緊急取調室 第2シーズン

とても面白いドラマでした。毎週欠かさず見ていました。
ドラマに出ている役者さん全員がとても素晴らしい演技でしたが、私はでんでんさんの演じる菱本進が好きでした。
でんでんさんのちょっと強面の演技はとてもリアルでちょっとドキッとする場面もありましたが、怖いながらも面白さも持ち合わせているこの役柄の演技はとても素晴らしく面白く、いつも楽しみに見させていただいてました。

周りの人がインテリな感じの中、本当にいそうなおじさん刑事をらしく演じていて個性が出ていた。取調室内での場面は少なかったが、どなったときの話し方が土臭くて、本当に足を使って現場で経験したことがベースにある刑事さんを表現していたと思う。室内にいる場面が多かったが、役の印象としてはもっと外に出てる方が似合うなと感じるほどでした。脇役でも印象に残る演技だったと思います。

今回シーズン2ということもあり、メンバーも変動がなかったため、でんでん演じる「菱本 進」は、荒々しさの中にもシーズン1よりもチームとしての信頼感がにじみ出ていてとても良かった。劇中では、「菱本 進」は天海祐希さん演じる「真壁 有希子」に対して、唯一「おばはん」と呼んでおり、普通であれば嫌悪感をいだきかねない表現だが、すんなりと入ってくる。むしろ、長年の信頼関係が垣間見える部分だと感じました。でんでんさんは、これまで多くの役柄を演じてきた名脇役。独特のなまりのある口調は、わざとらしさがなく、まさしく、その辺によくいるおっさんでありながら、その中にもキャラクターの懐の深さを感じさせてくれます。

緊取チームは個性的な俳優さんが多い中、でんでんさんは、緊取という独特の捜査に熱心に向き合う刑事役の演技がぴったりでした。しかし、たとえ役柄・セリフとしても、天海祐希さんを「おばはん」呼ばわりするのはどうでしょう。シーズン３があれば、急なキャラ変更は難しいでしょうが、徐々に修正していただきたいです。

高齢化な部署で、田舎訛りな口調で良い味だしてました。あれが標準語だと少し番組的にも人情味が減るかも。
常に「おばはん」と言ってるので、こちらも呼ぶのを楽しみにしてました。普段、あんなにきれいな方におばはん呼ばわりするなんて絶対にないですもの。

でんでんさんの表情は、いつもヒョウヒョウとしていてトボケテいる感じでしたが、今回のドラマでは、事情聴取をする際、犯人に対して気迫せまる表情及び声もドスがきいていて、このギャップが楽しく見れました。ただ、主人公を「オバハン」と呼ぶでんでんさんは嫌いです。自分が呼ばれてるみたいで

ドラマの中で、天海祐希演じる真壁有希子を〝オバちゃん〟て呼んでて、役とはいえ、元々好きではない「でんでん」が言ってるから余計に腹が立つ。
（自分が呼ばれてる訳でもないのにね。）

ドラマが観たいから録画して観ているけど、でんでんのところは早送りしたい気持ち。
（しないけどね。）

ていうか、「でんでん」って何？

シーズン1の最初の頃は、天海祐希に対する態度があまりにもひどく、事あるごとに「おばはん」呼ばわりするのが、見ていて不快だったけれども、だんだんと天海祐希を認めて態度が軟化してきたので、安心して見ています。

「ハーブティー」のことを「ハーブチー」と発音するなど、柄の悪いオジサンぶりが板についているので、おもしろいです。
昔、でんでんさんの舞台を見た時にも、ちょっとベタなギャグですが、その頃発売されてブームになっていた「ウコン茶」のことを、事あるごとに言い間違えて、笑いをとっていたのと同じことをしているので、懐かしく思いました。