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脚本・ストーリー 2.7 /5.0(54.4%) | 903位 /1058件中 |
キャスト 3.6 /5.0(72.6%) | 722位 /1058件中 |
演出 2.8 /5.0(56.6%) | 880位 /1057件中 |
音楽 2.6 /5.0(52.6%) | 906位 /1058件中 |
感動 2.8 /5.0(55.8%) | 696位 /1053件中 |
笑い 2.4 /5.0(47.6%) | 729位 /1053件中 |
スリル・興奮 2.7 /5.0(54%) | 787位 /1050件中 |
脚本・ストーリー 2.7 /5.0(54.4%) | 903位 /1058件中 |
キャスト 3.6 /5.0(72.6%) | 722位 /1058件中 |
演出 2.8 /5.0(56.6%) | 880位 /1057件中 |
音楽 2.6 /5.0(52.6%) | 906位 /1058件中 |
感動 2.8 /5.0(55.8%) | 696位 /1053件中 |
笑い 2.4 /5.0(47.6%) | 729位 /1053件中 |
スリル・興奮 2.7 /5.0(54%) | 787位 /1050件中 |
うーん、この4人ってその年になるまで本人たち曰く不遇だったから相性ぴったりの4人組ができて舞い上がりすぎ。そこが痛くて見てられない。女子高生のうちらサイコー!みたいなノリよ。そうじゃなければあの年で家具屋さんの家具で自宅みたいに寛がないでしょ。みどりちゃんが入れなかったのもそういうノリだったから。仲間に入れてあげるといって見えない線を引かれているやつ、だから今回も他のゲストが来ても同じテーブルにはつかない。毎回の傷ついた告白も4人で勝手にやってなよとしか思えなかった。
これは結局のところサンクチュアリの話ですね。サンクチュアリというと人はどこか特定の「場所」をイメージする。この物語のメインとなる4人も、最初はこの「場所」に集まった。そして椿の家がある種のサンクチュアリになるんだけど、サンクチュアリというのは「場所」ではなく、一緒に過ごす「人」と作るものだと気付くわけです。それは4人だけでなく、美鳥や赤田や希子なんかも同じで、しかもそれぞれの人の数だけ形は違ってくる。皆がそれを知る優しい物語でした。どこか吉本ばななの物語のような文学の匂いがして、派手さはないし、分かりやすくもないけど、とても良いドラマだったと思います。佳作だと思います。
今回のちょっと響いた一言は、「他人の価値観は理解できないけど、理解したいと思える他人と出会えることがある」かな。
でもどっちにしても、ドラマとしては物語性が全くなくて、ホントにホントにつまらなかった。
ミドリちゃんが仲間入りして五人組にならなかったからあの家からは完全撤退になるのかな。お泊まり会じゃなくて住むって発想は面白くてワクワクする。なんなら4人で住めるうちを新たに探して引っ越したら?と思うけど期間限定だからこそもっと面白くなるのかもしれない。よよちゃんが椿さんに、紅葉くんがゆくえさんに振られましたね。それでも4人の関係が変わらないのが素敵。ゆくえちゃんの妹のキャラも面白い。拗らせてる人しかいないのが面白い。
美鳥から楓にあてた「仕事はつらいものだから、どうせ辛いなら好きなことを仕事にしろ」というメッセージは心底頷けた。毎回こういったちょっと響く一言があちこちに散りばめられてるのが、このドラマの好きなところ。
夜々の告白はまたしても空振りでした。でも夜々も椿もお互いの関係を壊さないように、その根っこのところを大事にした告白は、正解だったと思います。それはゆくえと紅葉の関係にも言えますね。まあ人付き合いが下手だと言っても、椿とゆくえがちゃんとした良識ある大人だからというのはある。でも夜々が紅葉のバイト仲間に食いかかったような若さの熱量も大事だと思います。実際に文句を叩き付けるかどうかはともかくですが。一緒に泊まるではなく、暮らしてみるというのはよくわかります。「ただいま」「お帰り」といった何気ない普通の挨拶をできることが、どれくらい幸せなことか、それを4人で味わえるのは素敵ですね。
なんかこの4人って自分が傷ついたことに敏感、だからこそ優しいってことじゃないんだよね。自分たちの傷を見せ合って舐め合うことに必死でその他の人を構う余裕はないんだよ。しかも4人で向き合っていることが居心地が良過ぎて誰1人その輪にいれようとしない。みどりがいろんな経験をした大人だからこそ、ゆくえに柔らかい言葉で伝えたけど結構嫌な思いしたと思うよ。自分たちさえ良ければいいっていう傲慢なところが私たちなんてという謙虚なところに隠れているのがまたムカつくんだよなー。
高校時代の紅葉に、美鳥が言った言葉はなかなかインプレッシブだった。独りになりたくないがために、自分を偽って話を合わせたり行動を共にする相手のことは、友達とは言わない。でも、そうやってズバリ指摘されてたのに、紅葉は卒業してからもまだ同じような人間関係しかもてなかったっていうのは成長してないね。
美鳥がそれぞれと2人きりならいいけど、5人でというのは違うという気持ちはよくわかります。特に美鳥の過去を知ってしまうと、それはそうだろうなと納得しますしね。他の4人はある意味、同時発生したみたいなもので、同じ時間軸の中にいるけど、美鳥はそれぞれと違った時間軸で出会っているから、1対1では共有するものがあっても、5人で共有するものはない。好きとか嫌いとかいうのではなく、自分の居場所ということなら、単純に居づらいというのはよくわかる。どんな人の人生も生きていく過程には、他の者にはわからない紆余曲折があり、その時々で瞬間を共有し合えたとしても、それはその人のすべてではないからね。
かすり傷をいっぱいつけるって怖い言葉ですよね。だけど今いじめとか〇〇ハラに厳しい目が向けられる中、子供なんてそういうのに敏感だし認定されない程度の意地悪は増えているのかもしれない。それにしてもミドリちゃんって学校の全員から嫌われて親戚中から嫌われて、勤め先の塾でも嫌われてって嫌われすぎでしょ。なんかこっちまで落ち込むわ。それでも少数の味方がいれば生きていけるってことが言いたいのかもしれないけどそんなに嫌われる設定って何が言いたいのか分からない。
相良君ってまだ夜々ちゃんのことを諦めてなかったんですね。でも、『この子が良いのは顔だけだから』などと怒りに任せてでも言い放つような人を、許したり受け入れたりするのはムリでしょ。失言は本音とも言うし。
それにしても、このドラマって特になんの展開もしていかないんですね。。。
たとえ4人共知っている美鳥でも、出会った時間軸が違うし、想いも違う。だからみんな一緒にではなくて、それぞれ個々に会うというゆくえの判断は良かったと思う。三角錐のたとえがあったけど、希子のそれにゆくえが同意しなかったのは、そもそも実体が三角錐であるかどうかすらわからないからだと思う。でも人間の多面性ってそういうもの。嫌いなポジティブワード、常々同感です。椿のぼやきに100%共感します。咲かない花もあるという言葉は花屋の息子らしいし、説得力がありました。さて美鳥と紅葉はどんな話をするのでしょうね。
ここで4人がそれぞれ別々のエピソードを持っていた人物が同一人物だったという面白い展開。4人のダラダラといったら怒られるかな?聞く人が聞けばどうでもいい話に間伸びした感じがしていたところに目が覚めるような展開。なんだかワクワクしてきました。そのキャストに田中麗奈さん!ヤンキーのように見え冷静に生徒に意見する先生にも見え、生徒に下の名前で呼ばれても気にしない塾の先生にも見えよよちゃんと並んでも引けをとらないいとこにも見える。ぴったりすぎてびっくりした。
夜々の椿への想いは空振りでしたね。まあこの関係性ならそうだろうと思います。赤田夫妻のバカップルぶりもどうでもいい。驚きは「美鳥」という存在の登場。4人それぞれの印象だけだと、まったく違った人物像だけど、客観的な情報からすれば同一人物で間違いない。でも会った時代、状況、先入観などで人の印象なんて大きく変わるから、それ自体はあてにならない。いずれにしても4人はどこか「美鳥」のイメージが深層心理にあり、その「美鳥」が住んでいた家に何かを感じたということなのでしょうか。とにかく「美鳥」に注目です。
タイプじゃないなんて本人の前で言ったことないなー。椿さんって自分がされて嫌だったこととかよく覚えているし可哀想なものに執着して自分が救ってあげるって優しさを出すけど、基本というか素は優しい人じゃないんじゃないかなと思います。時々パッと出る言葉が残酷で驚く。優しい繊細な人たちが自分たちの傷を寄せ集まって癒すって趣旨だと思っていると時々その鋭さにびっくりすることがある。なんか誰がいい人なのか分からなくなってくる。
赤田は自分からゆくえとの友情をバッサリ切り捨てておきながら、彼女の新しい友人関係に嫉妬するなんて呆れるわ。自分勝手というか意地汚くて、この人、なんか好きじゃない。
「最近、ひとの運があります」ってゆくえが言ってたけど、色んな運の中でも人間関係に恵まれるのが実は人生で一番幸せなことなのかもって思った。
この赤田の態度はどうかと思う。自分は友だちポジションだったのに、他の男だとすぐ恋愛と結びつけ、椿にまで暴言を吐くのはいい年齢の大人だし、妻帯者でもあるのにあまりにも幼い。夜々の言う通りある種の嫉妬であるのかもしれないけどね。結局はゆくえが言ってたけど、他人のことはよくわからないというのが正解。どうやったって100%の理解はないし、10%の理解でも「わかる」と言ってしまう人はいる。そもそもどれくらい理解しているかわかる指標もないわけで、すべては互いに主観のみ。だからこそ人と人の距離感は難しい。それにしても椿が家を手放すのを選ぶとは思わなかった。他の3人は猫じゃないけど、あの家があるから居ついたという口実というか、建前みたいなものがある。確かに外でも会えるといえばそうなんだけど、4人の関係はどうなるのだろう?
なんでいちいち学生時代の篠宮くんの思い出を汚すようなことを紅葉は言ったんだろうね。絵も個展を開くまでになり地味だけど友達がいて満足そうな彼を見て悔しくなったのかな。それとも篠宮くんの言葉の中に紅葉くんに刺さるイラっとするポイントがあったのだろうか。痛かったことを痛かったと言うのが自分を癒す術だとしても、誰の前で言うかぐらい考えてほしい。紅葉の心の棘は抜けたとしても篠宮くんに刺す理由はない。いつまでも自虐的に笑っていればいいと思った。
4人の中では紅葉が一番難しい人という印象かな。誰にも嫌われないように常に良い人ぶってふるまってきた割には、高校時代の同級生だったSHINOには今更言わなくてもよいことをわざわざ言って傷つけるって性格悪い。コラボの申し出がすっかり著名人となった彼からの、うだつの上がらない自分への施しみたいに感じたのかもしれないけど、自分が傷ついてるからってSHINOが抱いている良い想い出まで台無しにする権利はないよね。
紅葉が言っていた、死にたくなるような、お腹が痛くなるような気持ち、何だかわかります。彼のような生き方に共感はしないけどね。椿の優しさがじんわりと染み込んでくる感じがしました。そしてゆくえの言葉にも説得力があります。それぞれがそれぞれの生き方の中で、欠けているものと、補えるものを持っている。それに気付かされます。だからこそ欠けるにしても、補うにしても、一方的なものは、相手も自分も傷つける。こうやって年齢も経験も違う人たちが、友人関係になれるのはうらやましい。でももしかして夜々は椿が気になっているのかな。別に二人がくっついても構わないけど、それがこの関係性を壊さないものであって欲しい。
よよの心の描写の仕方がとてもリアルで自分の経験してきたことが具現化されてこういうことだったんだ!と妙に腑に落ちた。お母さんのことが大好きだけど嫌いな部分がたくさんあるって言葉がストンと心に入ってきた。そうなんだ、好きか嫌いかに分けられない葛藤する気持ち。大好きだけど大嫌い。よよみたいにぶつける勇気がない人は、その子供みたいな気持ちをそのまま持っててもいいんだなとも思った。繊細な描写が多いのもこのドラマの特徴で、そこがたまに苦しくもある。だけど刺さった時の深さはエグいと思った。
夜々の母親は多少エキセントリックなところもあるけれど、電話越しの娘の言い分を黙ってきいて受け入れている姿には、親の悲哀みたいなものも感じて切なかった。物や人に対して抱く好きや嫌いという気持ちには理由は要らない、というゆくえの言葉は良かった。
夜々の気持ちはよくわかる。母親に対する気持ちも兄たちの言葉に対する感情も理解できる。だからといって別に嫌っているわけではないけど、自分の立場からすればひどく鬱陶しい。まあそれが夜々みたいに溢れ出てしまった時が、本当の意味で親離れ子離れのタイミングなのかもしれないけど。少なくとも自分の思うベストが、その人にとってもベストかどうかはわからないから、椿の家みたいにじっくり話せる環境は大事だね。でもそれはその場所の問題ではなく、そこにいる人たちが作り出す環境の問題。家族であっても話せる環境がなければ理解し合えない。それは間違いない。何にしてもこの4人の関係は見ている方も居心地が良くて、自分も椿の家に行きたいと思ってしまいます。
すみれのは単なるマリッジブルー、一生に一度の大きな決断を前にこれでいいのか?とジタバタしたくなるやつ。実際浮気したし同情はできないけれどそこで椿がどう動くかで全然違う未来になる。そこで怒るとか追いかけるとかしない椿の愛情はそこまでってこと。だから結婚する前にわかって良かったかもね。さてさて4人は2人組ではない4人組になりしました。なんでも言い合えるのが心地良さそうで居場所を見つけたんだねと嬉しくなります。男女の友情は2人では成立しないけど4人だと成立するのか、楽しみです。
純恋がボーイフレンドと浮気をしてくれて、結果的には椿には良かったのかもね。二人とも互いに好きだったって言ってたけど、嫌いではなかったっていうのが本当のところじゃないの。椿は純恋に嫌われまいと自分を押し殺したり演じたりしてたわけだし、彼女との結婚が取りやめになったこと自体には全然傷ついてなさそうだもの。
4人でいる時の雰囲気がいいですね。嫌味ではない軽口がむしろ心地いいくらいです。純恋についてはもやもやするところしかないけど、浮気した側にごめんと言ってしまう椿の気持ちは痛いほどわかります。そして純恋がごめん以外に言いたいことはと問い、わざわざ訪ねて来たのは、ある種の愛情なのだろうとは思うけど、一緒に人生を共にする男女の愛ではないね。何にしても4人が友だちと呼び合える関係になったことは良かった。大人になって利害も打算もない相手と友だちになれるなら、昔からの友だちモドキよりも良い距離感を保てそうですね。
同窓会って学生時代にいい思い出しかない人しか行かないんだと思ってたからわざわざ帰省までしていくゆくえの気がしれない。交換日記のことも過去に刺さった小さな棘。そういうことって誰しも多かれ少なかれあるよね。でもみんな蓋をするとか忘れるとかして葬るのよ。それができるまで、を描いているのかもしれないけどあの時のあれが嫌だったこれが嫌だったって今更掘り返さなくてもいいんじゃない?って思ってしまう。なんか見ていて痛々しい。
ゆくえの同級生は、どうしてゆくえだけ結婚式に招待しなかったのかな。仲良し四人組のメンバーの他2人は呼んでるのに、ゆくえのことを実は好きじゃなかったってこと? でもゆくえ自身も、彼女たちのことを本当の友達だなんて思ってないようだし、お互い様って感じか。義理や義務の気持ちで出席するくらいなら結婚式も同窓会も行かない方が、よっぽど精神衛生的には良いんじゃないかしらね。
赤田の婚約者って最低。でも婚約者の一言で、ゆくえとの長年の友情をあっさりと手放す赤田は更にヒドイ。ゆくえは今はショックと喪失感で寂しいだろうけど、恋人のために友達を捨てるような赤田みたいな人間とは、縁が切れて良かったとのかも。
椿は言動がかなりユニークで、ちょっと面倒くさい人かなという感じ。婚約者に電話一本で捨てられて気の毒だけど、はめていたパートナーリングを土に埋めて立札たてるとか、本人がまじめにやってるだけにツッコミも笑いもできなくて、ひたすら引くわ。
綺麗な花と素敵なキャストで温かい雰囲気にしているけど内容は全体的に暗くて記憶の奥にある痛みを思い出す。サイレントの人たちが作ったと知り納得。人の痛みに寄り添うことはいいことだけどそれは他人も痛みを知るということで、自分の過去も引っ張り出されるような気がして見ていて辛くなる人もいるのではと思う。とはいえ4人それぞれの痛みを丁寧に描いているのでここから似たような思いを持っている人たちも含めて癒されるのではという期待もあるかな。