インビジブル

生活感のなさ、存在感、佇まい、動き、美しさ、いろんなものが現実離れしていて、遠い世界のことのようにも感じて、本当にこんな人いるの？っていうインビジブルの役としては最適だったように思う。涙も美しかった。

キリヒトが殺された時の縋るように名前を呼ぶ声や頼りなげな背中、「ごめんね」と涙ながらに謝る姿が、悲しいシーンだけど今まで見たことないくらい愛情に溢れていて良かったです。弟を想う姉の顔に戻っているのが切なかった。目力があるので広いスタジアムの真ん中で猿渡を睨みつけて立ってるだけでも絵になるし、何を着ても似合うビジュアルの強さやどこか浮世離れした掴みどころがない雰囲気も、役に合っていて良かったと思います。

本人嫌いなんですが(メディア報道正しいなら)

魅力半端ない。魅力半端ない。魅力半端ない。魅力半端ない。代わりのいない俳優。

日本のドラマにハマったのは久しぶり　キリコ様かっこよすぎて毎回心臓抉られとる　映画化してほしい　来週で終わるのがすごく悲しいし寂しい

キリコにはキリヒトにはない、自分の正義というものがどこかにあります。それが志村との共通点であり、二人が信頼し合う根幹になっているのでしょう。もちろんキリコは自分が犯罪者だとも自覚しているけど、キリヒトやリーパーのような自己顕示欲の延長にある犯罪ではなく、理性的に選択した善悪の彼岸に立っています。ただサイコな連中とは違い、複雑な人格のキリコですが、柴咲さんは自分をも囮にする冷徹さと、姉弟の情を捨てられない甘さとを、乏しい表情の中でちょっとした目つきや態度でしっかり表現しています。さすがです。

リーパーが猿渡だと分かった時の何とも言えない表情が印象的でした。驚きや衝撃の他に少し辛そうにも見える顔をしていて、ショックを受けるであろう志村の気持ちを慮っているようにも感じられました。キリヒトから「リーパーにとって志村はおもちゃ」と訊いた時の嫌悪するような険しい顔も良かった。感情を揺り動かされるのは志村絡みばかりというのが2人の信頼関係や絆を感じさせました。

重厚感が全くない。
頑張って重くしてるようだが全くもって重くない。闇が全然表現できてない。役不足。

モニター越しにキリヒトを睨みつける鋭い視線に、嫌悪感や怒り、嘆きなど色んな感情が込められているようで、無言で見つめてるだけでも迫力がありました。静かな口調や伏し目がちの目、時々見せる辛そうな表情からも、キリヒトのせいで志村の大切な人が次々と狙われていることに責任を感じているのも伝わってきて、見ていて苦しくなります。前半の相手を掌で転がす飄々とした演技も良かったけど、キリヒト登場後の抑えた演技も見ごたえがあります。

キリヒトが登場してから、ずっと笑顔もなく声のトーンの抑えめで大人しい感じになっていたけど、若槻と対峙するシーンでは以前のような相手を揄うような笑みや、すべてお見通しという余裕のある態度が見られ、キリコらしさが少し戻っていてホッとしました。ふざけているように見えるけど目や表情に凄みと迫力があって、最初は相手にしていなかった若槻が徐々に顔色を変えていく説得力があったのも良かったです。

なんか口元変だなあと思ったらなんか施して表情筋動かなくなってる？　金髪も似合わなし声が子供で役の設定がちぐはぐに。

これでは35歳の少女のしゃべり方だ！

弟の存在が明らかになったからか、これまでと違って口調や声のトーン、表情に感情がはっきり滲んでいて、キリコの苦悩や葛藤が伝わってきたのが良かった。浮世離れしたお人形さんのような印象だったけど、血の通った人間らしさがあって、キリコの存在をグっと近くに感じることが出来ました。「あの頃の弟を取り戻したい」と涙目で志村に訴える姿も、完全に捨てきれない弟への情が感じられて良かったと思います。

いつもの他人を揄うような飄々とした雰囲気と違い、5話は顔つきも醸し出す空気も淡々として別人のように見えたのが印象的でした。突然の逃亡といい武入への丁寧な対応といい、終盤までいつも以上に何を考えているか分からないミステリアスさを醸し出していたのも良かったです。派手な衣装もよく似合うけど、シックなスーツ姿も美貌が際立って格好良かったです。

ドレスアップした姿がお人形さんみたいに綺麗。体温を感じないというか、どこか浮世離れした雰囲気が役柄に合っていると思います。常に先を読んでいて何でもお見通しって感じの余裕があるけど、モニターに向かって「いい加減に出てきなよ」と声を掛けるシーンはいつもと様子が違うというか、口調は静かなんだけど凄みがあって視線も鋭くて、キリコのもう一つの顔を垣間見た気がしました。

なんだかよくわからない役。
柴咲コウは綺麗だけど、金髪が似合わないし、喋り方が幼く、声が甲高い。
こういう存在を演じさせるには中途半端でミスキャストかなと思った。もっとカリスマ性のあるミステリアスな感じの人で見たかった。

金髪にド派手な服着てキムに顧客リストを売るよう持ちかけるシーンが格好良かった。いつも余裕があって堂々としていて、でもそれが虚勢を張ってるように見えない謎の貫録があって、柴咲さんにしか出せない独特の雰囲気と存在感があります。中国語も流暢で発音も綺麗でした。交渉はお手の物だし何ヶ国語も話せるし、ますます何者なんだ？！っていうミステリアスさが増したところも良かったです。

こういう変わり者の役をやると演技力が無いのがわかってしまって見ていて辛い。そして声が拍子抜けするほど子供っぽい。もっとかっこいい女の声と喋り方を研究してほしかった。

わざと意味ありげなことを言って志村の気を引いたり、もうすぐ殺されるかもしれないのに呑気にワイン飲んでたり、いつも余裕で飄々としている姿がすごく似合う。金髪もよく似合っていて格好良いし、性別を超越した不思議な魅力があります。調教師に「あんたのやり方が嫌いなんだよ、クズ」と言うシーンも、感情的になるわけじゃなく、いつも通りの声のトーンなのに心底軽蔑してるような冷たさが感じられて良かったです。

めちゃくちゃカッコいい。全てを知り全てを手中に収めているからなのか神々しさまで感じる。その人が民宿に泊まるの？って思ったけどだいぶ豪華な民宿？にホッとした。まだ思惑は何枚もの面の皮の奥に隠している、その上の余裕の微笑みから目が離せない。

くるくると表情は変わるのに、感情は全くうかがい知れない。言葉の抑揚も人を引き付ける何かがあるし、いったい何者と思わせるオーラみたいなもの、そしてどんな時でも堂々と落ち着いているところが大物感が出ている。

ちょっと幻想かなと思わせる容姿、得体のしれない感じ、あまり感情のない抑揚のない話し方。それでいて相手を見下しているような、圧をかけているようなのも感じられて。見ていてドキドキします。

金髪ショートがよく似合っていて、ただ立っているだけで絵になるし存在感がある。アニメのキャラクターみたいでちょっと浮世離れした雰囲気がキリコのミステリアスさを際立たせているのも良かったです。穏やかで友好的な口調と、たまに見せる挑発的な笑顔もキリコの余裕が感じられて良かったと思います。