おっさんずラブ

実力者ですね。あの三人に負けていません。

色んな役をサラッとこなせる役者さんで、今回のような、「男性が好き」というちょっと変わった役も、普通に自然に成り立っていたと思います。見た感じがあまり特徴のない分、どんな役も違和感なくこなせるんだと思います。いいバイプレイヤーだと思う。

冬ドラマ「隣の家族は青く見える」でも同性愛者役だったけれど、その時とはまた違った同性愛者を演じられていました。深刻ではなく、ただ相手の幸せを願う気持ちを表現している目。眼鏡の奥で光るその瞳に魅せられました。

たくさんの男性が好きな男性が出てきますが、一番リアリティがありました。堂々と会社でみんなに見せつけるような行為をしたり、距離感が誰よりも近かったりで本当に男性好きなんじゃないかなと思うくらいで逆にかっこよかったです。

声を大にして言いたいです、めっちゃ良かった！と。眞島さんの代名詞になっていた、わたさく、を軽く越えてくるキャラクターに仕上げてきたな、と思います。視聴者に、キャラクターの内心まで解らせる演技はさすがの一言。演技が細かくて引き込まれました。

眞島秀和さんの今までのイメージは、無表情で真面目という感じだったんですが、このドラマで見事に覆されました。最初は今まで通りのイメージで少し意地悪な役なのかと思っていたら、その行動の裏には、牧くんへの諦めきれない想いがあったなんて驚きました。
Sキャラと思いきや、創一に土下座するシーンなんて、ギャップがありすきて笑ってしまいました。

クールな見た目と爬虫類っぽいミステリアスな雰囲気に加えて低めのイケメンボイスが、今回の役どころにあっていると思います。それまで若干蚊帳の外だったのに一転して重要な役割を担ってもおかしくないポジションに入ってきたのには驚きとワクワクでいっぱいです。
残り話数も少ないですが、ここからどう場をかき乱してくれるのか見届けたいと思います。