獣になれない私たち

あっけらかんとした性格でビックリする言葉を軽く放つ姿は面白く笑ってしまう連続だったが、彼女を取り巻く人々の多くが取り繕っていたりする醜い人間がいたと印象を受けていて、あっけらかんとしているのが普通だという意味にも感じられたので違った視点を与えてくれた貴重な演技力だったと思っている。

オシャレで、カッコよくて、仕事もバリバリできて、その反面、甘えん坊な一面ももっている、二面性のある、とても魅力的な女性の役が、菊地凛子そのまんまのような印象を受けました。
彼女の話し方が特徴があって好きです。

自分の思ったこと、感じたことを隠さずにストレートに分かりやすく嫌味なく伝えて行動しているのが良かった。主役の二人の冷静さも際立って見えた。最終回は主役の二人がもっと影響を受けて大胆になると期待していたけど、二人の恋愛の進展よりも仕事や周りの変化だけに終わったのは期待外れだったが、菊地凛子さんが呉羽に合っていて良かった

一見すると自由気ままで、人妻のくせに晶の恋人の京谷と寝てしまうところなどは、節操がないと感じさせるものの、どこか憎めなくて、更に本音の部分を聞かされると、可愛い人なんだなと思えてしまう。そんな難しい女性を菊地さんは自然に演じているように見えてしまいます。実力のある女優とはそういうものなのでしょう。

浮気であれ、彼氏を寝取っておいて、その相手には妙になれなれしい呉羽は、普通ならすごく嫌味か無神経な奴です。ところが菊地凛子さんが演じている姿はどこか知的で、センスのいい、魅力的な女性に感じさせてしまう何かがある。そもそも彼女が魅力的に見えないとドラマの展開上まずい、ドラマのキーパーソンですが、要求通りにはまっているのが伝わってきます。素晴らしい演技です。

呉羽の自由奔放な感じと菊地凛子さんの不思議で個性的なイメージがとても合っていると思います。奇抜な衣装も上手に着こなしていますよね。一歩間違えると嫌な女なんだけど、どんなことを言っても許してしまうような不思議な魅力のある呉羽を素敵に演じているなと思います。

掴み所がなく、ふわふわした呉羽役は彼女に合っていると思います。そんなに若くないはずですが、いつまでも瑞々しいピュアっぽさを出せる女優さんですね。彼女が出てるだけで、少し作品の価値が上がるような気がします。自分の本当の思いを晶に告白するシーンがありましたが、とても苦しくて心がキュッと痛くなりました。本当に上手な女優さんですね。

自由奔放な性格が菊池さんの表情やファッションにぴったりで見ていて気持ちがいいです。人に気を使い過ぎる登場人物ばかりで、自由人の呉羽が出てきた時だけはいつも気分爽快になります♡

とても傍若無人で直感的に動いているように見えますが、悩み過ぎてドツボにはまっている人ばかりの中で、一番輝いているように思えます。おそらく恒星と付き合っていたのは彼がやさぐれているときに気になったからで、別れたのは彼がグダグダと煮え切らなくなったからだと感じました。

海外ドラマや映画の世界で活躍されているので、民法のドラマに出るんだ！って驚きました。呉羽の独特のフンワリした空気感がとても良いです。目を離したら、どこかに飛んで行っちゃいそうな掴み所のない感じは菊池さんじゃないと出せないのかもしれません。さすが大女優さんですね。

菊地凛子さんそのままのキャラクターなのかなと思うような、本当に自然体の状態で演技をしている人なんだと思いました。
どんな人に対しても自分の意思はぶれない、でも本当は誰かに頼りたい、強く見せているだけで実は繊細なキャラクターなのかな？とまだそこまでセリフがないのに印象を強く残していると思いました。

この女優さんがテレビの連ドラに出るのは珍しいと思い、よく観察してみたらよかった。もともと持っている要素がとても生かされているキャラクターでの出演となっていて、まあそうだろうなという演技で見ているのが楽だった。

こんな可愛かったっけ？って二度見してしまいました。可愛かったー。そりゃこんな女性がいたら男性は振り回されちゃいますよねー。ファッションも何でも着こなすしつかみどころがない感じが素敵、やってることは賛成はできないけれどそれでもいいでしょ？って言っちゃう感じが好きです。出番は多くないかもしれないけど目が離せません。