※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.2 /5.0(84.6%) | 173位 /1088件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.8%) | 70位 /1088件中 |
演出 4.2 /5.0(84.2%) | 166位 /1087件中 |
音楽 4.2 /5.0(83.6%) | 132位 /1088件中 |
感動 3.5 /5.0(69.2%) | 311位 /1083件中 |
笑い 2.7 /5.0(54.4%) | 594位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(76.4%) | 217位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 4.2 /5.0(84.6%) | 173位 /1088件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.8%) | 70位 /1088件中 |
演出 4.2 /5.0(84.2%) | 166位 /1087件中 |
音楽 4.2 /5.0(83.6%) | 132位 /1088件中 |
感動 3.5 /5.0(69.2%) | 311位 /1083件中 |
笑い 2.7 /5.0(54.4%) | 594位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.8 /5.0(76.4%) | 217位 /1080件中 |
全てがバランス良かった
主人公が大切に思っていた人の裏切りが続々と判明し、私自身も絶望の淵に立たされた気分で視聴しました。同僚を守るための裁判でも不利な展開が続いたのでモヤモヤが収まりませんでしたが、裁判の陰で夫が暗躍していた流れを知るとスカッとしました。最終的に夫婦の選んだ道はよかったと思います。いろいろつらい目に遭わされているのに、このまま夫婦関係を継続するというのはやはりリアリティに欠けると思ったので・・・。個人的には弁護士事務所の情報屋を買って出ていた彼女が最後退職したのか否か、その真実を知りたかったです。
最後の最後でまんまとしてやられた騙された、という思いになり一杯食わされた感がありましたがそれでもスカッとした気持ちも直後から芽生えたので全話を見終えてみての素直な感想は爽快感が大きかったです。騙されたと感じたのも蓮見壮一郎がてっきり多田だけを追究していたとばかり思っていてまさかそれを隠れ蓑にして他の大物を追究しているとは想像もしていなかったからです。しかし最後にこういう展開があるからこそ面白く楽しいので全話見た甲斐があったというものでした。
蓮見壮一朗がなぜ、わざわざ昔の事件を引っ張り出してきたのか、それの解決よりも、蓮見杏子と円香みちるの友情シーンに一番感動しました。一度きりとはいえ、夫の不倫相手だと知ってしまい、一度はもう仲良しにはなれないと距離をおいたけれど、やっぱりあなたのことは嫌いになれないと、蓮見杏子が円香みちるに伝えたシーンは不倫は許せないと思っている私でも泣けるシーンでした。全話通して面白かったのですが、今後の二人の関係性も気になるので、ぜひセカンドシーズンなどでまたグッド・ワイフのドラマを見てみたい!
さすが日曜劇場なのか、さすが常盤貴子と言うべきか、良質感のあるドラマでした。本当に悪いのは誰? と引っ張って、引っ張っておいたうえで、ある意味どんでん返しがなくっても、しらけなかったのは、出演者ひとりひとりがきっちりそれらしく演じていたからかも。一点、唐沢・常盤一家は、家族に見えなかったな。CMにしか見えない。そして、目をひん剥いて思わせぶりにいなくなってしまった、華丸。伏線回収して~、という感じでした。
解決しなきゃならない問題が山積みになったままだったので、どうやって解決するんだろう、スッキリした気分で終わらせてほしいと願っていたので、それは8割方かなったかな。多少強引なところはあったけれども。男女間の友情、女性同士の友情。そう、人間関係って友情や信頼感で成り立っているけれど、法曹界ではそれだけで成り立っていると言ってもいいぐらい。検事と弁護士の組み合わせの夫婦の間にも信頼関係はあったのかな。できればそれが見たかったかな。ハラハラドキドキ、そうきたか~と、手に汗握る楽しいドラマでした!
結果が求められるストーリー展開と、演者の方々の台詞が長くても、余裕すら感じさせ、物にされているシーンが沢山あり、見惚れた。スピード感あふれる展開で、見終わるのが早かった。敵味方役関係なしに、若手もベテランも、チームワークがよく見え、裏方の方とのコミュニケーションも良く見えた。私はこの様な切れ味ある話は、すぐに難しくとらえがちで、退屈してしまうが、今回は違った。又続編が見たい。賛同者は少なくは無いはずだ。
最初から最後までとても爽やかなドラマでした。とても観やすかったです。常盤さん、小泉さん、唐澤さんがスタイリッシュでとてもかっこよく常盤さんは若い頃より美しくしなやかで女性として憧れました。文字にしてしまえばい三角関係ですが、見ていて清々しく常盤さんがひたむきに頑張る姿に応援したくなりドロドロした印象もなく良かったです。ずっと暗いまま離婚を決意するのではなくて、新たなスタートとして離婚を選び女性として自立した最後に好感が持てました。
後半の法廷シーンで審議の間のやり取りは白熱していてスリル満点の展開でした。有終の美を飾るべくの制作側の意気込みが本当に伝わってきました。杏子は見事に多田を救うが真相は「寄付」とは、ちょっと拍子抜けというか、あり得ない話?って思ってしまいました。「後妻業」の小夜子も付き合う老人の遺産をがっぽりせしめて、でも手元にたいした貯蓄もなく結局孤児院に寄付っていう流れだったと思う。これは単なる偶然なのだろうけど葛藤の末壮一郎との別れを覚悟した杏子は強いと思った。世の女性たちも「いやだから離婚」ではなく「今後の人生のための覚悟の離婚」という選択眼で「離婚」を捉えられたらと感じますね。杏子の生き方には「甘え」がないですから。とにかくこれだけ良質のドラマを日曜のゴールデンタイムに見れたことはラッキーでした。
ストーリー展開が面白くて、「この人を徹底的に叩き上げる!」と思い戦っていたら、相手はもっと格上の敵を見ていて…。唐沢さんと常盤さんの夫婦の形というものが興味深かったです。結婚してからの長い年月より、この1年の方が互いのことを知れたという台詞があって、それは面白いなと思いました。
あと、大人になると友達がなかなか出来るわけではないから、常盤さんと水原さんの友情がすごく羨ましいです。途中ヒビが入ったけど、それでも「嫌いになれない」と思えるような相手がいる事は羨ましいし、水原さんの立場に立つとしたら、その一言ですごく救われて泣くのも頷けるし、ああいう女友達が自分も欲しいと思いました。
離婚としても好かれている男性の元に走らないのは、アメリカっぽいなと思いました。
唐沢寿明演じる蓮見検事の思惑が最後までわからなくて、裁判の流れが何度か変わったので展開にハラハラした。でも狙いはここだったのか!と分かるとスッキリ。蓮見検事が亡くなった佐々木の想いをちゃんと背負っているのが感じられる、非常にいい終わり方だったと思うけど、最後がバタバタと一気に終わってしまったのが、少し残念。常盤貴子が水原希子に、「やっぱりあなたの事を嫌いになれません。」というシーンが素敵で、感動した。
ついに迎えた最終回で主人公の杏子がどんな選択をするのかとても気になっていたが、前向きな離婚という選択はいいな、と思った。今までの自分だったら我慢していたかもしれないけど、もやもやしたままで一緒にいたくない、という決断ができたのは、杏子が専業主婦から弁護士に復帰して自分に自信が得られたからだろうな、と感じた。やはり女性は仕事があるとちがうんだろうなーと今専業主婦の私にはガツンと響いたなー。強い母でいるためにも自立は大切だな、と。
もちろん弁護士ドラマとしても見ごたえがあったからとても面白かったけれど、女性として、妻として、母としての成長ストーリーがとても良かったドラマでした!
最終回はいつも以上にスピーディーな展開でしたが、ドタバタ感がなく、登場人物それぞれにちゃんと結末があって全体的に綺麗にまとまっていたと思います。また主役の杏子だけでなく、要所要所で多田や円香、朝飛など脇役の心の機微も丁寧に描いたことでキャラクターがより魅力的になり、ストーリーに深みが出て見ごたえが増したと思います。多田の裁判シーンは劣勢続きでハラハラしましたが、最後の大逆転でスカッとしました。法廷シーンが沢山あったのも良かったです。
BUMP OF CHICKENの主題歌も爽快で、専業主婦から家族を守るべく弁護士として復帰した蓮見杏子ととてもマッチしています。最終回に向けて多田からキスをされそうになったり、ジェラシー剥き出しで多田を逮捕までしてしまう検察の蓮見との間で杏子の心は揺れています。ちょっとめんどくさいけど、私も杏子になってみたいと頭の中は妄想でいっぱいになります。
私だったら、子供たちも大きいのでさっさと多田と付き合います!たった一度の人生ですから。でも現実はそう簡単にはいかないのでしょう。このドラマは私のような主婦層にウケています。職場で多田みたいな人がいたら誰でも好きになっちゃいますよ。
最終回はとうとう夫婦バトルが展開されそうですが、杏子は荘一郎と離婚するのか、しないのか?多田との関係に進展はあるのか?目が離せません。
杏子と円香の女の友情の破局に泣かされてしまいました。円香はきっと自分が取り返しのつかない過ちを犯したことを後悔しているでしょう。そして壮一郎は最初から裏切っていたんじゃないか!と、ほとんど八つ当たり気味にそちらへ怒りが向いてしまっています。彼は何度も家族を利用しているし、結局この人は自分の目的しか頭にない思いやりのない人間ということなんでしょうか?杏子が選んだ人だからいい所もあると思いたいけれど、このままではただのひどい奴という評価で終わりそうです。
やっと相武紗季の出番。待ってました!最初はなんとも挑戦的な態度で憎たらしかったが、杏子が食い下がって真相判明!子供の手紙には感動して泣いてしまった。本当の裏切者は誰なのか、分かりそうで照明が暗すぎて見えず来週に持ち越しというお決まりのパターン。予想では多田先生かみちるか、もしかしたら朝飛だったりして。多田先生のファンなので、杏子のことは絶対にあきらめないで欲しい。大学の時から一途に想っててくれるなんてロマンチスト過ぎる?。頑張れ、多田先生!
佐々木の裏切りが発覚して自殺という衝撃の幕開けで、その後も杏子の正採用の決定や壮一郎の復帰、円香との不貞の発覚、杏子と多田の急接近、多田の逮捕など最終回直前に怒涛の展開続きでドキドキが止まりませんでした。スピーディーなストーリー展開の中でも、壮一郎と円香のことで葛藤する杏子の心情や子どもたちの様子なども丁寧に描き、とてもバランスの取れた構成で無駄な配役が一人も出ていないところもこのドラマの魅力だと思います。
やっぱり、蓮見壮一郎は、不倫などしてなかった。全ては、南原によるインサイダー取引の犠牲になっただけだったのだとわかって、すっきり!
かと、思ったら、相手が悪すぎる。やっと証拠を手にいれられると思ったのに、ハニートラップだったと言ってくれた遠山さんが、襲われてしまうなんて!
自分の私利私欲のために、人の命さえ脅かすなんて、そんな政治家がいていいのだろうか?
せっかく、杏子の強い味方だった円香にまで、脇坂たちの手が伸びていて、ほんとに何なのー?!って、腹がたってきた。
まさかと思うが、一番の裏切り者は、杏子を手にいれたい多田じゃないでしょうね?
どんでん返しの連続で、胃が痛くなってきた。
杏子と多田の距離がここからどうなっていくのかがとても気になっています。壮一郎は杏子を愛しているように見えるし、子どもたちのこともあるけど、多田との道を選んだほうが幸せになれるのではないかと思います。事件の真相がだんだん明らかになってきて、壮一郎の無実はまもなく証明されると思います。不倫も嘘だったのではないかなと感じました。弁護が完了した後、杏子が公私ともにどういう道を選ぶのかにとても注目しています。
8話は遠山亜紀の一連の行動の真意が明らかになったり、多田が壮一郎の弁護に協力したり、ストーリーが大きく動いた回でドキドキしながら見入ってしまいました。皆一様に意味ありげな表情を浮かべているので誰が裏切り者か分からずハラハラしてしまいます。蓮見夫婦と多田の三角関係も、壮一郎が杏子を裏切っていなかったことが判明したのでまた変わってきそうですし、一瞬も見逃せないスピーディーな展開で非常に見ごたえがあります。
壮一郎の弁護を引き受けることになった杏子だが、なぜあんなに毅然としていられるのか。
普通だったら、自分を裏切ったとも言える夫の弁護なんて引き受けられないだろう。杏子は本当に強い!
壮一郎と多田とのやりとりも見どころだ。多田の気持ちに気付いてしまった壮一郎はどんな思いでいるのだろう。
また、多田や円香、朝飛たちがチームを組んで、弁護人を救う姿も見ていてスッキリする。
今回もブティックの店長に証言させるまでの手口がさすがだ。
回が進むほど、面白みが増していくドラマだ。
壮一郎が情報提供者に会える展開は、特捜部長の脇坂の思惑で尾行がつき、振り切るための行動が予想以上のスリリング感があり、壮一郎が待ち構えている所へ振り切ったはずの検察官の吉村が現れ嫌みを放つ所が、スパイ映画のようで面白かった。
一方の杏子たちが担当する名誉棄損で訴えた案件は、依頼者の剣持の独特な感性や態度が面白く裁判が難航したまでは良かったものの、多田が壮一郎の煽りを受けて暴走気味の脅迫行為で依頼通りに達成する流れが雑に見えてしまったのが残念だった。
壮一郎の弁護を杏子が引き受けることで、より事件の闇や謎が細かく描かれるようになり、尾行を撒くなどハラハラ展開もあって見ごたえがありました。杏子と壮一郎がお互いに本音をぶつけ合ったり、多田と壮一郎の直接対決があったりと三角関係も色濃くなってきて面白いですね。でも自分が浮気したくせに多田の告白に怒る壮一郎はどうなんだろう。多田の想いを知った上であの台詞を口にするのも嫉妬丸出しで器が小さ過ぎるし。もっとこれまでの放送で壮一郎自身の性格や人間性が描かれるシーンがあれば良かったのになと思いました。
蓮見杏子の夫・壮一郎の一連の逮捕には何かしらの真実が隠されていることは視聴者も容易に想像できるところですが、どんな罠?というのが全く読めなくてもどかしいです。恐らく最終話でそれが暴かれるのでしょうがそれまで待ちきれなく、だんだん退屈してきました。せめて壮一郎が本当に悪者で、仕事のために家族を残酷にも裏切ったのか、それとも真の大きな愛情で必死に家族を守ろうとしていながら計り知れない事情があって家族を傷つけてしまっているだけなのかが、そろそろ知りたくなってきました。
今回は壮一郎の保釈によってストーリーが大きく動き、改めて唐沢さんの演技力の高さに感心させられた回でした。子どもたちに無実を訴える姿は誠実そのもので本心から悔やんでいるように見えたし、綾香に「おかえりなさい」と言われた時の泣きそうな表情も何とも言えませんでした。味方だと思っていた林が意味ありげな表情を浮かべて弁護を降りてしまったり、脇坂と南原の接触も明らかになったりと、誰も信じられないスリリングな状況でドラマの世界観に引き込まれて見入ってしまいます。
ロックスターの数矢の総資産20億円を巡る争いが、妻のちなみとの愛人の唯奈というバチバチ感を期待していたが、数矢たちが結婚式を急ぐだけの事で杏子たちの揺さぶり工作によって呆気なく決着してしまったのには驚いた。
また、数矢の代理人が多田の元カノの栗山で多田が杏子に惹かれているとわかっていそうで、ここもバトルがありそうな雰囲気はあったのに何にも起きないと連続の肩透かしには呆れた。
壮一郎の失脚を狙っている脇坂が、杏子の自宅を盗聴していたとわかったが、イメージのままで終わるのは物語の勢いが止まった気がする。
ドラマも中盤に入り、壮一郎を嵌めた犯人が明らかになったり蓮見家から盗聴器が見つかったり、ストーリーに大きな動きがあって見ごたえがありました。今回は離婚がメインの話で、東城、脇坂、杏子と壮一郎という3組の夫婦のあり方を比較しながら見られたのも興味深かったです。脇坂の妻役の峯村リエさん、存在感も濃い演技もとても印象的で良かったです。吉田さんとの夫婦のやりとりをもう少し見てみたかったです。
序盤の嫌味な態度から真犯人は宇佐美の息子だろうなと予想がついていたので特に意外な展開でもなかったですが、プライベートでは優柔不断な態度だった杏子が離婚を決意したり奈津子に決別宣言をするなど、きちんと前を向いて歩み出す描写があったのが良かったです。ただ息子の隼人くん、とっても良い子で頼りになるけど良い子過ぎるので無理をしていないか心配になってしまいます。
常盤貴子さんの旦那さん役の唐沢寿明さんと同僚役の小泉孝太郎さん。
私は、この役が逆だったらなぁ~と思って見ています。
小泉孝太郎さんにドキドキしないというか、真面目さが全面に出てしまい、やはり唐沢寿明さんの様に色気のある男性が常盤貴子さんを誘惑して欲しいと思ってしまいます。
主婦目線。
脱線事故の原因で対立しているときにマスコミから連絡が来る小芝居は要らなかった。
小泉孝太郎、北村匠海が重厚感のある役者ではないので、軽くなり過ぎてしまう。
弁護士が問い詰めて、相手の回答ミスを誘うだけで笑えるのに。
ましてや、妊婦の弁護士役を演じている江口のりこのキャラが立っているから、他の役者が普通にしていても笑いは取れる。
グッドワイフに限ったことではないが、リメイクの日本版はコメディーに寄りすぎてしまうのが残念。
3話は杏子が担当した事件が脇坂を窮地に陥れ、それが壮一郎の策略だったという予想外の展開で非常に見ごたえがあり面白かったです。アメリカ版でも妊婦さんの弁護士が出てきましたが、江口さん演じる河合もクセが強くて強烈なキャラで面白かったです。ただせっかく壮一郎とのことを前向きに考え出していたのに結果的に彼の復讐に利用されてしまった杏子の姿は切なくて見ていて辛くなりました。
最近、法律ドラマとして何とも中途半端な作品を立て続けに目にしてストレスを感じていたので、法廷シーンがしっかりあり、勝つために色んな角度から事件を調査する過程が丁寧に描かれているところにとても好感が持てます。2話では円香と壮一郎の接点が明らかになったり、脇坂や佐々木など壮一郎とつながりのある人物が杏子に接近してくるなど人間関係がより複雑になり、ストーリーに深みが出てきてますます面白くなってきました。キャストも演技派が揃っていて豪華ですし、誰が嘘をついていていつ裏切るのか、一瞬の表情の変化も見逃せない展開がスリリングで見ごたえがあります。
汚職より、不倫が嘘だったら良かったと、杏子の言葉に思わず頷いた。どんな犯罪より、夫が別の女性と関係をもったことが妻には打撃で、罪深い裏切り。
熱弁をふるって法廷で弁護士が勝利を勝ち取る、いわゆる法廷ドラマであり、そしてブランクがありながら弁護士に復帰しバリバリ活躍するキャリアウーマン物語でもある。同時に汚職疑惑のからんだサスペンスもの、と内容てんこ盛り。しかし法廷での逆転劇、サスペンス、そんな要素より、なにより夫に裏切られた妻、ひとりの女性蓮見杏子の葛藤と苦悩が見ていて胸にグっときた。
久しぶりの常盤貴子さん主演に加え、唐沢寿明さんや吉田鋼太郎さんなど実力派俳優も顔をそろえていて、それなりに楽しみにしてたけどストーリー展開はやっぱりつまらなかった。結婚して16年も専業主婦だったのに、いきなり現役復帰した弁護士なんてペーパードライバーみたいなもので使い物にならないはず。なのにいきなり「それなりの」活躍って、あまりにも現実感なさすぎ。夫も汚職疑惑と女性スキャンダルのまっただ中にいて、そんな状況でノコノコ働きに出るというのもありえませんし。最近のドラマは、どの局も弁護士モノか刑事モノばかりで、同じテーマで作品を作らないといけないとかいうルールでもあるのかと思うくらいツマラナイ状況ですけど、「グッドワイフ」もせっかく素晴らしいキャスティングなのにもうちょっとマシなテーマ、ストーリー展開にできなかったのものかと残念。
唐沢寿明と常盤貴子の夫婦役ってどんな感じ?って楽しみでしたが、ほとんど一緒のシーンがなくて残念でした。弁護士に復帰したヒロインの今後の仕事での活躍は充分期待できそうです。唐澤さんが逮捕されたのも、複雑な訳ありのようで、それが解明されていき、夫婦が元におさまるか、弁護士の小泉孝太郎と発展していくのかってのが、見処なんでしょうか?意外な人物が悪者だったりしそうな予感もありますね。
久しぶりに見た常盤貴子さんに最初はちょっと違和感を感じました。作中の、数年ぶりに弁護士に復帰してなんだかぐずぐずとすっきりせず裁判でも相手にやりこめられてしまう役の姿とそのまま被ってしまったのだと思います。でも杏子が自分の弱味を武器にしてめきめき力を発揮していくのを見ている内に「常盤さん」という意識は消えて最後はしっかりドラマにはまっていました。実力者の役者さんを揃えていて安心して見ていられる作品です。ただ第一回の内容としては亡くなったお母さんに救いがなさすぎて、日曜の夜にこれはつらいかなあとも少し感じました。
ドラマの冒頭から主人公の蓮見杏子の落ち込んだ姿からの始まりで、夫の壮一郎がいきなりの謝罪会見とは斬新過ぎて驚いた。
杏子の弁護士として復帰する物語とは知っていたので面接のために待っていると思ったら、会議に出るために待っていて部屋を間違い、慌てて向かう焦った心境と同じ思いでヒヤヒヤして見ていた。
事務所の代表である佳恵の杏子への敵意むき出しの接し方はハラスメントの一歩手前で法律家らしい嫌らしさが出ていて、これからもっと白熱していきそうで楽しみ。
キャストも豪華で法廷シーンも見ごたえがあり、とても面白かったです。登場人物皆がそれぞれ思惑を抱いていて、意味ありげな表情を浮かべたり裏切り者と見せかけて実は裏で味方として動いていたり、細かな伏線が張り巡らされているので一瞬も見逃せないなと思いました。武田さん演じる日下部の傲慢で世間の代弁者と勘違いしているクズっぷりもさすがでした。