三千円の使いかた

毎月小遣いを貯めて妻との老後に備えていたという心温まるエピソードも初回からずっと置物のようになっている和彦からの愛情が全く伝わらず残念でした。娘から美味しいよね？とかありがとうは？とか返事を促されても気づかなかったというより言いたくないって感じがして感じ悪かったです。こんな夫なら間違いなく捨てます。

ほとんど喋らず表情も変わらなかったのに、ちゃんと存在感があったのがさすが。女性ばかりの食卓で会話に参加せず黙々とご飯を食べる姿が妙にリアルなのも良かった。無言だけど美帆の暮らしぶりの話になるとチラっと視線を上にあげたり、急に実家に戻ってきた美帆を見て目を丸くしてたり、ちゃんと娘のことを気にかけているのが伝わってくる細かな演技も良かったと思います。