お耳に合いましたら。

美園が全身を使って亜里沙との別れを惜しんでる姿を振りかえって見たときの表情が良かったです。佐々木と違って自分から去るんだから甘えちゃダメという亜里沙のキャラがとてもうまく表現されていたと思います。

キャラが濃いメンバーが周りに多いからか正直影が薄いなと思っていたのですが、美園と本音で熱く語り合うシーンがあってやっと亜里沙のことを知れたような気がしました。

亜理沙の高身長とスタイルの良さは、主人公である美園と実に対照的で、更に美人で世馴れていて頭の良い感じも同じような印象を与えます。それは自信無げで、どこか弱々しい美園を効果的に際立たせています。逆説的な引き立て役の同僚としてだけでなく、ポッドキャストの世界に引き込んだキーパーソンとしても、動きの鈍い主人公を牽引しました。それはキャスティングが良かったとも言えますが、期待通りの結果を出したのは間違いなく井桁さんの成果です。