Re：リベンジ―欲望の果てに―

一緒に花火を見に行こうねと陽月と話している時の嬉しそうな笑顔がキラキラしていて本当に幸せそうだったので、そこから次第に症状が悪化して意識を失うまでの流れが信じられなくて、身内のような気持ちで動揺してしまいました。こんな結果になってしまうなんてただひたすら悲しくて悔しくて、何でこんな良い子が…というやりきれなさや憤り感じてしまうのも、白山さんの愛らしく健気な演技ゆえだなと思います。

当事者の自分が一番大変で辛いだろうに、自分のせいでお姉ちゃんが幸せになれない、迷惑をかけていると陽月のことを気に掛けて泣きながら謝る姿が切なくて胸が痛かったです。大人たちのドロドロ合戦が心底くだらなく感じるくらい優しくて真っすぐな良い子で、それをあざとさや嫌味もなく自然に演じているところも素晴らしいと思います。

明るくて笑顔が可愛くて、陽月が宝物みたいに大切にするのも分かる。雰囲気や表情が芳根さんと何となく似ていて、姉妹設定に違和感がないのも良いですね。陽月を笑顔で見送ったあと、スッと笑みが消えてしまう姿も印象的で、美咲が抱える孤独や病を抱える不安が伝わってきて切なかったです。