『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』での柄本時生 (ハルガスミツバサ役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
柄本時生 (ハルガスミツバサ役) は 「2025年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
吐き捨てるように言う「滅せよ」にめっちゃハマりました。自分に喝を入れるように強く言うところが癖が強いキャラクターにあっていたし、普段から自分と向き合って作品を作っている人っぽいなと思いました。風貌とも相まって芸術家っぽかったです。
コミュニケーション能力と才能は別物だからね。自らのデザインには自信があっても、自分という存在にもうひとつ自信をもてないというのは両立し得る。というか、人間って誰しも、そういう二律背反している感情を持っているものだと思う。更にハルガスミが妥協と全身全霊の間でもがく様は、他のメンバーもそうだし、世の中の仕事をするすべての人へのメッセージにもなっているように思います。 演じる柄本さんですが、演劇一家たる柄本家の一員らしい怪演ぶりは、さすがといえますね。まだ子どもの頃の時生さんを、お父さんの柄本明さんと一緒に下北沢のミスドにやってきたのを見かけたことがあるけど、本当にいい役者さんになりましたね。
快演です
「返品にはならない」「汚れるほど売れ残らない」って自信満々なところが良かった。ここまで飾らずストレートに「絶対に売れる」って確信持ってくれてると全く嫌味にも驕りにも聞こえないし、むしろ心強く感じられる。早口で捲し立てて嵐のように去っていく相変わらずな姿も、せっかくの図案をまたしても「滅せよ」って破り捨てちゃうのも、その「滅せよ」が幽霊騒動に発展しちゃうのも、ハルガスミの様子のおかしさも含めて全部が面白かったです。
天才ってあんな感じなんだろうなと思えました。即座に決められない表紙を破り捨ててしまうところは自分に厳しく高い志を持って仕事をしているからなんだろうなと理解できたし、次はもっといいやつを持ってきてくれるような期待が持てた。
提出した図案を3枚とも破ってしまうシーンが面白かったです。満場一致で決まらないものは本当に良いものではないっていうプロとしてのプライドをしっかり持つ格好良さ、突然の奇行と「弱き俺、滅せよ」って捲し立てながら自省する強烈なインパクトのギャップがハルガスミの天才ゆえの変人さを際立たせていたのも良かったと思います。
すごい謙遜しながら自分の描いた本はジャケ買いされるとサラッと言うところが憎めなくて面白かったです。事実なんだけど、それを言って嫌味に聞こえないのはすごい。それ自分で言っちゃうんだと突っ込みたくなる面白さがありました。
話す時に目が合わなかったり、早口で捲し立てるように喋ったり、必要ないのに何度も謝ったり、才能があってそれを自覚しているのに、本を作っている人に申し訳ないって思いが強すぎて自己肯定感が低くなっているという、何とも複雑なハルガスミの状況が濃いキャラクターとともに伝わってくる演技がとても良かったです。
吐き捨てるように言う「滅せよ」にめっちゃハマりました。自分に喝を入れるように強く言うところが癖が強いキャラクターにあっていたし、普段から自分と向き合って作品を作っている人っぽいなと思いました。風貌とも相まって芸術家っぽかったです。
コミュニケーション能力と才能は別物だからね。自らのデザインには自信があっても、自分という存在にもうひとつ自信をもてないというのは両立し得る。というか、人間って誰しも、そういう二律背反している感情を持っているものだと思う。更にハルガスミが妥協と全身全霊の間でもがく様は、他のメンバーもそうだし、世の中の仕事をするすべての人へのメッセージにもなっているように思います。
演じる柄本さんですが、演劇一家たる柄本家の一員らしい怪演ぶりは、さすがといえますね。まだ子どもの頃の時生さんを、お父さんの柄本明さんと一緒に下北沢のミスドにやってきたのを見かけたことがあるけど、本当にいい役者さんになりましたね。
快演です
「返品にはならない」「汚れるほど売れ残らない」って自信満々なところが良かった。ここまで飾らずストレートに「絶対に売れる」って確信持ってくれてると全く嫌味にも驕りにも聞こえないし、むしろ心強く感じられる。早口で捲し立てて嵐のように去っていく相変わらずな姿も、せっかくの図案をまたしても「滅せよ」って破り捨てちゃうのも、その「滅せよ」が幽霊騒動に発展しちゃうのも、ハルガスミの様子のおかしさも含めて全部が面白かったです。
天才ってあんな感じなんだろうなと思えました。即座に決められない表紙を破り捨ててしまうところは自分に厳しく高い志を持って仕事をしているからなんだろうなと理解できたし、次はもっといいやつを持ってきてくれるような期待が持てた。
提出した図案を3枚とも破ってしまうシーンが面白かったです。満場一致で決まらないものは本当に良いものではないっていうプロとしてのプライドをしっかり持つ格好良さ、突然の奇行と「弱き俺、滅せよ」って捲し立てながら自省する強烈なインパクトのギャップがハルガスミの天才ゆえの変人さを際立たせていたのも良かったと思います。
すごい謙遜しながら自分の描いた本はジャケ買いされるとサラッと言うところが憎めなくて面白かったです。事実なんだけど、それを言って嫌味に聞こえないのはすごい。それ自分で言っちゃうんだと突っ込みたくなる面白さがありました。
話す時に目が合わなかったり、早口で捲し立てるように喋ったり、必要ないのに何度も謝ったり、才能があってそれを自覚しているのに、本を作っている人に申し訳ないって思いが強すぎて自己肯定感が低くなっているという、何とも複雑なハルガスミの状況が濃いキャラクターとともに伝わってくる演技がとても良かったです。