競争の番人

演技が昭和臭い

コミカルな感じにやりたいのだろうが演技がうるさ過ぎて話のジャマ！観ていて疲れる。
頑張っているのだろうが、頑張る方向が合っていない。今回は残念！

元警察官でしかも警察に戻りたいと思っているのなら、どうあれ違法薬物を見逃すような態度をとってはいけないし、ごちゃごちゃと怒るのはどうとか言うのがおかしい。警察こそ態度はどうあれ、心の中では社会正義のために怒らなければならないし、感情にながされてはいけない。そんな白熊というキャラのダメさに加えて、杏さんの演技が残念。もともと芝居はそんなにうまくないけど、こういう動きや感情の激しいキャラに対して、芝居がぎこちなくどこかついていけてない感じがある。杏さんは嫌いじゃないけど、あまり合っていない役かも。

警察組織にいて杓子定規で融通が利かないってキャラは別にいいけど、洞察力がないのはどうしてだろう。白熊さんがバタバタすることによって小勝負さんの才能が際立つようにできているのかもしれないけど、白熊さんの魅力がなさすぎる。もっと脇でバタバタしてもらいたい。

後先考えずにすぐ体が動いてしまったり、感情移入し過ぎて表面的な部分しか見られなかったり、真面目で一生懸命だからこそやらかしてしまう失敗や欠点は、楓の個性でもあるし、不慣れな環境ということも含めて仕方の無いことだけど、どうも見ていてイラっとする。表情や台詞のニュアンスに可愛げや謙虚さがなくて時々ふてぶてしく見えたのもイマイチ。そういうキャラなのかもしれないけど全体的に力みが感じられて見ていて疲れてしまいます。

アクションが下手だと思います。手足が長いから無駄な動きもよく見えてしまって下手さが隠せていない。やるならやる！やらないならやらない！中途半端は一番ダサい。それでしか警察官っぽさが出せないとしたらやばいと思う。