恋はDeepに

もともと顔がタイプではなく、スピードワゴンの小沢に見える。また、最初はほんとに性格がわるく、渚海音にも、非常に冷たくあしらってたのに、恋愛に発展した瞬間に膝枕したり、めっちゃ優しくなったりのあまりの変わりようにちょっとドン引き。

冷たい表情から心が打ち解けて、柔らかい表情になるのが印象的です。
苦手な役者さんだったのですが、子供みたいにはしゃいだりすることろと仕事に打ち込むところのギャップが良い感じです。
兄弟間の中での立ち位置もリアルに真ん中の子って感じで共感がわきます！

何にでもなれるカメレオン俳優に個性のない役をあげるとこうなる‥無駄遣いだよね。クセの強い役でこそ光る人なのに。御曹司が人魚に熱をあげて仕事中もイチャイチャなんて、社員ならやってられない。ハイブランドの服も似合ってるとは思えないし。なかなか残念。

大企業の御曹司という鼻高々な役になるかと思ったら、次男坊の凛太朗はそうではなくて長男と意見が対立する深刻な表情が毎回上手いなと思ってみている。海の辛い記憶を思い出すときの罪悪感にとらわれた切ない表情は綾野剛さんらしく、いかに大きなトラウマになっているかが伝わってくる。ラブコメというより不思議な設定のドラマだが、限られた撮影状況の中でいっさい手を抜かない役者魂を見せてくれていると思う。遊園地での恐怖の表情はリアルでとても面白かった。

今回の綾野剛はイマイチ。あれ、流行りなの？私が流行をわかっていないのかもしれませんが、洋服がダサい！！綾野さんが悪いわけじゃないけど、毎回同色系でコーディネートでまとめているっぽいけど、服がダサくて演技が入ってこない。まあ、演技も今までの中でひどいほうだと思う。キャラが確立されていないというか、残念。

海で溺れて助けられてとか、寝ている隙にとか、倫太郎がごろんとしてる時に海音にキスされるシーンが、妙に生々しくてときめかないんですよね。マリンリゾート開発計画も、海音のためにトーンダウンしてしまって、ただいちゃいちゃしてばかりで、うーん？というカンジ。

MIUの時のコミカルとシリアスを織り混ぜた様な役と演技がとても良かっただけに、今回のクールともヘタレとも言いきれない中途半端な役と演技がなんとも残念。
高い演技力が設定の曖昧さを余計に際立たせてしまっているようで逆効果。勿体無い。

ネットで綾野剛さんがスピードワゴン小沢に似ているという文言を見かけてからそういう目でしか見れなくなってしまいました。確かに似ている気がします…。もっと王子様な感じを予想していたのですが、ちょっと高圧的なところがあるのが気になります。

綾野剛さんの久しぶりの恋愛ものでどんなかわいい表情が見られるかと楽しみにしていたが、年齢を重ねている分、無理にきゅんきゅんする笑顔ではなく、渋みが増していて魅力的だった。会社のセレモニーに紫のスーツ、社内でサングラスなど新宿スワンの歌舞伎町の雰囲気を彷彿とさせてきて面白い演出だ。

マリンリゾート開発が今ひとつ上手くいかないせいか、倫太郎の表情がいつも平坦で、魅力に乏しく感じてしまう。反対する渚に冷たく言い放ったはずなのに、閉じ込められたエレベータ内では抱き合って恋愛ムードになっちゃうの、急激すぎでは。

いくつか映画を見て素晴らしいと思ったし最近の刑事ドラマも良かったし好きな俳優さんですが、これはちょっと違うような。。綾野剛の無駄遣いだし、いわゆる恋愛ドラマには出なくてもいいんじゃないかな。逆に彼の俳優としての価値がさがりそう。なんでこの仕事引き受けたんだろう。。

やっぱり期待を裏切らないカッコよすぎる演技で、水槽の魚を見ている優しい表情が良いです。逆に、主張してくる渚に怒るシーンはハッとする迫力もあり、違う表情を見せる演技力の高さを感じます。とくに、物事を考えているシーンの表情が魅力的です。