舟を編む 〜私、辞書つくります〜

鈴木伸之さんといえば「バントマン」の柳澤大翔。柳裕也と高橋宏斗を合成したみたいな名前だな…。と思ったりもした。中日のユニフォームが妙に似合ってた。若い頃の立浪和義前監督に少しだけ似ているような。あとモロ師岡さんが演じた大翔の父親で元高校球児・柳澤大喜という名前が、同時期に放送されていた「アオのハコ」の主人公・猪股大喜を思い出した。名前が同じだけで何も関係ないのに。

家を出てから初めてみどりと会うシーン、優しさはそのままなのになんでかもう戻れない膜のようなものが見えました。もう終わってしまったんだなという物悲しさを与え、これ以上踏み込ませないところがあった。みどりじゃなくても復縁はもうないなと思えました。

みどりと本音で語り合うシーン、仕事するより楽って思ってたことや愛じゃなかったことを正直に口にしつつ、辛そうに表情を歪めたり、気遣うように少し躊躇いをみせるところが、昇平の優しい人柄を感じさせました。労わるようなまなざしが温かくて、愛ではなかったけど、都合よく利用してたとかではなく、ちゃんと恋だったんだなって感じられたのも良かったです。

せっかく作った朝ごはんが無駄になった時も責めたりせず、喧嘩になって大声を出した時もすぐに謝ったり、みどりへの引け目というより、元々優しくて穏やかな性格なんだなあって感じられたのが良かったです。そんな昇平が距離を置きたいと部屋を出ていくなんて余程のことだし、昇平とみどりのやりとりを見ていて、言葉って意図しない意味で伝わったり、無意識に傷つけて大切な人が離れていったり、影響力が大きくて、すごく難しく繊細なものなんだなあって改めて実感させられました。