『9ボーダー』での木南晴夏 (成澤六月役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
木南晴夏 (成澤六月役) は 「2024年4月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
六月と松嶋が一番このドラマのテーマを体現している感じがします。人生はゲームのようなゼロサムではなく、もっと良い意味で中間があり、いろいろやってみる余地がある。六月は三姉妹の最年長だからこそ、大人の選択としてそれを見せてくれるキャラです。離婚騒動への対応や松嶋との関係など、39歳にしては幼さを感じるけど、最終的な決断では最良は満点とは限らないことを教えてくれます。木南さんの芝居ですが、コミカルさ、可愛らしさ、シリアスさ、すべてを程よいテンションで見せてくれました。さすがです。
松嶋の見送りに行くシーンが良かった。もう1度指輪を差し出す松嶋に「間を考えない?」と離れていても付き合う、互いの国を行き来するなど、2人の色んな選択肢を具体的に提案するのも、松嶋と一緒に生きて良くこと前提なのが伝わってきてグッときたし、「一緒に考えよう」と指輪をはめる時の口調も笑顔もとても可愛くて、思わず松嶋が抱き締めてしまう説得力がありました。松嶋役の井之脇さんと並んでも違和感なくお似合いに見えるのも良かったです。
コウタロウと電話をする七苗の隣で、膝に顔を埋めて話を聞いている姿が印象的でした。七苗の声のトーンや会話の間から話の内容を察してしまったことや、七苗より先に泣いてはいけないと溢れた涙を隠そうとする健気さ、妹を想う姉らしい優しさが伝わってきてとても良かったです。泣きながら七苗に寄り添い、余計な言葉はかけずにただ黙って背中を擦ってあげる姿も、言葉以上に六月の思いが伝わってきてグッとくるものがありました。
松嶋に向ける表情や話しかける時の声音にこれまでとは違う甘さが滲んでいて、恋してるって一目で分かるところが良かったです。あの短いやりとりだけで盛岡が二人の関係の進展を察するのも分かる。コウタロウに会うのを頑なに拒否する七苗に「いなくなったのは芝田さん、今いるのはコウタロウさん」「本当にいいの?」と気遣い背中を押しつつ、しつこく説得することのない適度な距離感も、色んな経験を積んできた大人な六月らしさと、七苗が自分で決めることだという彼女への信頼が感じられて良かったと思います。
盛岡に苗字は成澤のままで良いのかと訊かれた時の微妙な反応から、別れたからハイ終わり、吹っ切れました!みたいな単純なものではない複雑に絡み合う感情が伝わってきました。その表情が、母の結婚指輪を見つけた時の「そんな簡単に無かったことに出来ないよね」という呟きに繋がっているのも良かった。松嶋への気持ちを認めて想いを受け入れるシーンも、怒ったような拗ねたような表情が可愛らしくて、ほのぼのとした二人のやりとりが微笑ましく、見ているこちらまで幸せな気持ちになれました。
ダメだ。伊藤家のお姉ちゃんとこちらの役と見分けがつかなくなって混乱する。同じような役でしかも長女という立場も一緒。そんなに使い分けられる役じゃないから余計に混乱。おんなじクールでこれは止めてほしかったなー。
松嶋との距離の近さに目をまん丸にして動揺したり、意識しちゃってるのがバレバレな態度が可愛らしい。大人の女性でそつなく対応出来そうな感じなのに、ぎこちなくなってしまう不器用さや初々しさもギャップがあって魅力に感じます。姉妹3人同じ部屋で寝ながら母について語るシーンも、大変な時期に自分だけ海外に行ってしまった罪悪感や、母を懐かしく恋しく思う気持ちなど、淡々とした口調ながら六月の複雑な思いが伝わってきて良かったと思います。
松嶋に惹かれているのを自覚しつつ、現実を見て自分の気持ちを抑え込んだり、かと思えばシュートを外して悔しがる松嶋に絆されてつい「考えておく」と返事してしまったり、その後我に返って自分の部屋でパニック起こして大騒ぎしたり、感情が迷子になって自分でも収拾がつかなくなっている姿が人間味があって良かったです。年上の大人として常識と理性を保ちつつ、それでもつい心が動いてしまう感じが恋の始まりって感じで良かったし、松嶋を前にした時の楽しそうな笑顔や戸惑って目が泳ぐ姿など、彼を意識しているのが丸分かりな態度も可愛らしかったです。
困ったような顔をする男と笑わなくなった女‥末期症状だよね。相手の顔は見れているのに自分がどう見られていたかは分からない。昔みたいに笑わなくなったと言われてハッとした表情が印象的だった。お互い様だったのねと思った瞬間だったろう。
夫に離婚届を渡すシーンがとても良かった。感傷的になる夫に引っ張られないように、顔を背けたりキュっと唇を結んでみたり、何とか彼の前で泣かないように気丈に振舞う姿が切なくもあり、絶対にここでは泣かないぞっていう意地やプライドが感じられるところは六月らしくて、台詞はそんなに無かったけどその表情と声のトーンだけで六月の心情が痛いほど伝わってくる演技が素晴らしかったです。
萌香と対面するシーン、互いに嫌味を言い合ったりマウント取り合ったり、ドロドロの修羅場なんだけど何処かコミカルさを滲ませて、ドラマの世界観を壊さないように重くなり過ぎない雰囲気を保っているところが良かった。ドスを利かせたり猫撫で声になったり、声音を自在に操る豊富な台詞回しのバリエーションもさすが。「本当の彼を知らなかったのは私だ」と悟った時の淡々とした口調や表情の消えた茫然とした姿も、ショックの大きさや、もう本当に戻れないんだと悟った様子が伝わってきてとても切なかったです。
松嶋に根気強く仕事を教えたり、食生活を心配して実家でご飯を食べさせてあげたり、姉妹喧嘩の仲直りも六月きっかけだったり、面倒見の良い長女気質な面が多く見られたのが良かったです。派手目な柄の衣装もよく似合っているし、自由奔放な六月のキャラにも合っていて良いですね。夫とのツーショット待ち受けを見つめている時の切なそうな表情も捨てきれない愛情が伝わってきて、意地になって離婚を拒否してるだけではないんだなと感じられて良かったと思います。
ちょうど違うドラマでも三姉妹の長女を演じている。どちらも自由奔放で似たようなキャラクターになっている。演じ方も同じなのでどちらの姉だか分からなくなってくる。演じ分けするほどキャラクターが変わり映えしないのであれば同じクールは避けた方がいい。
喋りながらお菓子で汚れた手をティッシュで拭いたり、ついでに鼻をかんだり、ハムスターが逃げ出した時も「触れない」って捕まえるのに躊躇していたり、何気ない仕草や一言がすごく自然で、日常を覗き見ているようなリアリティを感じさせるところが良いですね。夫との別れ話のシーンも、胸ぐら掴んでビンタしたりピンと張りのある声で一喝したり、胸がスカっとする見事なブチ切れっぷりで見応えがありました。
六月と松嶋が一番このドラマのテーマを体現している感じがします。人生はゲームのようなゼロサムではなく、もっと良い意味で中間があり、いろいろやってみる余地がある。六月は三姉妹の最年長だからこそ、大人の選択としてそれを見せてくれるキャラです。離婚騒動への対応や松嶋との関係など、39歳にしては幼さを感じるけど、最終的な決断では最良は満点とは限らないことを教えてくれます。木南さんの芝居ですが、コミカルさ、可愛らしさ、シリアスさ、すべてを程よいテンションで見せてくれました。さすがです。
松嶋の見送りに行くシーンが良かった。もう1度指輪を差し出す松嶋に「間を考えない?」と離れていても付き合う、互いの国を行き来するなど、2人の色んな選択肢を具体的に提案するのも、松嶋と一緒に生きて良くこと前提なのが伝わってきてグッときたし、「一緒に考えよう」と指輪をはめる時の口調も笑顔もとても可愛くて、思わず松嶋が抱き締めてしまう説得力がありました。松嶋役の井之脇さんと並んでも違和感なくお似合いに見えるのも良かったです。
コウタロウと電話をする七苗の隣で、膝に顔を埋めて話を聞いている姿が印象的でした。七苗の声のトーンや会話の間から話の内容を察してしまったことや、七苗より先に泣いてはいけないと溢れた涙を隠そうとする健気さ、妹を想う姉らしい優しさが伝わってきてとても良かったです。泣きながら七苗に寄り添い、余計な言葉はかけずにただ黙って背中を擦ってあげる姿も、言葉以上に六月の思いが伝わってきてグッとくるものがありました。
松嶋に向ける表情や話しかける時の声音にこれまでとは違う甘さが滲んでいて、恋してるって一目で分かるところが良かったです。あの短いやりとりだけで盛岡が二人の関係の進展を察するのも分かる。コウタロウに会うのを頑なに拒否する七苗に「いなくなったのは芝田さん、今いるのはコウタロウさん」「本当にいいの?」と気遣い背中を押しつつ、しつこく説得することのない適度な距離感も、色んな経験を積んできた大人な六月らしさと、七苗が自分で決めることだという彼女への信頼が感じられて良かったと思います。
盛岡に苗字は成澤のままで良いのかと訊かれた時の微妙な反応から、別れたからハイ終わり、吹っ切れました!みたいな単純なものではない複雑に絡み合う感情が伝わってきました。その表情が、母の結婚指輪を見つけた時の「そんな簡単に無かったことに出来ないよね」という呟きに繋がっているのも良かった。松嶋への気持ちを認めて想いを受け入れるシーンも、怒ったような拗ねたような表情が可愛らしくて、ほのぼのとした二人のやりとりが微笑ましく、見ているこちらまで幸せな気持ちになれました。
ダメだ。伊藤家のお姉ちゃんとこちらの役と見分けがつかなくなって混乱する。同じような役でしかも長女という立場も一緒。そんなに使い分けられる役じゃないから余計に混乱。おんなじクールでこれは止めてほしかったなー。
松嶋との距離の近さに目をまん丸にして動揺したり、意識しちゃってるのがバレバレな態度が可愛らしい。大人の女性でそつなく対応出来そうな感じなのに、ぎこちなくなってしまう不器用さや初々しさもギャップがあって魅力に感じます。姉妹3人同じ部屋で寝ながら母について語るシーンも、大変な時期に自分だけ海外に行ってしまった罪悪感や、母を懐かしく恋しく思う気持ちなど、淡々とした口調ながら六月の複雑な思いが伝わってきて良かったと思います。
松嶋に惹かれているのを自覚しつつ、現実を見て自分の気持ちを抑え込んだり、かと思えばシュートを外して悔しがる松嶋に絆されてつい「考えておく」と返事してしまったり、その後我に返って自分の部屋でパニック起こして大騒ぎしたり、感情が迷子になって自分でも収拾がつかなくなっている姿が人間味があって良かったです。年上の大人として常識と理性を保ちつつ、それでもつい心が動いてしまう感じが恋の始まりって感じで良かったし、松嶋を前にした時の楽しそうな笑顔や戸惑って目が泳ぐ姿など、彼を意識しているのが丸分かりな態度も可愛らしかったです。
困ったような顔をする男と笑わなくなった女‥末期症状だよね。相手の顔は見れているのに自分がどう見られていたかは分からない。昔みたいに笑わなくなったと言われてハッとした表情が印象的だった。お互い様だったのねと思った瞬間だったろう。
夫に離婚届を渡すシーンがとても良かった。感傷的になる夫に引っ張られないように、顔を背けたりキュっと唇を結んでみたり、何とか彼の前で泣かないように気丈に振舞う姿が切なくもあり、絶対にここでは泣かないぞっていう意地やプライドが感じられるところは六月らしくて、台詞はそんなに無かったけどその表情と声のトーンだけで六月の心情が痛いほど伝わってくる演技が素晴らしかったです。
萌香と対面するシーン、互いに嫌味を言い合ったりマウント取り合ったり、ドロドロの修羅場なんだけど何処かコミカルさを滲ませて、ドラマの世界観を壊さないように重くなり過ぎない雰囲気を保っているところが良かった。ドスを利かせたり猫撫で声になったり、声音を自在に操る豊富な台詞回しのバリエーションもさすが。「本当の彼を知らなかったのは私だ」と悟った時の淡々とした口調や表情の消えた茫然とした姿も、ショックの大きさや、もう本当に戻れないんだと悟った様子が伝わってきてとても切なかったです。
松嶋に根気強く仕事を教えたり、食生活を心配して実家でご飯を食べさせてあげたり、姉妹喧嘩の仲直りも六月きっかけだったり、面倒見の良い長女気質な面が多く見られたのが良かったです。派手目な柄の衣装もよく似合っているし、自由奔放な六月のキャラにも合っていて良いですね。夫とのツーショット待ち受けを見つめている時の切なそうな表情も捨てきれない愛情が伝わってきて、意地になって離婚を拒否してるだけではないんだなと感じられて良かったと思います。
ちょうど違うドラマでも三姉妹の長女を演じている。どちらも自由奔放で似たようなキャラクターになっている。演じ方も同じなのでどちらの姉だか分からなくなってくる。演じ分けするほどキャラクターが変わり映えしないのであれば同じクールは避けた方がいい。
喋りながらお菓子で汚れた手をティッシュで拭いたり、ついでに鼻をかんだり、ハムスターが逃げ出した時も「触れない」って捕まえるのに躊躇していたり、何気ない仕草や一言がすごく自然で、日常を覗き見ているようなリアリティを感じさせるところが良いですね。夫との別れ話のシーンも、胸ぐら掴んでビンタしたりピンと張りのある声で一喝したり、胸がスカっとする見事なブチ切れっぷりで見応えがありました。