『カムカムエヴリバディ』での濱田岳 (橘算太役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
濱田岳 (橘算太役) は 「2022年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
濱田岳の"年齢不詳感"が良く活かされた役だと思う。12〜3歳に見えるかとか、70代に見えるかとかというより、常に年齢不詳な感じ。なのでこの人に関しては、老けメイクでの再登場は必須だった。 晩年のダンスシーンは"老年期役の老年俳優"がやっていたら、あんなに感動的なシーンには絶対ならなかった。 算太のモチーフは名前通りサンタクロースなのだと思う。 第一話での安子へのラジオのプレゼントからまさにこの物語は動きはじめ、晩年はジョーにおもちゃのピアノ、るいには死をもって帰郷のきっかけをそれぞれプレゼントした。 窃盗を働いたりお金を持ち逃げしたりとどうしようもない男として、視聴者からの評判は散々だが、安子編では意外と安子のままごとに付き合ってくれたり、居ると家が明るくなると安子に言わせたりと、安子と仲の良いエピソードが描かれていたり、きぬちゃんに今の時代には必要な人かもしれないと言わせたりしている。 持ち逃げしたお金に手をつけていなかったり、るいのために貯金をしてくれてたりというところからも、本当の悪党ではなかったこともわかる。 葬儀をモモケンがやってくれたというのが、失踪後描かれなかった彼の人生がどういう物だったかというのをしっかり物語っていると思う。
朝ドラでは必ずでてくる、周囲を振り回す困ったキャラですね。3代記ということもあり、脇役の細かな背景が丁寧に描かれていないため、結局最後まで困った人のままで終わった印象です。濱田さんも青年期からいきなり老年期を演じたためか、演技派の濱田さんにしてはどこか薄っぺらい感じがしました。こういう人の特徴ともいえる外面が良くて人たらしという面は出ていましたが、チャップリンに憧れるような繊細で芸術家肌な面が充分に生かされたとは言い難いように思います。もう少し丁寧に描かれていればなと思うキャラです。
10代から70代まで見事に演じきってくれました。るいちゃんに昔のことを聞かれた時答えなかったのは何年経ってもうまく言葉にできない思いがあったからだろうと思います。そんな肝心なところは口下手なところと不器用なところは寅さんを見ているようで懐かしかったです。
借り物のスーツを着て鏡に写る自分を自嘲気味に笑った算太さん、朝勇の部屋から出てくるユキエと鉢合わせて全てを悟った算太さん、どれもこれも取るに足りず何ともいえない表情が見事です。こういう顔するから算太を全部は嫌いになれない。困ったもんです。
復員して何年もたったはずなのにまだ雉真家にいたとは!雪江ちゃんじゃなくても呆れちゃいそうだけど、それができるっていうのも算太ならでは。金太さんなら怒りそうだよね。繕い物をやってもらうのも雪江さんの気を引きたいから。ほんとはいろんなことが分かっているのに見ないようにだらしなく生きてる算太さん。どこまで本音でどこまで見えてないのかふわふわ生きてる算太さんをうまく演じていますね。
妹の前では見せなかった心の穴、お酒を飲んだら寂しさやら後悔やら恋しさやらが溢れ出たんだろう。悪酔いして人の気分を害することをしてもなにも報われない。大人の男だもん大声で泣くわけにもいかないからね。やるせなさをみどりさんに見透かされて泣いた後は子供のようだった。
今日は濱田岳の凄さをまざまざと見たような気がします。辻褄が合うような合わないような話をさも本当のことのように話す算太に生きているのか?死んでいるのか?いや生きていてくれと最後は願いながら見てしまった。人を惹きつける不思議な魅力のある人だね。
安子ちゃんの子供時代は若い俳優さんの方が良かったかなと思うけど、安子ちゃんとのおままごとのシーンにほっこり。濱田さんの優しい声が安子ちゃん相手だとより一層優しく聞こえます。喜劇役者になっても違和感はないかなと思います。
濱田岳の"年齢不詳感"が良く活かされた役だと思う。12〜3歳に見えるかとか、70代に見えるかとかというより、常に年齢不詳な感じ。なのでこの人に関しては、老けメイクでの再登場は必須だった。
晩年のダンスシーンは"老年期役の老年俳優"がやっていたら、あんなに感動的なシーンには絶対ならなかった。
算太のモチーフは名前通りサンタクロースなのだと思う。
第一話での安子へのラジオのプレゼントからまさにこの物語は動きはじめ、晩年はジョーにおもちゃのピアノ、るいには死をもって帰郷のきっかけをそれぞれプレゼントした。
窃盗を働いたりお金を持ち逃げしたりとどうしようもない男として、視聴者からの評判は散々だが、安子編では意外と安子のままごとに付き合ってくれたり、居ると家が明るくなると安子に言わせたりと、安子と仲の良いエピソードが描かれていたり、きぬちゃんに今の時代には必要な人かもしれないと言わせたりしている。
持ち逃げしたお金に手をつけていなかったり、るいのために貯金をしてくれてたりというところからも、本当の悪党ではなかったこともわかる。
葬儀をモモケンがやってくれたというのが、失踪後描かれなかった彼の人生がどういう物だったかというのをしっかり物語っていると思う。
朝ドラでは必ずでてくる、周囲を振り回す困ったキャラですね。3代記ということもあり、脇役の細かな背景が丁寧に描かれていないため、結局最後まで困った人のままで終わった印象です。濱田さんも青年期からいきなり老年期を演じたためか、演技派の濱田さんにしてはどこか薄っぺらい感じがしました。こういう人の特徴ともいえる外面が良くて人たらしという面は出ていましたが、チャップリンに憧れるような繊細で芸術家肌な面が充分に生かされたとは言い難いように思います。もう少し丁寧に描かれていればなと思うキャラです。
10代から70代まで見事に演じきってくれました。るいちゃんに昔のことを聞かれた時答えなかったのは何年経ってもうまく言葉にできない思いがあったからだろうと思います。そんな肝心なところは口下手なところと不器用なところは寅さんを見ているようで懐かしかったです。
借り物のスーツを着て鏡に写る自分を自嘲気味に笑った算太さん、朝勇の部屋から出てくるユキエと鉢合わせて全てを悟った算太さん、どれもこれも取るに足りず何ともいえない表情が見事です。こういう顔するから算太を全部は嫌いになれない。困ったもんです。
復員して何年もたったはずなのにまだ雉真家にいたとは!雪江ちゃんじゃなくても呆れちゃいそうだけど、それができるっていうのも算太ならでは。金太さんなら怒りそうだよね。繕い物をやってもらうのも雪江さんの気を引きたいから。ほんとはいろんなことが分かっているのに見ないようにだらしなく生きてる算太さん。どこまで本音でどこまで見えてないのかふわふわ生きてる算太さんをうまく演じていますね。
妹の前では見せなかった心の穴、お酒を飲んだら寂しさやら後悔やら恋しさやらが溢れ出たんだろう。悪酔いして人の気分を害することをしてもなにも報われない。大人の男だもん大声で泣くわけにもいかないからね。やるせなさをみどりさんに見透かされて泣いた後は子供のようだった。
今日は濱田岳の凄さをまざまざと見たような気がします。辻褄が合うような合わないような話をさも本当のことのように話す算太に生きているのか?死んでいるのか?いや生きていてくれと最後は願いながら見てしまった。人を惹きつける不思議な魅力のある人だね。
安子ちゃんの子供時代は若い俳優さんの方が良かったかなと思うけど、安子ちゃんとのおままごとのシーンにほっこり。濱田さんの優しい声が安子ちゃん相手だとより一層優しく聞こえます。喜劇役者になっても違和感はないかなと思います。