セクシー田中さん

うますぎる！

朱里ちゃんじゃないけど、つい小西のくせにと言いたくなっちゃうようなツッコミ甲斐のある面白いキャラになっていましたね。セリフ自体は女性に嫌われそうなものが結構出てきましたがちゃんと更生するような気づきの顔もするので成長過程かなと柔らかく見ていられました。

どんなに真面目に語っても結局のところ胡散臭い。朱里が惹かれていく理由がまったくわからない。結局、軽いフリをしているというより、本当に軽い奴だとしか思えません。本当ならチャラいけど、実際はちょっと冷めていて寄ってくる女性をバカにしているところがあったけど、心のどこかでは真摯な出会いを求めていた、って感じさせないといけないキャラ。そのスイッチの入れ方が中途半端すぎて、やっぱりいかがわしい男にしか見えない。こういうキャラは芯がなさそうに見えるのに、ふいに強くて太い芯が見えるから信用できるようになる。そういうのがまったくない。そのせいで、彼に惹かれる朱里まで何だかんだ言って、こんなのに引っかかるようじゃ、やっぱり軽いなと感じてしまう。

進吾との会話で興味を惹かれてるのは進吾だけだと思われる、女子ドン引きの会話をめっちゃドヤ顔で言うのがほんとに気持ち悪かった。だけどそれが小西の本心なのだろう。ハマり続けたいって上から目線で言ってたのが馬鹿馬鹿しくて呆れた。

軽さがあって調子のいい男、朱里が警戒するのも分かります。だからこそたまに核心をつく言葉を吐いたり、じっと見つめていいことを言ったりするときゅんとなっちゃいますよね。小西のくせにって言葉がぴったり。案外良いやつかも？って時々思う。

なんでしょう、この人からは昭和の香りがするんですよね。だからちょうどこのドラマで求められている古い男にぴったりなんだと思います。自分に自信があって女を下に見ていることが無自覚で。若い女性に平気でおばさんの話をする、無神経さがイタイ男です。