JIN -仁- レジェンド

もちろん演技も上手いんだけど、咲さんの清廉潔白さとか、ひたむきなところとかが、綾瀬はるかの透明感にぴったりだった。毎回毎回泣かされたけど、最終話の手紙のシーンで大号泣した。「橘咲は先生をお慕い申しておりました」は最高だった。

わざとらしい演技をしているのでしょうか？

咲は理想の女性だと思う。仁先生を一途に思いながらも、仁がしばしば道に迷った時にはビシッと的を得た事を言い納得させる力もある。咲は可愛いし、しっかりしているけど、ドジな所もたまにあって笑える。仁が咲に惹かれていったのは自然な事だと思うしお似合いだった。

さきさんの仁先生を一途に思う姿がとても切なかった。敵わない恋だとわかりながら、ずっと好きでいるさきさんが健気だった。綾瀬はるかの、着物を着てるからか歩幅が小さくなってテトテトテト…っと足早に歩く姿がとても可愛かった。

ある時は元特殊工作員の主婦、またある時は女ターミネーターの様な義母、何でも上手く演じてそのキャラを確立させる女優さんだと思いますが、改めてこのドラマを観ると、あぁやっぱりこの人は良い女優だと実感しました。足袋のまま先生の一大事に駆け付ける姿などとても印象的で、演技も上手いと見直しました。

結婚しちゃいなよーと何度思ったことか（笑）最後まで1人でいたのなら、一緒にいた記憶もなくしてしまうなら尚更、私なら仁先生と一緒に生きるなー。でも、未来の仁先生を思ってちゃんとみきさんと会えるお膳立てをしたとしか考えられない未来に涙腺崩壊。大きな愛を感じた。お慕いしておりましたって言葉がぴったりな控えめな演技がとてもいじらしかった。

（良く物真似されてましたが）再度みたら、咲の一生懸命で健気で頑張り屋さんの性格が良く分かります。
柔らかな物腰や愛らしい雰囲気が綾瀬さんならでは、だと思います。
「橘咲」は、今や「綾瀬はるか」の代表作になっていると思います。

綾瀬はるかさん演じる咲は、健気すぎて感情移入してしまいます。咲は仁友堂のために、自分の物を質に入れて費用を工面したりと、陰で支えます。しかし南方は医学と野風ばかりに目を向けてばかりで、温厚な咲が声荒げた時の場面は、咲のやるせない気持ちがとても伝わりました。

時代設定が江戸時代なのでもちろん髪形もセリフも当時を再現したもので最初は見慣れなかった…むしろ不自然で少し笑ってしまうくらいでしたが、見ているうちにしっくりきてしまうのはさすがは綾瀬はるかさんの演技力だと思います。純粋で可愛らしく、南方先生を尊敬し一途に想い支え、それでいて頑固で芯が強い一面を持つ女性、咲さんの魅力を最大限に引き出して表現できている綾瀬はるかさんはピッタリのはまり役だったと思います。ほんわかした優しい雰囲気やシリアスな場面を表情や声のトーンで演じ分けているのが素晴らしいです。おバカな役から真面目な役まで見ていて違和感なくどんな役にも入りこめている綾瀬はるかさんはまさにカメレオン女優だと思います。

現代のサバサバしたなんでも平等の価値観を持った女性たちに囲まれていて、ある日タイムスリップしてあんな和風美人に何から何まで尽くされたらそりゃ男なんて骨抜きだろうよ。咲さんの芯の強さ、一歩下がってついてくる姿勢。素敵だよね。

綾瀬はるかはすきではないので、出ている作品はあまり見ないけど、咲だけはすきだと思えます。行動力があって一生懸命さがすごく伝わってくるから、入り込んで応援したくなる演技です。おせっかいなところも咲は許せる。