いちばんすきな花

紅葉は内面にドロドロとした澱のようなものを抱えたキャラです。良くないと思っても、人は薄暗く卑怯な感情を抱くし、時にそれを隠して良い人ぶることもある。偽善と言えば偽善だけど、人間関係なんて言葉にしなければ、あるいは知られなければそれで済む。でもそれを告白してしまうピュアさ、もしくは自虐性がある。それは若さとか、そういうことではなく、紅葉という人間のどうしようもない個性であり、ずっとつきあっていかなければならない自分でもある。他の3人は決して優しいのではなく、ただありのままに受け入れる。受け入れられることで少しずつ自分の殻を破っていく姿は好感が持てました。

正直紅葉くんは嫌いだけど演技は上手だと思う。イケメンだしバリバリの一軍でしょっていう外見なのにどこか残念。紅葉くんじゃなきゃっていうより紅葉くんでもいいって感じ。愛想笑いがかわいそうに見えてしかたない。

紅葉くんのみんなに合わせるようなふわっとした力のない笑い方がとても気になります。そうやって人に合わせ過ぎて誰からも選ばれるってことがなかったのでしょう。元々目力が強い子ですがオーラを封印してるのでしょうね。