もドラマで見たいなと思いました。
最終回前にやっと鍵になる加護の会が出てきてシムラさんのことがスッキリするかと思いきや、でんでんさんとの別れに時間を割き謎は謎のままで終わった‥。全然スッキリしないじゃん。これじゃ漫画も売れなくなるよ?面白い設定なのに話が全然広がりっぱなしで回収しない。これで続くならいいけど終わってしまったんでしょ?千の風になってが流行って、死んだ人はそばであなたを見守ってくれていますっていうメッセージを信じている人がいるのに、死んだらもう誰にも会えないとかは生きているうちになんでもやろうって言うメッセージなのかもしれないけど辛い人には辛いね。
自殺した少年と加害者側の少年が死役所で鉢合わせ、さらにはその加害者の少年を殺したのは義父…。結局、面白いと感じたのはこの第一回目だけ。なんなら毎回違う話でなく、一回目の話でずっと続けて行って欲しかった。
最終回では、シ村の娘がなぜ絵の具を食べるようになったのか、なんの病気なのか、妻は最初加護の会の教えに不信感を抱いていたようなのに、なぜ急に入信したのかなど、大事な所を省き過ぎていてちっとも心に入って来なかった。
ミチルが主役で彼女が成仏する迄の話かと思っていたけど途中で成仏しちゃったし、引き延ばしに延ばしたシ村の過去もたいした事なかった(笑)続編を視野に入れているのかもしれないけど、結局なにも解決せず、ハヤシやニシ川の過去はしっかりとは明かされないまま。最後位は衝撃的な何かがあるのかと少しは期待したが、結局穏やかなままま終わってしまいガッカリ。薄暗い中ただ怪我人がウロウロしているだけで死役所の不気味さも全く感じなかったのも残念だった。役所で働く人間が多過ぎて(?)普通の市役所に見えてしまったというのもあるかも?
一言で言って全てが中途半端なドラマだったと思う。この世とあの世の中間点という、面白い設定だっただけに演出やストーリーがイマイチでもったいないと思った。原作があるから仕方ないのかな…。
原作にほぼ忠実に再現された内容でしたが、シ村さんの過去については、簡潔にまとめられ過ぎていて物足りなさを感じました。伏線を作ってしまうと回収が大変だからなのか、簡潔過ぎていて内容が薄っぺらくなってしまったように思います。
しかし最後のりんちゃんとハヤシさんのシーンでは、涙するぐらいの感動がありました。音楽も美術も、本作品のイメージ通りでした。
イシ間さんとりんちゃん、ハヤシさんの関わりがあることで、シ村さんの話も、なんとか上手くまとまったなと感じました。
最初はコメディーなのかと思って観始めましたが、亡くなった方がそのままの姿で「死役所」に来るので、事故死の方などは血まみれだったりと、特殊メイクが怖くて・・・夜観れませんでした。ただ、内容がものすごくよくて、毎回不覚にも泣いてしまいます。いろいろな方がいて、いろいろな人生を送ってきて、そして死んでいく。自分の「死」のことも考えてしまいます。すごくリアルなので、自分も死んだら「死役所」に行くんではないかと思ってしまいます。
そりゃ深夜だよねって雑な作り。申し訳ないけどつまらない。設定はすごく面白いのにそれを活かしきれていないと思う。むかーしやってたスカイハイみたいなすっきり感がまるでない。後悔は後悔のままで結局は死んでしまったから仕方ないって感じ。まぁ裏を返せば生きているうちになんでもやっておけってことなのかも知れないけどそれこそ浮かばれないのだ。しかも毎回エピソードが薄い。せっかく怪しげな宗教に入ったのに、家族に追われて交通事故死ってなんも面白くないだろう。
さまざまな死者が訪れる死役所の他殺科に女の子が来たので、思わず胸が痛くなりました。
原作既読だったので、あらすじを知っていたのですが、漫画と違い、実写になると、一気にリアリティがあり、胸が詰まるストーリーでした。
虐待されても全く母親のことを恨まない女の子に苛立ちを覚えましたが、どういうことをされると虐待なのか、また、どういうことが虐待になるのかを、きちんと教えていかないとならないのだと感じました。
教育の重要性を改めて感じたのと、将来親となっていく子どもにも見てほしい話でした。
お母さんに虐待死させられた女の子が健気すぎます。お母さんは育児放棄して、男に走り、女の子は邪魔だと言わんばかりに何かにつけてツラく当たり、観るのがキツかったです。それでもお母さんがいい母親だった事があったらしく、だから女の子は嫌いになれないのでしょうね。死役所で、あしたのわたし、を読む場面は泣けてしまいました。イシマさんは女の子に姪っ子を重ねて見ているように思いました。葬儀で、まだ男にいい寄るお母さんはクズすぎてゾッとしましたが、彼女をビンタして泣いてくれた保育士さんの存在が救いでした。
面白い題材なんだけどちょっと掘り切れていないというかスッキリはしないドラマ。まぁ初めから死んでしまった人のことなのでいくら後悔してもやり直せないし、気持ちも伝えられない。自己反省くらいしかできようがないのがつまらないところかな。中でも自殺するほど追い詰められたの自殺とか勿論他殺とかは復讐心が芽生えるけど、だからといって復讐できるわけじゃないし、だれかが代わりに復讐してくれるわけでもない。そこがつまらないところだな。
昨今、現実でもとても悲しい虐待死のニュースが多い中での、虐待をテーマにしたストーリーだったので、とても心が傷みました。
しかも、とんでもない母親に反して、素直でとってもいい子だったからより辛い気持ちになりました。
母親はこれでもかっていうくらい邪悪な母親だから、怒りが込み上げてきて仕方なかったです。
この子が生きていたらどんな子になったのだろうと考えるだけで、涙が出てきました。
また、イシ間さんも感情が高ぶって涙ぐんでいるところでもらい泣き必至でした。
母親から虐待され続けてたのに、死ぬ瞬間にはその母親との幸せだった時の記憶ばかり思い出したり、また来世はあの母親の子供に生まれたいとか、シムラの言うとおり洗脳以外の何物でもない感じ。虐待されてる子供ほど親を庇うと言うけれど、本当にこんな子が実在してるとしたら、やりきれなくて救われない。
それにしてもあの母親は自分の子供の葬儀中に交際相手に結婚申し込むとか、もう頭がおかしいレベル。死んだら間違いなく地獄行きですね。というか、地獄へ行けって感じ。
今回は、でんでんさんの演技に泣いてしまいました。
イシマさんはミチとのささやかな幸せを過ごしていただけなのに、あのクズな兄弟のせいで壊されてしまったことに強い怒りを覚えました。兄弟は戦争孤児かもしれませんが、ミチを傷つけ、恩を仇でかえす行為。人間として最低すぎて気分が悪かったです。イシマさんの殺人を一概には責められないです。まして死刑なんてあんまりです…。
でも天寿を全うしたミチとの再会はイシマさんにとって、救いになって本当に良かった。イシマさんの来世でミチの大根のみそ汁に出会えばいいな、なんて思いました。
イシマさんの姪のミチが老衰死するまで長生きして死役所に来たけれど、おばあさんになった姿でも会った瞬間にイシマさんが「ミチ!」と気づいたのにビックリ。若い娘時代の姿しか知らなかったはずなのに、身内ってそういうものなんでしょうか?
ミチを襲った男たちは殺されて当然。絶望感に打ちひしがれながらそいつらを殺さなければならなかったイシマさんに同情します。悪人でもそれを殺したら死刑になるとか、理不尽なこと極まりないし。死役所で働いてる人たちはクセのありそうなのばかりだけど、イシマさんはごくまともな感じ。早く成仏できるといいのに。
シ村さんの「お客様は仏様ですから」「訊かれませんでしたので」のセリフが好き。でも今回はあまり死役所でのシーンがなくて、ちょっと期待外れの展開。
アパート前で転んでしまったサオの痩せこけてて背中を丸めてあるく姿や舞台上でパジャマ姿で車いすに乗ってる時の顔には、ある種死相がリアルな感じで漂っててゾクっとした。
長年目が出なかった末にようやくチャンスが巡ってきた途端に死んでしまうとか、この世にものすごく未練残してるかと思ったら、拍子抜けするほどあっという間に成仏。
長く患った人とかだといつ死んでも仕方ないという覚悟ができてるからか、案外悔いがない生き方をしてるのかも。
死んだ人よりも残された人間のほうに強く悔いが残るというパターンでしたね。
ずっと原作漫画のファンだったので、今回ドラマ化されて本当に嬉しかった反面、私の頭で描いたキャラのイメージとのギャプが生じたら…という期待と不安が正直ありました。どのように話が進んでいくのか、しかもまだ原作は話が完結していないので、どういう話を最終回に持っていくのだろうと思ってます。
今回は死役所の中で1番好きな回で、キャスティングが原作に忠実に近づいていて漫画の原作そのもののような感じで、今までの回よりも最高でした。
ただ正直、主役の松岡さんは原作に近くないと思いました。でも、松本まりかさんは原作そのもので、演技も上手でニシ川さんそのもので、毎回鳥肌が立ちます。でんでんさんも原作そのもので、イメージを崩さず観やすいです
ですが、初めから出てた、黒島結菜さんは正直要らないと思いました。何故4話分出てるのか謎でした。
佐尾は良い相方に恵まれ幸せだったんだなあとは思いましたが、私が相方の高関だったら、もっと早く病気の事を知らせてほしかったと感じただろうと思います。高関なら決して佐尾を見捨てるような事はなく、きっと病気なら病気なりにこれからどうするかを一緒に考えられたのではないかと思うと、そこが無念。勝手な妄想ですが、佐尾が高関の子供に生まれ変わり、親子でコンビを組まないかなあとか考えたりしました。それにしても佐尾役の人、病人の演技が上手すぎです。
ハヤシのお母さんは、手紙で出生の秘密を暴露しましたが、自分勝手で腹が立ちました。悲劇を生んだ原因はお母さんにあると思います。ハヤシの先の事を考えず、感情のままに行動する、周りがみえていない、隠し事が苦手、という性格はきっとお母さんに似た気がします。確かに奥さんの裏切りは最低です。でもハヤシの出生の事だけでなく、そういう性格が奥さんの心が離れていったのかなと思いました。ハヤシが自分の事を冷静に見つめられる日がくるのでしょうか。
片思いの相手と何とかデートに行くことに成功したのに、そこで事故に遭い、無惨な状態で死を遂げるというのは、考えただけでもむごく辛かったです。
洋服、靴、バッグは何にしようかとおめかししていたのに、好きな人に悲惨な状態を見られ、一生忘れられないトラウマを植え付けたかもしれないのです。
もし、このまま夏加ちゃんが事故に遭わなかったらどんな人生を送っていたのだろうと考えてしまいました。
そして、シ村の過去についても少しずつ明らかになってきましたね。
冤罪でも死刑執行になってしまうと、成仏ができない、という事でしょうか?だとしたら気の毒です。生きているときに何とか、冤罪を証明できなかったのか、他に味方になってくれる人が居なかったのか等、色々と疑問が残りました。
せっかくの初デートで、トラックに轢かれて死んでしまった夏加は確かに可哀想です。でも、急に飛び出したのは夏加なのだから、普通に運転していただけのトラックの運転手さんの方が気の毒だと思ってしまいました。これから償いの人生、運転手さんにも家族がいるでしょうに、過酷すぎます。そして智也も、トラウマにならなければいいなと心配しました。
若さだとは思いますが、自分を悲劇のヒロインぶっている夏加にはあまり共感できませんでした。
とりあえず、ミチルがやっと成仏できたのは良かったです。
シ村の過去や死役所で働く者の事情が次第に見え始めるという流れの中で、ミチルが今一度、自分のこれからを決めるという流れは考えさせられるね。次々に訪れる死者は皆、痛々しくて見ていられないけど、今回もかなり強烈だった…。まさか、初デートで交通事故に遭うなんて思ってもいなかっただろうし、悔やまれるのは当然だけどシ村の神経を逆なでる言葉は何なんだろうね。ある意味「ここにいつまでも留まらないように」と背中を押しているんだろうけど。全体的な映像のインパクトもありながら視聴者に考える余地を与える意味は大きいと思う。
シ村さんや、その他の職員たちがどうして死刑囚なのかどんどん気になってしまう回でした。
変わった人やくせのある人ばかりだけど、いかにも凶悪な人もいないので、深いワケがありそうです。
三浦貴大さんの演じたお店の新しい店主は、これから再出発、という時に無念な死をとげ、なんともやるせない、辛い気持ちになりました。
奥さん、お腹の中の赤ちゃん、厳しくも暖かい常連さんに囲まれて幸せに生きていくはずだったのに、人の運命が狂うのは一瞬なのだと思いました。彼が成仏する様と犯人の詳しい動機はもっとしっかり描いて欲しかったなぁ。
見慣れてしまったというのもあるかもしれませんが、死役所がどんどん普通に見えて来た。ケガ人がウロつくただ薄暗いだけの役所!もはや異様さがまるで感じられない。
原作に沿っているのだから仕方ないですが、役所の人間が皆人殺しという設定も、あんな所にいる位なのだからたいしたパンチもない。
今回は親子二代にも渡って同じ人間に殺されてしまうという内容でしたが、そのわりに動機がなんだかはっきりしないし殺された息子(今回の主人公)もあんなに現世に怒りや未練を残していたのに最後は知らぬ間に成仏した事になっていてえっ?!っていう感じでした。原作がそうならば仕方ないですけど、理不尽に殺されたその憤りをどのように処理して成仏するのかが見たかったです。
夫婦がいかに常連さんに愛されていたかのシーンに偏り過ぎて、なんの工夫もない普通のドラマにしか見えなかった。最初の方で「面白そう」と寄って来て見ていた息子も途中退席してしまいました(笑)
死者が必ず訪れる死役所という謎の手続き所で起こる人間ドラマなんだけど、毎回身に積まされるストーリーばかり。今回は自分の死に納得のいかない男の物語。これから子供が産まれるという状況で殺されてしまう何とも非情な話なんだけど、死役所の職員は一様に事務的な対応。そこには職員自身に共通する秘密があったからなんだよね。多くを語らない彼らがここで業務にあたる本当の目的は何なのか。改めて自分自身の生き方を考えさせられる物語は思わず背筋が伸びるね。
人気コミックが原作だけあって設定が面白く、1話完結の死者のエピソードがそれぞれ感動的でもあり、悲しくもあります。
今まで謎だった1話から登場しているみちるさんの死因が急性アルコール中毒とわかり、「なんだ~」という感じでしたが、このみちるさんの投げかけで死役所職員の死刑囚の過去がちょっとずつ明らかになってきて今後が楽しみになってきました。特に松岡さんの演じているシ村さんの物語を早くやってほしいです。3話で自分の子どもを殺して死刑になったことが明らかになりましたが、なぜそんなことになったのか??とても知りたいです。
長年不妊治療をしていて、なかなか授からず苦しむ夫婦の気持ちが、見ていて苦しかったです。旦那さんが良かれと思って「二人でもいい」と言った気持ちも、それに反発する奥さんの気持ちも両方分かりました。だから授かったのに、結局ダメになってしまって、あまりにも救いのない話だと思っちゃいました。でも、女の子が奥さんに、赤ちゃんの「ありがとう」と言う気持ちを伝言した演出は、やっと少し救われた気がしました。あの夫婦に幸せになって欲しいです。死役所の人達が祈ってくれた場面は、心温まりました。
それぞれの死因を申告し受理されると扉の向こう側へいけるという“死役所”を舞台にした何とも不可思議なストーリー。今回は「死産」をテーマにあまりにも切ない内容に見ていられなかった…。どんなに短い間でも生きていられたことに「一緒に居られて楽しかったよ」と人を通じてメッセージを残すシーンは涙が止まらなかったよ。改めて生きることの意味を考えさせられるドラマだよね。そして、シ村たちは一様に死刑執行を受けてそれぞれの持ち場へ配属されているという何とも皮肉な要素も興味深い。彼らは一体何者なのか?
元々、原作マンガのファンだったので一応どんな感じなのか見てみたいと思ったのがきっかけです。
シ村さんのマンガのイメージは個人的に堺雅人さんだったんですが、松岡昌宏さんのシ村さんが意外にもハマっていてびっくりしました。それ以上にびっくりするくらいハマっているのは松本まりかさん演じるニシ川。彼女はある意味シ村さん並みの闇を持っている女性だと思いますが、美人で何を考えているのかわからない雰囲気が原作のイメージにぴったりです。もちろん職員全員死刑囚なので闇は深いんですが。
これからいろいろ探り回っているミチルちゃんの死因が明らかになるかと思いますが、ここは原作と同じなんでしょうか。成仏できる49日までに無事手続きしてくれるとは思いますが(もちろん原作でもギリギリの期限で成仏してます)、ドラマでもニシ川さんやシ村さんの過去に触れてどう気持ちが変わって行くのかが気になります。
死んだ人が行く死役所。そこに何かをきっかけに死んでしまって来る人々と、死役所で働く職員達のミステリアスな空気感にグッと引き込まれます。これから少しずつ職員達がそこで働く理由が分かっていくだろうから、毎週目が離せないです。死んでしまってからわかる真実や周りの思いに毎回感動させられそうで、ドキドキ見れるドラマ。死んでしまうってどういう事なのか、深く考えさせられるドラマだと思った。ドラマを見て自分の環境を思い直す人もたくさんいそうだ。
少しだけ原作を読んだ事があるのですが、漫画の世界を出来る限り忠実に描こうとしているように感じ取れました。でも私的にはあともう少し異様な怖さみたいな雰囲気を出して欲しかったかな。出だしはなかなかよかったが、見慣れてしまうと普通に見えてしまったのが残念。
太一役の織山尚大君がとてもいい演技をしていたと思います。1話のみの出演みたいなのですごく残念!今後の活躍が期待される所だと思います。また清原翔さんも「なつぞら」以降あちこちでお目にかかるようになりましたが、このドラマでもまた一段と格好よくて、毎回見るのが楽しみになりそうです。
原作を読んだことがあったので、実写化すると聞いた時はあまり期待をしていなかったです。血が出でいる様子などがあったので、それほどリアルではないだろうと思いながら見始めました。でも、いい意味で期待を裏切られました。血が出でいる様子や、登場人物の様子がリアルに再現されており、また、独特な雰囲気もそのまま再現されていて、すごく嬉しかったです。キャストの方たちも、イメージにぴったりで、内容も原作をそのまま再現していたので、原作を知っていてもすごく見応えがありました。
こちらは漫画でも読んだ事があり、実写化ってどうなんだろうと思ったけど、キャスティングが皆抜群に良いです。死んだ人が向かう死役所という設定も面白く、最初のお客様はいじめや親の無関心に絶望して自ら死を選んだ少年が死役所で様々な真実を知るのですが、死んでしまってからわかる、真実に感動しました。松岡さん演じるシ村さんや、同僚の仲間達もこれから過去がどんどんわかってくるのが楽しみ。1話完結なので、毎回どんな人がどんな死に方をして死役所に来るのかが気になります。
死役所の案内係のシ村役の松岡が真面目な顔をして、お客様は神様ならぬ「お客様は仏様です。」というフレーズには笑わされました。
更に、成仏するには成仏許可申請が必要だという設定もユニークです。自殺課、他殺課、死産課など、担当部署が別れていて、それぞれ認定されるためには、具体的な申請が必要で、認定されないと天国にも地獄にも行けず永遠にさまようという内容も面白いです。
シ村が自殺した鹿野という中学生に自殺申請書を書かせ、遺書や日記がないと認定が難しいと言い、少年に虐めだけでは認定されないと諭す場面は印象的です。
生まれ変わりたいという少年に、天国に行かないと生まれ変われないとシ村が言うと、再婚した義父に「お父さん、ごめんなさいと言いたい、色んな話がしたかった」と少年が反省する場面は感動的でした。単純に運命が可哀そうと言うだけではなく、少年に父親との人間関係を反省させることで、漸く、成仏できるというエピソードは現代社会の闇をついている内容で胸に迫るものがありました。
ところが、シ村自身が犯罪者だったことが、これから判るようで、何故、職員として働いているのか興味深いです。
主人公のキャスティンにまだ少し不満がある。表情や演技がとても重要だと思うので、あまりイメージの固定されていない有名ではない演技派俳優が良かったと個人的には思います。最終的にどう感じるのかは最終回までわからないが、1回目では不満が残りました。
内容は、一話完結のストーリーが面白く感動的で好みです。そこに大筋の伏線のような物もあって最終的にその主人公の話にたどり着くのであろうと予測され次回もと最後まで見たくなる内容だったと思います。
死について考えさせられるし、死後の世界に期待したくもなる素敵なお話だと思いました。キャストの演技や個性の出し方のこれからも気になります。