隣の家族は青く見える

ドラマのはじめの方は、“若くて可愛い女を捕まえたちょっとチャラそうなおじさん”という印象だったが、実は離れて暮らす息子のことを想う普通の“父親”であり、なおかつ彼女のことをも大切にする面も上手く演じていて好感が持てた。

メアリージュンさんとのペアもとても雰囲気が似ていて、お似合いのカップルでした。初めは息子との距離の取り方に戸惑ってましたが、最後の方は言動がそっくりになってきてて可愛い親子が伝わってきました。色気があり、かつかっこいいパパという印象です。

バツイチ子持ちのお父さんが再婚して複雑な環境の中頑張っている姿がとても素敵だなと思いました。少しなよなよしてるところもあるけど、男らしさを兼ね備えた演技がよくて、奧さんにも子供にも評価してもらえるよう応援しています。

亮太と一緒に暮らすようになって息子に甘すぎる父親ぶりが、今までの亮司のキャラクターとは異なり、彼氏・父親をうまく演じ分けているなぁと思いました。
離れていた時間を埋めようと必死な姿は、ちひろ一筋だった前半にはなかったものだったので意外でした。

子どもへの接し方が優しく、人柄が演技に滲み出ているなと感じました。演技も自然体でさわやかなので、観ていて気持ち良いです。またセクシーさもあり、婚約者とのラブラブシーンでは大人の魅力が出ていてカッコイイです。

息子に対する接し方の演技がとてもうまく、自分の父親と重なる部分があり、共感できることが多々ありました。ラブシーンがありますが、力強くとても情熱的で、旦那からもこんな風にされたいなと思えるくらい引き込まれました。

婚約者をとても愛してるからこそ、子連れである自分がふさわしくないと身を引こうとしたり、思いやりがある行動が多いです。父親として何ができるか模索していて、よくありがちな息子が欲しがっているものをなんでも買い与えてしまうところが妙にリアルで面白いです。

実の息子をほっとけない気持ち。今の婚約者を大切にしたい気持ちがとても伝わる。息子とカードゲームをして徐々に打ち解けていく姿がとても胸を打たれたし、婚約者に素直に息子と暮らしたいことを話した時の複雑な表情もクールな平山さんが演じることで人間臭さが際立っているように思う。子どもを持たない選択をしていたところに実の息子がどのように絡んでどんな「家族」を作っていくのか、平山さんの選択を見守りたい。

離婚した妻が死んでしまったため、息子を引き取って育てたいと考えるのは、男性として父親として良いことだと思います。そこで、今、付き合っている女性には迷惑をかけられないと考えるのも人間として良いと思いますが、今、付き合っている女性としては相談くらいしてくれても…と思って当然なので、そのあたりをとてもうまく演じていると思います。