鎌倉殿の13人

2022年4月期 2022年1月期
総合評価: 3.86 / 5.0 (回答者数63人) 309 位 / 757件中
※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(77.2%) 367/757件中
キャスト 4.3 /5.0(85.4%) 287/757件中
演出 3.9 /5.0(77.8%) 322/756件中
音楽 3.5 /5.0(69.2%) 493/757件中
感動 3.5 /5.0(69.6%) 255/754件中
笑い 2.7 /5.0(54.2%) 485/754件中
スリル・興奮 3.8 /5.0(75.2%) 185/753件中
65コメント
65 | | 2022-05-28 09:32:46

とても濃密な45分堪能しました。静には静の義経に愛された自分を見せたい意地があったのでしょう。里には里で義経への思いがあった。そして義経と頼朝。どうしてこんなふうにしかできなかったのだろうと涙が出ました。平家を倒した1番の功労者なのに首一つにならなきゃ一番に褒めてもらいたい兄にも会えないなんて悲しいです。そしてその首桶を抱え涙する頼朝。いくじなしという言葉が浮かびました。頼朝には義経を従えるほどの器がなかったということでしょう。全部大泉のせい、とはこのことかと。

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64 | | 2022-05-24 18:21:54

愛すべき人たちが次々と亡くなっていく
まるで新撰組!の粛清みたいだな…と思いながら見ている
義時は頼朝化していくんだろうか
見続けることができるんだろうか…と不安になるけど、そこは三谷さんの脚本
きっと空気孔も作ってくれているのでしょう

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63 | | 2022-05-23 10:43:20

当初は意表をつかれる義経像でしたが、その最期は時代と政治に振り回された悲運の人らしく、見事な散り様でした。そして新しい義経像としてとても見ごたえがありました。さすが三谷さんだし、さすが菅田さんでしたね。里の胸中はわかりませんが、何だかんだ言って義経の手にかかることを望んだとみるべきなのでしょう。また出番は少なかったものの秀衡の存在感が素晴らしかったです。それに対して義時の立ち位置が中途半端で、首を傾げます。現状はただ頼朝の抱える矛盾を代弁するだけの存在になっています。義経と同様、この先、頷けるような展開になることを期待しています。

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62 | | 2022-05-22 22:34:03

義時がいよいよ頼朝に似てきた。闇の部分が大きくなっているのが見ていてわかる。奥州で畑仕事をしている義経のあっけらかんとした雰囲気が、あのまま過ごさせてあげたいと思わせてしまう。静の最後を聞いた義経の反応と、それを陰で聞いていた里の反応。里の言葉に思わず刺してしまった義経の心中を思うといたたまれない。静憎しで義経と頼朝の間を決定的に裂いたのは里。どこで道を間違ったのか瞬時に察したのだろう。義時が何をしに奥州に来たか、分かったうえでの義時との会話。鎌倉の攻め方を景時に託すあたり、義経が頼朝の築いた鎌倉を安泰にする方法を違う角度から探っていたとも言えるのかもしれない。弁慶が奮闘しているのを見て楽しそうにしている姿が最初の頃の義経を思い出させ、濃厚な短い一生を思う上手い演出だと思った。

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61 | | 2022-05-20 12:34:36

時政親子が義経はピュアだからこんなことになったみたいなことを言っていたけど、そうだろうか。今みたいに人から伝え聞く情報が唯一の世の中では他人にどれだけ誠実でいられるかが鍵になるのではないだろうか。全てがこのドラマ通りじゃないだろうけど、正妻を大事にしてうまいことやっていれば闇討ちされることはなかった。戦だって汚い勝ち方ばかりするから誰もついてこない。その汚さを自分が一番よく知っているから悪い方に考えたらそれが止められず全てが疑心暗鬼になるのだろう。驕れるもの久しからず、これは誰にでも言えるかもしれない。

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60 | | deru | 2022-05-18 18:17:10

平安〜鎌倉の時代を知らなかったし、頼朝がどんな人なのか、主人公の義時は全く知らなかった状態だったので、初めは相関図片手にドラマを観てました。
坂東時政はじめ、役者さんの演技がみな素晴らしくいまでは日曜日が来るのが待ち遠しいです。
今後、大好きだった人たちが粛清されていくんですよね
それが辛い

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59 | | 2022-05-16 19:53:58

義経がすでに京都ということは宗盛親子はすでにこの世になく…相変わらずの疫病神な行家は死神レッテル貼られた上での予告ナレ死。そうでなくてもドロドロしてて次々と粛清されていくお話だから、こういう軽く通り過ぎていく感じが暗くなりすぎなくて良いのかもしれない。それにしても法皇がいかに権力を持ってあちこちを天秤にかけ振り回していたか。それをに乗せられなかった頼朝が最終的に残るのは後の世の私たちだからわかることであって。義経の戦の才と真っすぐさ、たしかに平家を滅ぼすためだけに生きたように見える。

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58 | | 2022-05-16 11:00:28

相手は暇に飽かして政争を企む後白河法皇。頼朝がそこを置いて義経を責めるのは、やはり内心どこかに兄弟の情よりも天才義経に対する怖れがあったのだと思わざるを得ません。少なくとも伊予守に任じたのに、慣例を破って検非違使を兼任させた法皇の意図を、頼朝も義経ももっと敏感に感じるべきでした。そこが法皇と頼朝という、同じような政治的人間なのに、権謀術数にたけた朝廷人と武骨な武士の違いというところで、そんなところからも朝廷政治と武家政治が袂を分かつのを感じさせるところが、見事だなと思います。いずれにせよ変人義経がしっかりと最後は悲劇のヒーローになっているところもさすが三谷さんです。

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57 | | 2022-05-11 12:49:03

圧倒的に綺麗な景色の中でこれ以上ない凄惨な争い。反則もなんでもありの戦いの中で、幼い天皇が海に沈んで収束を迎える壇ノ浦。義経が叫んだ「止めろー!」という一言で一気に人が死ぬと言う重みが増した。安徳天皇にはその時のドラマがあるのだけれど、あくまで源氏の目線で見せているから淡白に描かれる。そのあっけなさがまた人の心にツンと冷たいものを与えた。平家、源氏どちら共が静かに手を合わせる場面が印象的。この世の無常を見事に見せたと思う。

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56 | | はにはに | 2022-05-10 20:07:01

壇ノ浦の戦いが描かれた今回。源義経の強すぎる戦いぶりのシーンに圧倒されました。平家側がそれを見て、観念してしまうのも納得。この壇ノ浦の戦いのシーンは過去に放送されていた大河ドラマ「平清盛」でも描かれていたが、源氏・平氏のどちら側から見るかによっても、また印象の変わるものだと思いました。義経の強さに脅威を感じ始めている、頼朝が今後どのような振る舞い方をしてくるのか、ハラハラ・ドキドキしながら見ています。

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55 | | 2022-05-10 07:07:59

戦の中での義経は生き生きとギラギラとしていて。景時は義経の才をうらやむ反面、飛びぬけた人物2人は並び立たないことも理解している。だからこそ、壇ノ浦の前、頼朝から景時を将にという命が来た時も、一芝居うってでも義経にしたのだろう。そうでなければ、自分の立場どころか命が危うくなって上総介の二の舞になり兼ねないから。義経がもう少しバランス感覚の取れた人物であったなら、こんなに早く平家が滅びることもなかったかわりに、自分の身を滅ぼすようなこともなかったのかもしれない。安徳天皇が抱えられて入水する時に叫んだのは天皇だったからだろうか?幼子だったからだろうか?今後誰と戦えばよいのか…というのが、今後を思うと悲しい。それにしても、義経を一方的に悪く書かない脚本にはただただ感心する。

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54 | | 2022-05-09 10:26:41

頼朝と義経の不和が際立ってきました。頼朝は鎌倉殿としての立場があるのでしょうが、なぜ景時の言葉を重用したのか、心の底に義経の武勇を怖れる気持ちがなかったわけではないでしょう。更に当時の常識を越えた戦の天才義経に対して、兄も景時も嫉妬心がなかったとは言いきれないと思います。でもそもそもは棟梁たる頼朝が義経を率いて自ら上洛していればよかっただけの話。それができなかったのは上総介を殺したり、坂東武者を掌握できなかった頼朝の問題。景時も戦ではあれだけ義経に直言しているのに、法皇の義経取り込みについて意見していないのは不忠だと思います。だから景時は、と後々の彼の運命を考えてしまいます。

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53 | | 2022-05-08 07:54:50

初めの頃のおふざけは一切なくなりシリアスなシーンの連続に目を見張りながら45分が一気に進む。一回だけじゃ飽き足らず再放送も見てしまうほど大河にハマったのは初めてかもしれない。義仲を討つ→義高がきっと自分や万寿を討つ→義高を殺す→娘に止められる→一歩遅く義高は死ぬ‥これで頼朝は天命と言った。そんなわけなかろう。これが天命というのか?自分で翻弄しておいてそれはない。幼い大姫が喉元に短刀を突きつけた。誰かに向けた刃はいつか自分に返ってくる、だから用心のため疑わしい人は殺しておく。バカな時代だ。

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52 | | 2022-05-03 14:10:44

義高…どうしても義時のこと信じられなかったのか。頼朝とも近く、その意思を退ける力もない。大姫の気持ちを考えるとやり切れない。その後の処分ももうめちゃくちゃで。御台所の発する言葉の重み、政子も怖くなったのではないだろうか。イケイケ感の強い義経がとうとう検非違使に任じられた。義仲よりも上行くぞー的な発言もあったし、きっと何も周りのこととか考えてないのだろうなと。義仲の上を行くということは頼朝と肩を並べるあるいは争うということと大差ないだろうし。その後の運命が少しずつ手招きしているように感じてしまう。

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51 | | 2022-05-02 10:48:11

ただでも血なまぐさい鎌倉時代の成立期ですが、三谷作品だからどうなのかと思っていたけど、ここにきて狂気にも似た状況になってきました。まあ戦争の時代なんて基本的にそういうものなのでしょうね。義高に信用できないと言われて傷ついた表情を見せた義時ですが、あんな態度では信用されないに決まっています。政子に対する言葉は確かに重いものですが、それ以前に義時は自分の立ち位置を見つけないとダメですね。でも見ている方としてはこのテンションで続くとちょっと疲れそうです。

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50 | | 2022-04-27 00:05:01

冷徹に誰も信じず見せしめに上総を殺して恐怖政治を始めた頼朝。戦に天才的な才能を発揮する義経。京の水が合わず失脚、命まで取られる義仲。三者三様の源氏を見せてもらいました。神として崇められるような人も所詮は人の子。人の子という温かさも残っているのだろうかと疑いたくなるほどの泥試合。ただ欲にまみれ己の願望のみで大量の血の雨が降る。疑われれば命さえ落としかねない世の中で生き残るのは時の運、疑わしきは罰せずの世の中に生まれてよかったと心から思った。

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49 | | 2022-04-25 16:05:33

義仲からの使者の首をはねたり、法皇を巻き込んでまで平家を罠にはめたり、生き生きとしているだけに背筋が寒くなる義経像だ。とにかく勝てば官軍ではないが、何でもあり。義だとか情だとか持ち合わせていないようにも見える。景時とも度々意見が合わず、相手を侮辱するもの言いをしているあたり周り、こういうタイプは居て欲しくないと心底思う。人としては義仲に惹かれるし、法皇さまへの言葉も胸に響いたし、最後の言葉聞きたかったと思った。だが、時代を動かす人とは強引さも非常識さも必要なのだろう。法皇へ義仲の言葉が響かなかったのは、武士を同じ人とは思っていなかったということなのだろう。

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48 | | 2022-04-25 11:00:45

木曽義仲は粗野ではあっても好人物として、源義経は天才だけどちょっとサイコパスな人物として描かれているところが三谷流というところでしょうか。義経と梶原景時の対比が面白かったです。義経の天才ぶりに驚嘆する景時ですが、そこが景時自身はもちろん彼を重用する頼朝の限界ともいえます。一方、軍事の才はあれども政に関心のない義経だけに、後白河法皇が目をつけるというのはもっともなところで、そこを考えられなかった点は頼朝の身内への甘さということになるのでしょうか。

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47 | | 2022-04-23 17:02:25

全くもって歴史に詳しくないから上総を殺そう!となった時義時と同じくらい驚いてしまった。それはないよーと思いつつ引きつりながら鑑賞。自分の親が標的になっている義高でさえ自分なりの正義を貫いたのに、大人って汚い。そして粛清の時、場が凍りついたようにみんなの顔が引き攣る。誰もが自分の運命でもおかしくなかったからだよね。自分はスパイだったと言ってしまうのかと思ったが言わなかった。小四郎!小四郎!としか言えなかったのか、言わなかったのか。全部大泉のせいだ!

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46 | | 2022-04-18 13:15:21

とうとう上総広常の最後がやってきてしまった。ちゃんと双六のシーンも入ってたし、鎧から頼朝を思う気持ちが書かれた書付が出てくるのも入れてくれて、その上でいろんな思い渦巻くお話に仕上がっていてすごく引き込まれた。上総介の義時を見る表情、そして頼朝を見て絶望する表情。そして血だまりの中の無念の表情。どうにもできなかった義時の苦しそうな涙。そして周りの驚きと呆然とした空気。力を持つ人望のある人物は敵にした時に恐ろしい。しかし、一番頼朝を打算なく味方でいたのは上総介だったのではと思わせる書付。握りつぶし、謀反人であったと弱々しい声で言った頼朝が一番この結果に後悔していたのではないだろうかと思った。もしも上総介が生きながらえていたら歴史はどう変わったのだろう、そんなことを思ってしまった。

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45 | | 2022-04-18 11:32:13

頼朝による上総介広常の誅殺ですが、基本線は「愚管抄」に従っているようです。最大勢力である上総介の力が脅威であったこと、坂東武士と頼朝の平氏に対する思い入れの差、そして頼朝の冷酷さが見事に描かれていたと思います。まあ上総介は房総平氏のトップでもあるし、源氏の頼朝なにするものぞ、といった気風もあったかもしれませんが、普通に考えればこれで結束するというより、頼朝には気を許すなという感覚の方が強くなると思います。それにこういう味方の誅殺が、後々の内輪での権力争いが激しくなる予兆でもあるのかなと感じました。

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44 | | 2022-04-14 23:47:54

今回のちに壇ノ浦で入水する安徳天皇や、大姫と悲劇のカップルになってしまった木曽義高がきちんと描かれました。きちんと存在させることで物事の重大さ悲しさを理解させるいい演出だと思います。大人の都合で幼くも天皇になったり夫婦になったり、その挙げ句殺されたり。その時の正義や大義があったとしても何やってんだかと思います。もうちょっと欲を言えば義高と大姫の仲睦まじい様子も見てみたかったなと思います。少しでも幸せな時があったなら嬉しいな。

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43 | | 2022-04-11 13:53:55

義仲は主役の義時から見たら少し離れた人物なので、そんなに深く描かないのかなと思っていたのだけれど、欲とかから離れた好人物に描かれていて少し嬉しい。頼朝のように下心もなく、思い通りに動かせてもらえず苦しい心を抱えながら戦う様は時代とはいえ見ていて苦しいし悲しい。いいように周りを巻き込み自分だけ安全地帯にいる行家が恨めしい。そして、義仲の嫡男義高が好青年で大姫がなついていて微笑ましいのだが、先を思うと悲しい。坂東武者が割れたが、わざと上総広常をその渦の中へ送り込んだ真意は何だったのだろう。力持つ広常を疎ましく感じているものがいたということなのだろうか。少なくとも義時はそのようには思っていないと思われ。あちらこちらに立つ別離のにおいが見ていて辛い。

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42 | | 2022-04-11 11:31:45

もし木曽義仲ではなく、先に頼朝が京に入っていたらどうなっていたのかと考えさせられますね。結局、法皇は平家打倒と共に、あわよくば源氏の勢力もそいでしまおうという魂胆があったような気もします。また義経が先行するのではなく、頼朝自らが京に入っていれば、この兄弟の争いも起きなかったかもしれません。本物の頼朝はともかく、少なくともこの三谷さんが描く頼朝ならばその可能性はあったでしょう。ともあれ京はある意味で別世界であり、それが鎌倉幕府が遠く坂東に構えた理由のひとつであるのが感じられました。

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41 | | 2022-04-10 08:55:45

いいじゃないか親父殿。時政の生き方がとても好きだ。出世も憧れの主君とも会えなかったけれど、じじいの仲間にそれなりに恵まれて子供は出世しそうだし後添えは綺麗だしそれなりに幸せな人生だよ。後世に名を残す人ばかりが取り上げられる時代劇の中でみんなが一生懸命立身出世に励まなくてもいい。自分の価値観の中で笑って暮らすのもいいもんだ。心配してたりくも一緒に土にまみれてくれるなんて幸せだ。こんな人生をおくりたいって人も一定数いるんじゃないかな。

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40 | | 2022-04-02 20:52:56

最初は頼朝の不貞を知ったりくがちょっと政子を動揺させたいとか意地悪な気持ちで告げ口したことから始まった。そして後妻打ちのことも乗せてしまった。そのやり方に乗ってしまった政子からドミノのように人のちょっとした悪意が上乗せされてあれよと言う間に家を一軒壊すほどの勢いを持ってしまった。
なんか昔話のような話。だけど今生きている人の中にもそんな気持ちが残っていないだろうか。だからといって悪いのは不貞を冒した頼朝なのは変わらないのだけれど、いろんな戒めが含まれているようで深いなと思った。

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39 | | 2022-04-02 14:47:44

後妻打ちに義経が関わっていたというのは三谷さんの創作なんだろうけれど、意外とアリだなと思う。政子に甘える様子や加減のできないところがよりわかりやすくて。他の御家人の手前、謹慎処分にしなければならないというのも、今後目に余ることが出てきたら同じように処分しなければならなくなるというのも込みでの脚本なのだろう。歴史の結末を知っているものとして、知られていない間の部分をどう上手く違和感なく埋めてくるかというのも大河ドラマの楽しみの一つ。実衣が少し軽々しい人物に描かれているのも後々なるほどと思えるところに着地できるのだろうと思っている。大江が最後に言いかけた続きが誰の何なのだろう。ドロドロの血で血を洗うこの時代のドラマを楽しみにしていられるのは本当に描くのが上手いのだと思う。

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38 | | 2022-03-28 13:49:28

義経に肩入れし、乳母がいる比企を重用する頼朝の姿は、それだけ親族の少ない身を感じているということなのでしょうが、この時代、兄弟といっても異母兄弟がほとんどで、それほど親族の情みたいなものが強かったとは思えない感じもします。息子が生まれているのに亀を寵愛し、後妻打ちを引き起こし、時政が伊豆に引っ込む結果は頼朝にとって間違いなく失策です。この一見の決着は吾妻鏡の欠文によって定かでないわけで、三谷さんの想像力にかかっている部分です。どんな顛末にするのか興味深いところです。

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37 | | 2022-03-26 19:52:40

たしか義円が鎌倉にいたということが書かれた書物はないように聞いた気がするが、どのように墨俣川へつなげるのかと思ったら義経に乗せられてということか。今後のことを考えると上手く作ったなと思う。行家に関わるとろくなことがないと頼朝にも言わせたり、義円の書状を破り捨てる義経を景時に目撃させたり。まさかの善児が祐親の自刃がらみで出てきたのは意外だったけれど、この男も今後も暗躍するのかと思ったり、上手く三谷さんに乗せられてこちらも妄想が膨らむ。昼間、家臣のいる前でも堂々と頼朝の傍に侍る亀。次回のタイトルがなんともドキドキワクワクしかない。

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36 | | 2022-03-21 11:48:25

義経のダークサイドが垣間見られました。史実として義円を陥れたということはありませんが、判官びいきの強い日本人は義経を良い奴に描きがちです。そこを子どもっぽく無邪気で、だからこそ残酷さを抱えた青年像にしたのは面白い試みだとは思います。一方で梶原景時の描き方は対照的に思慮深さと融通の利かなさが目立っています。三浦義村もそうですが、それぞれに現代人でも理解できる性格付けをすることは、諸刃の剣であり、今の人にも共感しやすくなるけれど、「一所懸命」など現代人にわかりにくい部分は薄れてしまいます。平氏との戦い以降はより政治や人間模様が色濃くなると思うので、三谷さんがどう表現するのか気になります。

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35 | | 2022-03-20 16:53:29

大庭さんの最期、高らかに笑うシーンが見事でした。あの頃命はどれだけ軽かったのだろうか。あちら側につけば死なず、こちら側なら死ぬ。一つの選択ミスで運命が変わる。それが日常ならば殺すも死ぬも近くにありすぎて麻痺してしまいそう。それとも生きることがばかばかしくなるか。
一方、殺し合いをしない女性同士のいざこざはもっとドロドロとしてすごいですね。亀はそうそうに美人で目立つ八重を潰すことを考えました。亀は漁村の出、ライバルはすぐに蹴落としておかないと自分の武器は弱すぎるからね。でも亀だってまだ政子に知られていないだけの存在。知られたらとんでもなく怖そうよね。

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34 | | 2022-03-15 12:01:36

頼朝と弟たちの間にある時と異母の壁、義経の空気読めなさや幼さ、そして出番はなかったが戦略の妙。亀のしたたかさやいやらしさ、情や業の深さ。そして全成と実衣との馴れ初めのようなものまで。今後を知る私たちから見るとなるほどと思えるきっかけがあちこちに張り巡らされていて、些細なことでも不穏な気持ちを引き起こす。奥州藤原氏の両天秤にかける振る舞いも当時としては当然だっただろうが、九郎なら一人で何とかするというのは実戦経験なくてもそれなりの兵法や知識を持っていたということを暗示しているのだろうか。あの場にいる多数の者が粛清されていく未来。大庭の最後の描き方見ても、見続けるのには覚悟がいると思った。

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33 | | 2022-03-14 12:40:54

義経は随分と変わり者に描かれていますが、まあ当時の戦に関する常道を無視していた人なのは間違いなく、戦の天才というよりも常識がないから奇襲戦を思いつけた武将なのだと思います。その面でこのエキセントリックさはありかもしれません。女たちの暗闘も始まりましたね。歴史上に名を残す悪女がそろっているし、そこは外せないところでしょう。頼朝のもとには範頼が参陣し、更には義円も現れました。義円は頼朝の軍に加わった記録はないはずですが、それだけに何らかの役回りがあるのでしょう。注目の人物になるかもしれません。

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32 | | 2022-03-10 13:34:21

どうしても歴史にはそんなに詳しくない私は人情噺に弱い。今回なら江間二郎と八重のやりとり。本来なら縁があるはずもなかった姫との結婚。だけど二人の溝は埋まらず口惜しい日もあっただろう。夫婦らしい生活は送れなかった中でも二郎は振り向いてほしかったんだろうね。殺せない、生きてほしいと願ったところでやっと心が通じた。江間二郎さんの泣き笑い顔にこちらも泣けてきた。刺されてもなお八重を守るために頑張ったのに、その余韻もなく八重は頼朝を支えたいと言い出した。なにもおんなじ回でやらなくても良かったのでは?無常だなと思った。

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31 | | 2022-03-08 18:51:28

水鳥の羽音で有名な富士川をどう描くのかと思っていたら、まさかしょぼくれた時政を義澄がカツを入れて、それに思わず反撃して転倒のためという偶発的な事故のように扱っていて、面白いと同時に案外こんな事だったのかもと思ったりした。逃げ出した平家を追いたい頼朝と、飢饉のせいで兵糧が尽きそうだったり領土不安だったりで地元に戻りたい坂東武者。頼りない時政が頼朝にビシッと言ったのには感心した。これから時政も変わっていくのだろう。結局一人なのだと落ち込む頼朝が少し哀れに見える。義経との出会いも本人と確認する方法がない時代、疑ってかかるのが常だったのだなと思った。

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30 | | 2022-03-07 13:51:00

まあ当時の坂東武士の考え方としては、所領が大事なのは当たり前。むしろたいして縁のない頼朝に、よくここまで従ったと褒めるべきなのですが、頼朝の目はやはり京にあるということなのでしょう。そこに義経登場で、頼朝にとっては、坂東武者との間の打算的なものではなく、肉親の力を得られたことに喜んだというところですが、その後のことを考えると、頼朝は結局のところ時政が言った「戦うのは自分たち」という言葉の意味が、最後まで理解できていなかったのかも知れませんね。

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29 | | 2022-03-05 14:30:46

育ちの良さを鼻にかけている頼朝なんかに娘はやれないと引き離すのも正義、頼朝の血を引く孫は生かしておけないと殺すのも正義、再び頼朝に取られるくらいなら娘を殺すのが正義‥。愛娘なんだよね?全然思考が分からない。八重さんの後ろに立った江間二郎が不気味でした。もうすぐ八重さんとはお別れだろうか、寂しいです。一方、頼朝。政子を大袈裟に迎え政子も着飾って応える、なんて茶番。でも政子の機転で綺麗に着替えてからでほんとに良かった。亀よりは綺麗だったから。

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28 | | 2022-02-28 13:26:56

なんだか大泉さん演じる頼朝が「清須会議」の時の豊臣秀吉っぽくなってきている感じがしますね。まあ義経が合流すればまたいろいろと変わるのかもしれませんが。何にしても義時はそろそろ宗時の死を受け入れないとダメです。北条の嫡男となった以上、調整役は必要ですが、三浦義村のように嫡男らしい判断や行動も必要。少なくとも頼朝は父の時政を軽んじているのは明白だし、政子に対しても決して誠実とは言い難いし、便利に使われているだけなのですから。

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27 | | 2022-02-28 12:51:02

時政のダメ親父っぷりが面白い。このダメ親父があるから義時がしっかりしたんじゃないかと思うほどだ。鎌倉が近くなるにつれ頼朝が大将らしくなってきた様に見えるが、短期間に寄せ集めた軍だから危うい神輿の上にいたのだなというのもわかるドラマだと思う。見栄えがする畠山を先陣にさせたり、政子との再会に慌てて衣装を揃えたり、見た目って意外と大事だなと思う。政子との再会のシーンが寺女の衣装なら威厳も損なわれるし。しかし義村は知将だな。これからも飄々と世を渡っていきそうなことがわかる。たった一つの言葉で広常も頼朝もいい気分にさせる。相手の無知を利用しているとも言えるが、ああいう機転はいろんな場面で必要な時代だろう。そして義経登場。今まで見た義経像とはだいぶ違うが、今後の流れを知っているだけに、一番しっくりと来そうだと感じた。

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26 | | 2022-02-24 19:09:01

上総広常と義時の会話がとても良い。都からやってきた地元のことをわからない者の顔色見ながら生活する苦痛。「坂東武者のための」という言葉に少し心が動いたのだろう。しかし頼朝が天に守られていることを見極めるために、襲われるのを知りながら高みの見物には恐れ入った。危機回避したことを知ってもなお担ぐに相応しい人物かどうかを確かめるためにわざと遅参するシーンは頼朝がいつになく一本筋が通った信念のある人物に見えて、どちらも役者だなあと思った。自分の命だけでなく、一族の命運がかかっているから、真剣だし何重にも慎重。ひりひりした感じが伝わってきて面白い。

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25 | | 2022-02-24 00:18:46

いつ死んでもおかしくない戦乱の世で人の首をみやげにするような男たちの思考は全然分からないけれど、知らせがいつまで経っても来ないから仏門に入ろうと思っていた政子や死んだ子のことで父を恨む八重の気持ちは今も同じでよくわかる。中でも頼朝の子だからと言って自分の孫に手をかけた父とそれを擁護する兄にはびっくりした。もう一生父とは思わぬと言った八重さんがかっこよかった。男ってほんとに馬鹿だ。一度くらい子供を産めるようにしておいたらこんな争いもなかっただろうな。

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24 | | 2022-02-21 12:45:48

頼朝らしさが発揮されたといって良いのでしょうか。坂東の有力者の女たちと関係を持ったのは事実ですし、それをこういうシナリオにするのは三谷幸喜さんらしいと思います。上総広常に大見栄をきるところなどは、頼朝はいう人物は案外傾いていたんだなと感じますね。武士が傾くようになるのは、もしかしたらこの辺りに原点があるのかもしれません。そして頼朝の兄弟たちである阿野全成と源義経の登場です。頼朝の兄弟は皆、激しい人生をおくるわけですが、それを考えると頼朝の二面性を極端に描いているのは、ある意味で伏線といえるのかもしれません。

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23 | | 2022-02-17 13:51:41

父親の変わり身の早さに呆れた表情が印象的だった。届けられた仏様で兄の身に起こったであろうことに思いを巡らす。辛い作業だよなと思うと共に、こういう少ない情報だけで現状を把握しなければならなかった難しい時代なのだと感じる。三浦と畠山が出会わなかったことにしようと話をつけた中で、それを知らなかった義盛が畠山に攻撃を仕掛けるあたりなど、まだ小さな世界にいて統制の取れていない感じが良く伝わるエピソードだと思う。お互いの意思疎通が直接会うか手紙くらいしかなかった時代。ある意味のんびりしているのだけれど、ボタンの掛け違いで大事にもなる。ヨレヨレの頼朝と覚悟を決めた義時。今後の力関係が面白くなりそうだ。

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22 | | 2022-02-14 12:54:32

日本史で考えても、源平合戦はそれまでの戦さによる死者数を大きく上回る壮絶な戦いだったわけで、その元凶は平清盛の専横でした。それだけ死者が出れば、源平うんぬんではなく、途中から自分たちの権利を守るための戦いに変わっていくのも当然と言えます。なので義時が頼朝が戦わなくても自分たちだけで戦うと宣言したのは、おそらく当時の感覚として正しいし、時政のように頼朝を見捨てようとするのもありだっただろうと思います。頼朝は本当に綱渡りをするようにして頂点にたどりついたのだなと改めて感じます。三浦義村はその後の暗躍ぶりを暗示させるキャラになっていますね。

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21 | | 2022-02-13 22:28:34

親子2組の別れが印象的でした。いつの時代も我が子が先に逝くのは辛い。八重さんの親心もわかる、何としてでも会いたいという気持ちが動かした行動力が裏目に出てしまうという悲しい結末。知らずに千鶴丸がどこかで元気にしていると思った方が良かったのだろうか。あの立派な墓を見て親に殺意は湧いただろうか。あんなにかわいい我が子を失うのは辛いだろう。
そして三郎の死、行方不明で亡骸に会うことも叶わずに諦めなくてはいけないのか。戦うために生まれたなんて言葉で腑に落ちるものではない。父と義時の二人のシーンがとても綺麗で悲しかった。

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20 | | 2022-02-11 23:09:34

義時はまだどちらかというと権力者や親兄弟に振り回されていていつも困り顔で主役らしく活躍することがないからそのほかの人の方に目がいく。今は江間二郎さんと八重さん夫婦に夢中。八重さんを押し付けられた形の結婚に見えたが江間二郎さんは身分不相応だと分かりながらもどうにか夫婦らしくしていきたいようで、それが分かってからは江間さんがいじらしく見えてたまらない。しゃべればすごく誠実そうで悪い人には見えない。ただ八重さんの心は佐殿どのにしか向かってない。それが痛いほど分かってしまった今回、大の大人がすすり泣きながら船を漕ぐ姿が切なかった。

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19 | | 2022-02-08 12:45:07

血縁、孫といえども容赦なく、いかに生き抜くか。そういう意味では戦国時代以上にシビアな時代なのかもしれない。坂東武者だけの世を作る。軽々しく見える言動に隠されていた真意。冗談のような言動に終始することで自分を守りつつ、相手の真意を測る。本当は頭の良いお兄さんだったのかもしれない。頼朝の頼りなさもすべて分かったうえで名前を借りて担ぎ上げる。義時が兄の真意をどう受け止め、今後どう動くのか。ふらふらした父をたしなめている姿に少し覚悟のようなものが出てきた気がした。

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18 | | 2022-02-07 15:45:43

宗時が戦死してしまいました。でも彼の本心は義時に伝わったことでしょう。確かにそうでなければ、いかに武家の棟梁である頼朝を担ぐとはいえ、こんな賭けに近い戦さをはじめる筈はありません。それにしても三谷さんの描く武士たちはなかなかしたたかです。時政は平気で頼朝の首を届ければなどと言うし、三浦義村は親友でも、あっさり切り捨てようとする。領地を守ることが武士のすべてといえる時代だけに、確かにそんな感じであったのかも知れないと思います。それにしても、もはや定番となった法皇の夢枕のシーンは笑えます。

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17 | | 2022-02-05 15:00:48

今回もまたガッキーの凛々しい姫様に胸が熱くなりました。八重さんの頼朝への愛はいいところで切られてしまったのでまだ想いが消えず、きっと心の中でいつまでも思い続けていることでしょう。それはそれで美しいとは思いますがその旦那さんの心境はどう考えたらいいのか。自分には身分不相応の姫を嫁にもらい美しい姫が同じ屋根の下で暮らしているのに心は果てしなく遠い。前回チラッと見かけた夫婦関係は侍従関係そのもの。八重さん側から見れば違和感はなかったけれどお祭りに誘う言葉遣いが優しく悪い人ではない様子。なんだか急に切なくなってしまった。

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16 | | 2022-01-31 15:40:48

後白河法皇が夢枕に立つシーンは映画「ステキな金縛り」のパロディなのでしょうが、今後も定番になるとしたら笑えますね。結局、頼朝の挙兵を助ける形になった八重ですが、惚れた弱味や政子への嫉妬もあるのでしょうが、心の底では父を信用していないところが重要なのでしょう。それにしても鎌倉幕府を作った頼朝のスタートが、わずか24人での挙兵だったというのは驚きです。りくも後の悪女らしさを発揮しています。ここから八重、政子、りく、実衣ら女性陣の活躍(暗躍?)も楽しみです。

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