BG～身辺警護人～ 2020年版

彼女が襲われたり、島崎が会社を辞めたのは自分が原因だと知ってしまったり、色んなことが起こって感情を全面に出すシーンが多く、沢口の単なる調子の良い後輩というだけではない熱さを感じることが出来ました。特に「自分だけ格好良いっすね」という台詞が、ショックや自分だけ知らなかった悔しさ、もどかしさなど色々入り混じった複雑な感情が伝わってきて印象に残りました。

いつもは（ドラマの中で下っ端なので）頼りなくってブツブツと言っている感じでしたが、今回は恋人の為に成長した気がします。
辞表を出していたので、このまま『島崎警備』に行きそうな気がしますが。
もっとバンバン体を張るシーンがみたいです。

脇役だと思っていたら、なかなか重要な役回りというか、キラリと光るシーンがあり、良い俳優だと思いました。見た目のかっこよさにばかり目がいってしまっていましたが、演技もアクションもなかなかでした。何より、その場面での心情をよく表現するのが上手で良かったです。

菅沼を冷やかしたり、島崎たちに寿司の差し入れを持って行ったり、先輩たちがシリアスモードでピリピリする中、最年少らしい程良い軽さがホッとさせてくれます。何気に島崎とKICKSをつなぐ重要なポジションを担っているし、しっかりしてきたとはいえ、まだまだ頼りない雰囲気があって後輩らしさがよく出ていてるところも良いと思います。

回を重ねるごとに頼れる男になっている沢口。道岡の警護のときもKICKSには内緒で、依頼主の情報を島崎らに教えている姿に、日ノ出警備保障時代の強い絆がみれ、いい仲間だなと感じた。島崎たちとまた一緒に働けるようになるといいなとひそかに思っている。

間宮くんは不能犯や絶対零度の時みたく不気味で不思議な狂気のある役柄が似合うので今回の役は他の役者さんと同じような感じもして印象に残らないと思った。犯人役とか似合う役者さんだと思うのだが、もう見られないかな。

劉社長の「下請け」という言葉に怪訝そうな表情をしたり、高梨に危険な仕事を任せたかもしれないと菅沼に謝ったり、成長しても日ノ出にいた頃と変わらない真っすぐさや素直さが感じられてホッとします。日ノ出のメンバーがバラバラになってしまったけど、2話で島崎に仕事を紹介したように、KICKSガードと島崎警備をつなぐ存在になっていくのかなと期待しています。彼女とメールしてる時の嬉しそうな笑顔も今時の若い男の子という感じがして良かったです。

前シリーズの時より顔つきが大人になったというか、キリっと引き締まって頼もしく見えて沢口のボディガードとしての成長が見えるところが良かったです。新しい彼女のことを突っ込まれてデレたり、成長してもいじられキャラは健在なところも嬉しかったです。