『鎌倉殿の13人』での佐藤二朗 (比企能員役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
佐藤二朗 (比企能員役) は 「2022年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
佐藤二朗さんの異質感がいろんなところで出ていてともすれば喜劇になりかねない危うさを持っているのでこの大河に入れたことが間違いだったのかと思ったが、戦いに一歩出遅れちゃう感じやそれをいつまでも思っている女々しさなど人間臭いところが比企を際立たせ立派な悪役になったからこそ成敗した後にスッキリした気持ちになれたんだと思う。
比企能員は北条時政が言ったように坂東武者ではありません。鎌倉の御家人の中では大江広元ら、京から下った者たちと同様、異質な存在だった筈です。しかも頼家の外戚でもあり、権力に最も近い場所にいるわけで、頼朝の外戚であった北条とぶつかるのは目に見えています。なので佐藤二朗さんの起用は、その異質感と権力への執着心を表現してもらうためだったのでしょう。源義経と同様、滅びるとわかっていて、それに向けた準備が演技のすべてともいえます。鎌倉幕府が武から政へと変化する時期に、能員の狡猾さはまさに政治家であり、佐藤さんはその政治家としての面をうまく表現していたと思います。
息子ほどの年の子供に仕えるのは大変だろう。悪口でも言ってうさを晴らしたいけれど、どこで誰が聞いているか分からない鎌倉で感情を押し殺して仕える辛さ。その反動で暴れた姿はとても共感できました。歯痒くて悔しくて口惜しい。糸に絡まっていくように比企の最期が近づいている。
ずっと本心がわからない感じで、ちょっと顔芸っぽくもあったのだけれど、頼家に土地の供出を言い渡された後や、善児と義時に挟まれて本音を叫ぶシーンはなかなかに感情が表に出て、迫力があって、ある意味普通に欲に飲まれた人って印象を受けた。頼家がいないとわかったとたんに元の能員だったけれど。
頼朝が亡くなって息子が跡を継ぐと決まった時のガッツポーズはなかなかムカつく名演技。隣にあんな人がいたらそりゃムカつきますよね。武将だからってみんながキリリとした勇ましい感じってわけではなくこんな人もいたんだろうな。
赤ちゃんを抱かないという頼朝と赤ちゃんを抱かせたい比企。全然意見が違っているのに周りには円満を取り繕う高笑いがうまい。顔は焦っているようで動揺もしている感じがするけど、声だけは楽しそう。やっぱり佐藤二朗はすごい(笑)
佐藤二朗さんの異質感がいろんなところで出ていてともすれば喜劇になりかねない危うさを持っているのでこの大河に入れたことが間違いだったのかと思ったが、戦いに一歩出遅れちゃう感じやそれをいつまでも思っている女々しさなど人間臭いところが比企を際立たせ立派な悪役になったからこそ成敗した後にスッキリした気持ちになれたんだと思う。
比企能員は北条時政が言ったように坂東武者ではありません。鎌倉の御家人の中では大江広元ら、京から下った者たちと同様、異質な存在だった筈です。しかも頼家の外戚でもあり、権力に最も近い場所にいるわけで、頼朝の外戚であった北条とぶつかるのは目に見えています。なので佐藤二朗さんの起用は、その異質感と権力への執着心を表現してもらうためだったのでしょう。源義経と同様、滅びるとわかっていて、それに向けた準備が演技のすべてともいえます。鎌倉幕府が武から政へと変化する時期に、能員の狡猾さはまさに政治家であり、佐藤さんはその政治家としての面をうまく表現していたと思います。
息子ほどの年の子供に仕えるのは大変だろう。悪口でも言ってうさを晴らしたいけれど、どこで誰が聞いているか分からない鎌倉で感情を押し殺して仕える辛さ。その反動で暴れた姿はとても共感できました。歯痒くて悔しくて口惜しい。糸に絡まっていくように比企の最期が近づいている。
ずっと本心がわからない感じで、ちょっと顔芸っぽくもあったのだけれど、頼家に土地の供出を言い渡された後や、善児と義時に挟まれて本音を叫ぶシーンはなかなかに感情が表に出て、迫力があって、ある意味普通に欲に飲まれた人って印象を受けた。頼家がいないとわかったとたんに元の能員だったけれど。
頼朝が亡くなって息子が跡を継ぐと決まった時のガッツポーズはなかなかムカつく名演技。隣にあんな人がいたらそりゃムカつきますよね。武将だからってみんながキリリとした勇ましい感じってわけではなくこんな人もいたんだろうな。
赤ちゃんを抱かないという頼朝と赤ちゃんを抱かせたい比企。全然意見が違っているのに周りには円満を取り繕う高笑いがうまい。顔は焦っているようで動揺もしている感じがするけど、声だけは楽しそう。やっぱり佐藤二朗はすごい(笑)