地震のあとで

NHKもだいぶチャレンジャーになってきましたね。村上春樹原作ということで、それなりに注目されるドラマに、ちょい役とはいえ大事な役回りに、スキャンダルから復帰した唐田さんを起用するとは。その度胸に「イイね」を付けたいです。

髪も短くして印象が変わった唐田さんですが、主人公の認識としてはひとりの女性というよりも、まさにUFOに乗っている宇宙人のような存在なのでしょう。抑揚のないしゃべり方、感情が伝わらない雰囲気は、主人公の主観の世界であり、彼のバイアスのせいだというところでしょうか。悪くない芝居だったと思います。