『ぼくたちん家』での白鳥玉季 (楠ほたる役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
白鳥玉季 (楠ほたる役) は 「2025年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
今更になって親心を出してきた市ヶ谷に連れ攫われても動じることなく、かといって投げやりになることなく好きにすればと後部座席に乗っているほたる。大人の思惑に振り回されっぱなしの人生だったんだなと不憫に思う。でも不憫に思うのが申し訳ないほど強く淡々と現実を生きているところがほたるの存在感を際立たせている。
ほたるの境遇を思うと切なくなる、なんてのは他人事だから言えるんだなと思う。当事者は必死で自分自身の身の振り方を考え生きている。言葉は強いけれど一生懸命生きているのが分かる。波多野さんに反発しつつ家庭の温もりを感じ表情が和らいでいくところがいい。みりんを抱きしめながら波多野さんに食べてほしいと思っているのか顔が綻んでいるところがかわいかった。
東横にいるからってグレてるとかすれてるとかそういうのは感じなくてただ一生懸命生きてるって感じが伝わってくる。それは偏見のない心で演じているからだと思う。うまくいかないことはたくさんあるけど、だからこそこれだ!と思ったことに思い切ってかけてみる強さが光っている。
しっかりしていて大人びてるけど、表情にも纏う空気にも寂しさや諦めが滲んでいて、見ていてすごく痛々しくて辛かったです。こういう繊細で複雑なお芝居が本当に上手い。補導された時に「私は大事にされてる」って強がるのも切なかったし、電話で「お母さん」と呼びかける声に、波多野と話す時とは違うほんのり甘えるような子供らしさや帰宅を待ち侘びるような恋しさが感じられたのも良かったと思います。
今更になって親心を出してきた市ヶ谷に連れ攫われても動じることなく、かといって投げやりになることなく好きにすればと後部座席に乗っているほたる。大人の思惑に振り回されっぱなしの人生だったんだなと不憫に思う。でも不憫に思うのが申し訳ないほど強く淡々と現実を生きているところがほたるの存在感を際立たせている。
ほたるの境遇を思うと切なくなる、なんてのは他人事だから言えるんだなと思う。当事者は必死で自分自身の身の振り方を考え生きている。言葉は強いけれど一生懸命生きているのが分かる。波多野さんに反発しつつ家庭の温もりを感じ表情が和らいでいくところがいい。みりんを抱きしめながら波多野さんに食べてほしいと思っているのか顔が綻んでいるところがかわいかった。
東横にいるからってグレてるとかすれてるとかそういうのは感じなくてただ一生懸命生きてるって感じが伝わってくる。それは偏見のない心で演じているからだと思う。うまくいかないことはたくさんあるけど、だからこそこれだ!と思ったことに思い切ってかけてみる強さが光っている。
しっかりしていて大人びてるけど、表情にも纏う空気にも寂しさや諦めが滲んでいて、見ていてすごく痛々しくて辛かったです。こういう繊細で複雑なお芝居が本当に上手い。補導された時に「私は大事にされてる」って強がるのも切なかったし、電話で「お母さん」と呼びかける声に、波多野と話す時とは違うほんのり甘えるような子供らしさや帰宅を待ち侘びるような恋しさが感じられたのも良かったと思います。