隣の家族は青く見える

このドラマでとても好きになりました。優しそうな笑顔がかっこいいです。いつもは冷静で内面を見せないのに、テンパるとボロボロ自分を見せてしまう不器用な辺りが可愛く感じました。朔に振り回され困るシーンも可愛いです。

色々な役をこなせる俳優ですが、今回はカミングアウトしていないゲイ役ですが、違和感がありません。
人に知られたくなくてゲイであることを隠して生きてきたのに、恋人ができてどんどん変わっていく様は観ていて共感できました。
好きな人が出来れば気になるし、会いたいし、何かあれば心配するし、そういう細かなところを演じていてよかったです。

眞島秀和さんはどちらかというといつもクールな役柄が多いイメージだけれど、ゲイの表情などもうまく表現されていて、演技がうまいなと思いました。
仕事場ではできる男、彼といるときは優しいお兄さんのような表情、どちらも似合っていて、中性的な魅力のある人だなと思いました。

回を重ねるごとに、世間では「男性」イメージでありたいけれど、朔の前ではいい「パートナー」として存在していたい葛藤や、朔の前だけで甘くなる表情や態度がいい演技しているな、と思います。
実際、男性同士のカップルの知り合いはいませんが、ドラマを通じて「こういう世界なのか～」と理解できるので、渉の演技は合っていると思います。

ゲイの男性を演じていらっしゃいます。
ゲイの役の時点で難しく感じそうですが、キスシーンなども見ていてなんの違和感も感じません。
お相手のかわいらしい年下の方に振り回される年上の男性の可愛らしさを感じました。

情けない男性の役をとてもうまく演じていると思います。もともと、どちらかと言うと情けない表情が似合う俳優さんだと思いますが、やせ形でほっそりした感じのスタイルも情けなさが増して見えます。女性にはもてなさそうなので、年下の男性との関係も自然に見えます。

同性愛者の苦悩がよく演じられていられていると思う。まだまだ社会が受け入れてくれないから隠さなくてはならないけどどうしようもないことという葛藤が描かれてると思う。
仕事がしっかりできて社会的地位が高い人こそカミングアウトできなくて辛いと思う。