ムショぼけ

いつでと明るく屈託がなくてなんでも面白がれる子だと思ってたから自殺は衝撃的でした。今思えば笑顔も無理して作ってるところがあったかもしれない。亡くなる前の自作の曲を歌うシーンはいつも通り。だからこそ喪失感がエグい。衝動的な自殺の怖さがよく表されていました。

チャラくて、パリピのノリで、口が悪いリサですが、最後は驚きの自殺。演じる武田さんが少しエキセントリックなノリのよさに隠された彼女の歪みみたいなものを匂わせていたのは、そういうことだったのかと納得させられました。自殺の後に陣内が妄想するシーンでの儚げな雰囲気と苦し気な表情は、リサの二面性をうまく表現していたし、1話1話がどうというより、全体を通してとても重要なキーパーソンとして、しっかりとした存在感を残したなと思います。とてもよい芝居でした。

無理してそうな笑顔がやっぱり無理してしてたことがわかって、宗介の思い出を見るたびに辛くなった。いつ、何を言っていれば、何をしていればと思わずにいられない雰囲気をつくるのがうまいと思いました。

何か抱えてるかもと思ってしまう絶妙な笑顔から目が離せません。タレントとしてつくって笑ってるのとプライベートでなつきたちといて笑ってるのと違いが見えないから心配になる。これを考えて演じてたらすごいなあ。

承認欲求もあるし仕事も嫌いじゃない、でも辛いことがあるんだと誰にも言えない想いを秘めてるような表情が見ていて辛かったです。でも空気を壊さないように笑って、楽しそうにして、無理してるのがわかる演技でした。

何でこの子がインフルエンサー？と疑問に感じる軽くてわけがわからなくて、適当な雰囲気がとても似合っていました。適当に返事しながらもちゃんとカメラ目線になって自分アピールも忘れない感じとかも良かったです。