『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』での岩松了 (荒木公平役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
岩松了 (荒木公平役) は 「2025年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
馬締が言葉に執着しているとしたら、この荒木は辞書作りに執着している。似ているけど、実はちょっと違うベクトルを感じますね。その違いは松本先生との関係性の違いでもあるし、関わった年数の違いでもある。いずれにしてもひとつのものを作るのに、それぞれの歴史や思いがあることを感じさせてくれる役柄です。 演じる岩松さんは昭和のおやじの熱量とこだわりをしっかりと感じさせてくれます。と同時に老いることでの妥協と協調もまた教えてくれる。とても素晴らしい演技だと思います。
バイトの学生たちに「無理しないで帰れよ」と声をかけたり、両手に袋いっぱいの差し入れを買ってきてあげたり、随所で荒木の面倒見の良さや優しい人柄が感じられたのが良かったです。ベテランだけど偉ぶることもなく、若い学生たちでも分からないことは遠慮せず訊けそうな雰囲気があるところも素敵だなと思いました。
車椅子バスケットのくだり、車椅子の人だけではなく誰でもプレイして良いと知った時の満足そうでワクワクした表情が良かったです。いくつになっても新しい気付きや知識を得ることが楽しくて仕方ないっていう、言葉を扱う仕事をする荒木らしさが感じられました。「誰?!誰?!」って訳が分からないまま必死でハルガスミを通せんぼするドタバタシーンも楽しかったです。
「待ってくれ、待ってくれ!」というセリフがすごく胸に刺さりました。時代が目まぐるしく変わる中であれもこれも便利にはなるけれど捨てていかなきゃいけないものもあるわけで、そこに必死についてきたけどそこだけは譲れないって思いが切実に伝わってきた。胸がギュッとなりました。
紙の辞書への熱い思いが伝わってくる演技が素晴らしかった。五十嵐の言っていることも、「時代」なのも頭では分かってるけど、辞書だけは自分が死ぬまで待って欲しいっていう魂の叫びが胸を打ち、辞書つくり、そして大渡海が荒木にとっては人生そのものなんだなって伝わってきたのが良かったです。ラストのピョンピョンくるくるも可愛らしかったです。
辞書引き学習会での悪の大王役、ノリノリで楽しかったです。若干棒読み感が残るところも「素人なのになりきっていて上手い」っていう絶妙な味があって良かった。辞書引き学習会の会議でもそうだったけど、いつもワクワクした様子で楽しそうなところも、辞書への深くて大きな愛情を感じさせて素敵だなと思います。
お蕎麦屋さんでの松本との昔語り、二人の深い絆や信頼関係が伝わってきてとても良かったです。大切な思い出を愛しんで懐かしむような笑みの中に、ほんの少し苦味のようなものが滲むところも、充実していただけではなく、大変な苦労があったこと、それを松本や仲間たちと都度乗り越えてここまできたことが伝わってきて印象に残りました。
素人同然のみどりの意見にも「気持ち分かるよ」と共感を示してきちんと向き合う姿が、荒木の器の大きさや「大渡海」を最高の辞書にしたいという強い思いを感じさせて良かったです。フラットで話しやすい空気感も素敵です。
馬締が言葉に執着しているとしたら、この荒木は辞書作りに執着している。似ているけど、実はちょっと違うベクトルを感じますね。その違いは松本先生との関係性の違いでもあるし、関わった年数の違いでもある。いずれにしてもひとつのものを作るのに、それぞれの歴史や思いがあることを感じさせてくれる役柄です。
演じる岩松さんは昭和のおやじの熱量とこだわりをしっかりと感じさせてくれます。と同時に老いることでの妥協と協調もまた教えてくれる。とても素晴らしい演技だと思います。
バイトの学生たちに「無理しないで帰れよ」と声をかけたり、両手に袋いっぱいの差し入れを買ってきてあげたり、随所で荒木の面倒見の良さや優しい人柄が感じられたのが良かったです。ベテランだけど偉ぶることもなく、若い学生たちでも分からないことは遠慮せず訊けそうな雰囲気があるところも素敵だなと思いました。
車椅子バスケットのくだり、車椅子の人だけではなく誰でもプレイして良いと知った時の満足そうでワクワクした表情が良かったです。いくつになっても新しい気付きや知識を得ることが楽しくて仕方ないっていう、言葉を扱う仕事をする荒木らしさが感じられました。「誰?!誰?!」って訳が分からないまま必死でハルガスミを通せんぼするドタバタシーンも楽しかったです。
「待ってくれ、待ってくれ!」というセリフがすごく胸に刺さりました。時代が目まぐるしく変わる中であれもこれも便利にはなるけれど捨てていかなきゃいけないものもあるわけで、そこに必死についてきたけどそこだけは譲れないって思いが切実に伝わってきた。胸がギュッとなりました。
紙の辞書への熱い思いが伝わってくる演技が素晴らしかった。五十嵐の言っていることも、「時代」なのも頭では分かってるけど、辞書だけは自分が死ぬまで待って欲しいっていう魂の叫びが胸を打ち、辞書つくり、そして大渡海が荒木にとっては人生そのものなんだなって伝わってきたのが良かったです。ラストのピョンピョンくるくるも可愛らしかったです。
辞書引き学習会での悪の大王役、ノリノリで楽しかったです。若干棒読み感が残るところも「素人なのになりきっていて上手い」っていう絶妙な味があって良かった。辞書引き学習会の会議でもそうだったけど、いつもワクワクした様子で楽しそうなところも、辞書への深くて大きな愛情を感じさせて素敵だなと思います。
お蕎麦屋さんでの松本との昔語り、二人の深い絆や信頼関係が伝わってきてとても良かったです。大切な思い出を愛しんで懐かしむような笑みの中に、ほんの少し苦味のようなものが滲むところも、充実していただけではなく、大変な苦労があったこと、それを松本や仲間たちと都度乗り越えてここまできたことが伝わってきて印象に残りました。
素人同然のみどりの意見にも「気持ち分かるよ」と共感を示してきちんと向き合う姿が、荒木の器の大きさや「大渡海」を最高の辞書にしたいという強い思いを感じさせて良かったです。フラットで話しやすい空気感も素敵です。