黒革の手帖

元子(武井咲)のクラブカルネに乗り込んで、生ビールないの？と嫌味を言う表情、俺なんか吊るしのスーツ、3足で千円の靴下だよ、と江口洋介に食いつくシーンは、表情から仕草など、
エリートから転落した卑屈な人間を、独特の演技で表現していて、ついつい物語の非情さに
引き込まれました。 素晴らしい俳優さんです。

嫌味な小者という感じが、とても良かったと思います。あの憎たらしい感じは、ドラマだとわかっているのに、思わず舌打ちをしてしまうほど、本当に嫌なヤツでした。偏見ですが、銀行の支店長になれそうでなれない人にいそうなタイプだなと思いました。

この方は半沢直樹で知りました。それ以降いろいろなドラマでお見かけしますが、物静かな役からコミカルな役までなんでもこなせるというのが印象的です。今回のイヤミな上司もとても上手くて、見ていて本当にイライラしたりしてしまいます。

怪演技が際立ってました。
癖がある、裏があるような人物を演じさせたら滝藤さんの右に出るものはいないです。
元子ママとのやり取りのシーンが毎回怖くてすごいです。
これから元子ママとどんな対決をしていくのか楽しみです。

以前より脇役で光っていて名前は知らなくても良い演技をする俳優さんだなぁと思っていて、最近見た中では黒革の手帖同様悪役をしていた映画64の遠藤さんは本当に腹立つ演技で上手いなぁと思いました。お子さんが4人いるようですがこれからもどんどん活躍してほしいです。

もう嫌な奴すぎて、どんどん嫌いになっていってしまいます。
それほどお上手に、嫌味でゲスで下品な人を演じているなぁと思いました。
横領されて悪態つかれて、打つ手がなくたった時の疲れた表情も、武井咲のクラブに下品な遊び方をしに来た時も嫌な奴を完璧までに演じていて、上手です。

エリート銀行員から転落していく姿を見事に演じきっていてついつい引き込まれてしまいました。切羽詰まって武井咲さん演じる原口元子に詰め寄る演技は鬼気迫るものがあり、すごい俳優さんだなと改めて感心させられました。