黒革の手帖

全然凄みがなかった
高嶋政伸と2人が大失敗

伊東四朗は優しいおじいちゃん、お父さん役もいいですし、こんなドス黒い大物役もぴったりハマっていますし、貴重な役者さんだと思います。最終回での武井咲演じる元子と対峙する場面は見ごたえありました。でもまさか死んでしまうなんて思ってもいなくて、驚くような展開が最終回らしくよかったです。

着物を着こなすお金持ちの老人、という役は、伊東四朗さんの右に出る役者さんはいないだろうと思います。まさか、突然死してしまうとは想像もしていませんでしたが、そんなアクシデントも含めて、何をやってもぴったりはまる役者さんだなと感じました。

伊東四朗さんは、本来の優しい感じが全く見られず、横柄なお金持ちな役をとてもリアルに演じておられると思います。武井咲さんが３億払うと言った際の手付金を５千万、違約金を１億と言いはなったときはかっこいいなと思いました。

伊東四朗の登場場面は少ないが、役柄をカッコ良く演じきっていて登場の場面にとても安心感が生まれる。何か陰のありそうな危うさを秘めている感じが良く出ていて引き込まれる魅力があり、その重厚な演技力はかけがえのない存在感を見せている。