『グッド・ファイト』でのポール・ギルフォイル (ヘンリー・リンデル役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
ポール・ギルフォイル (ヘンリー・リンデル役) は 「2020年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
司法取引に応じてマイアを守るかと思いきや自分だけ逃亡するし、ホント最後まで自分勝手で最低なクズなんだけど、どこか憎めない愛嬌があって根っからの悪人に見えないところが魅力だと思います。つい保身に走ってしまう心の弱さや狡さ、弟に妻を寝取られたり、自殺に失敗したり、ちょっと抜けていて残念な雰囲気を眉毛の下がった情けない表情や自嘲気味に笑う姿などで丁寧に表現しているところも良かったです。
「I'll Fly Away」をバックに流して、いかにも「覚悟を決めた男」といった表情で死を迎える準備をする姿は観ていて切なくて胸が痛くなったのですが、いざ首を吊ろうとして転落した時の「あいた…」というつぶやきが間抜け過ぎて一気に現実に引き戻されて思わず笑ってしまいました。緊張感がプツっと切れたけど同時にものすごくホッとして、ここで死に切れないヘンリーの詰めの甘さが愛らしくさえ感じられました。マイアを振り回し、大勢の人間を巻き込む犯罪も犯したけれど、どこか憎めない愛嬌があって良いキャラクターだと思います。
7話でマイアにお別れのキスを拒否された時に浮かべた寂しげな笑顔が良かったです。ストーリー上、敵にも味方にも見えるような演技をしていますが、この時の表情だけは「マイアを愛する父親」にしか見えず、観ていて切ない気持ちになりました。大陪審の証言席で真っすぐマイアを見つめる眼差しも印象的で、迷いが一切ない真っすぐさが感じられ、司法取引を蹴る覚悟が伝わってきたのが良かったと思います。
詐欺を働いた愚かな父、無実の罪を着せられた悲劇の父、娘を騙して利用する狡猾な父。ストーリーが進むたびに新たな事実や疑惑が出てきて立場が二転三転する役ですが、大きく演技を変えていないのに観るたびに印象がガラリと変わるところが凄いです。マイアへの態度も純粋に娘を心配しているようにも見えるし、何か思惑があってけしかけてるようにも見えるし、善悪どちらとも取れそうな絶妙な演技がとても良いですね。
司法取引に応じてマイアを守るかと思いきや自分だけ逃亡するし、ホント最後まで自分勝手で最低なクズなんだけど、どこか憎めない愛嬌があって根っからの悪人に見えないところが魅力だと思います。つい保身に走ってしまう心の弱さや狡さ、弟に妻を寝取られたり、自殺に失敗したり、ちょっと抜けていて残念な雰囲気を眉毛の下がった情けない表情や自嘲気味に笑う姿などで丁寧に表現しているところも良かったです。
「I'll Fly Away」をバックに流して、いかにも「覚悟を決めた男」といった表情で死を迎える準備をする姿は観ていて切なくて胸が痛くなったのですが、いざ首を吊ろうとして転落した時の「あいた…」というつぶやきが間抜け過ぎて一気に現実に引き戻されて思わず笑ってしまいました。緊張感がプツっと切れたけど同時にものすごくホッとして、ここで死に切れないヘンリーの詰めの甘さが愛らしくさえ感じられました。マイアを振り回し、大勢の人間を巻き込む犯罪も犯したけれど、どこか憎めない愛嬌があって良いキャラクターだと思います。
7話でマイアにお別れのキスを拒否された時に浮かべた寂しげな笑顔が良かったです。ストーリー上、敵にも味方にも見えるような演技をしていますが、この時の表情だけは「マイアを愛する父親」にしか見えず、観ていて切ない気持ちになりました。大陪審の証言席で真っすぐマイアを見つめる眼差しも印象的で、迷いが一切ない真っすぐさが感じられ、司法取引を蹴る覚悟が伝わってきたのが良かったと思います。
詐欺を働いた愚かな父、無実の罪を着せられた悲劇の父、娘を騙して利用する狡猾な父。ストーリーが進むたびに新たな事実や疑惑が出てきて立場が二転三転する役ですが、大きく演技を変えていないのに観るたびに印象がガラリと変わるところが凄いです。マイアへの態度も純粋に娘を心配しているようにも見えるし、何か思惑があってけしかけてるようにも見えるし、善悪どちらとも取れそうな絶妙な演技がとても良いですね。