スキャンダル専門弁護士 QUEEN

ドラマに向いていないと思います。　途中でこのドラマ見る気が失せました。

最終回終盤で鈴木が林に「これがスピンドクターです」と告げるシーンがとても印象的でした。いつもいい加減で緩い雰囲気ですが、真顔で林を見据える姿が意外と決まっていて、仕事へのプライドと彼なりの正義感が伝わってきました。最後の最後にキャラが壊れない程度にちょっとだけ格好良いところが憎いなあって感じです。

画面に出てくるとなんか空気が緩くなるけど、正直、別にいなくてもいいかな、くらいな役。大事な場面で何か裏工作なんかをやって一役買うわけでもないし。氷見の過去に繋がっていそうでもないし。ポテトチップスを箸で食べるのも意味不明。

警察に氷見を迎えに来た時の笑顔や、与田に氷見の過去を追及されてもはぐらかして絶対に喋らない姿など、今回は鈴木の温かさや人間味が感じられたのが良かったです。いつもいい加減で薄情そうな印象が強いのでより好感度が上がりました。例えが思いつかなかったりしてはぐらかし方が適当なのが鈴木らしくて、格好良い一面も決め過ぎずに表現するところが素敵だなと思いました。

バカリズムさんは、今まで単なるお笑いタレントだと思っていたので、今回初めてドラマに出演しているのを観たのですが、第一印象は「しっくり来すぎる！」でした。バカリズムさんのとぼけた演技が、本当に演技なのか「素」なのかわからないほど、とても自然体です。ポテトチップスをトングを使って食べていたりと、こだわりやクセの強さをさりげなく演じていますが、どこかクスッと笑ってしまうキャラはバカリズムさんならではだと思います。

勝手に依頼を引き受けてきて「じゃよろしく」って丸投げして出掛けちゃっても「仕方無いなあ」と何故か許されてしまうような不思議な魅力がありますね。芸人さんが本業の俳優差し置いてドラマに出るのは好きじゃないんですが、この憎めない無責任さといい加減さはバカリズムさんの充て書きかというくらい似合っていてハマリ役だと思います。

出番も台詞も少ないし見た目も地味で目立たないんだけど、「気がついたらそこにいた！」というバカリズムさんならではの存在感が絶妙です。普段、大した仕事はしないくせにクライアントとの大事な席にはちゃっかりいるという要領の良さやいい加減で緩い独特の雰囲気は彼にしか出せない魅力だと思います。

ぴったり、しっくりくる。ポテチをお箸で食べるところとか、少し早口になったり、ただのぼっちゃんではない、一癖もふたくせもありそうな。。。とおもわせる演技力にびっくり。なんというか、独特の“間”を作れるところがすごいと思います。ドラマのなかで、すこし小さめに話すので、声を聞こうとしてしまう。今後も名脇役者として、見たいと思わせる演技です。

演技というよりバカリズムさん本人という感じはしますが、人の話を聞いていない感じや何でも他人事で無責任な雰囲気が役に合っています。地味で目立たないんだけど気づいたらそこにいるという独特の存在感は彼にしか出せないと思います。

初めてドラマで見たような気がするけど、意外にも上手でびっくりしました。普段の面白くて優しいけど毒がある感じとは違って、ポテチ食べてるだけなのに何となく嫌なやつの雰囲気が出ててすごいな！って思いました。

イマイチなのか良かった！なのか微妙ですが、良くも悪くも自然体。なんなら升野さんそのままなのでは？と思います。あのつかみどころのない日和見なところ。上司ならムカつきますね。しれっと見ている人をムカつかせているならそれはそれで名演技なのかもしれない。

最近、ムロツヨシや賀来賢人など、独特な雰囲気を醸し出す演技をする俳優やそれを求めるドラマが増えてきている中で、バカリズムの演技は、それとは少し違うワールドが確立されており、観ている人は誰もがはまってしまうのではないかと思う。

出てくるだけでバカリワールドになっちゃうのが、良くも悪くもこの人の魅力だと思います。
休みをくれ、仕事終わったらな、いや終わらない、じゃあ休めないね、のくだりは、らしさが出てて笑えました。
事件？が進むにつれて目まぐるしく変わるストーリーの中、力を抜いて見られるシーンでした。

淡々としていて、何にも考えてない感じが面白いです。また、セリフの言い方が棒読みの素人っぽいのが逆に型にはまらなくて好きです。でも、本当は頭が良くもしかしてキレる男なのかもと思わせる演技が良かったです。

芸人としてのバカリズムさんは大好きですが、何故このドラマにキャスティングされたのか謎です。演技も上手くないし台詞もボソボソした口調で聞き取りにくくて見ていてストレスになります。主要キャストが少ないドラマだからこそ、力のある俳優さんで観てみたかったです。