ミラー・ツインズ Season1

最初は育ちの良い圭吾を敵視したり、先輩の皆川に対しても何だか偉そうで権力欲が強そうな印象があったのですが、だんだん久能の指示に違和感を覚えているような微妙な表情を浮かべるようになったり、真犯人を捕まえるために圭吾と手を組んだり、赤城の正義感が感じられるようになったのが良かったです。相手が上司であろうと犯罪は許さないという刑事としての信念が執念深そうな強い眼差しから感じられたところも良かったと思います。

３話で里美に事情を聴く時に、彼女の表情の変化を探るようにジロジロ遠慮なく視線を送る姿がめちゃくちゃ感じ悪くて良かったです。「匿ったら犯人隠避の罪に問われる」と伝えるシーンも口調は丁寧なんだけど、脅しのような圧があって、圭吾をなかなか捕まえられない苛立ちが感じられました。

圭吾を取り調べるシーンが蛇みたいに鋭くネチっこい目をしていて、口調も必要以上に攻撃的且つ挑発的で、圭吾への敵意が分かりやす過ぎるくらい出ていたのが赤城の器の小ささを感じさせて上手いと思いました。たまに見せるニヤっとした笑みも自分が圭吾より優位に立っているのを喜んでいるようで、赤城の嫌味さや陰湿さを際立たせていて良かったです。

圭吾を敵視してて嫌なやつだと思ってたけどあれは正義感なのかしら。
よく考えたら刑事さんとしてはあれくらいでちょうどいい感じかも。
一生懸命で熱くてうっとうしいけど、これから徐々に圭吾の味方になってくれたらいいと思う。