※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.0 /5.0(60.8%) | 812位 /1088件中 |
キャスト 3.5 /5.0(69.6%) | 798位 /1088件中 |
演出 3.1 /5.0(62.6%) | 783位 /1087件中 |
音楽 2.9 /5.0(58.2%) | 825位 /1088件中 |
感動 2.9 /5.0(58.2%) | 629位 /1083件中 |
笑い 2.4 /5.0(47.8%) | 742位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(59.2%) | 678位 /1080件中 |
子供が言ったどうして2人一緒じゃダメなの?って言葉が全てだと思った。離婚は子供にとって最大の不幸だ。それなのにまだどっちと暮らすかで揉めているなんて傷口を広げているとしか思えない。子供から見た両方の親のいいところは間違いなく本物だろうし、配偶者から見たお互いの悪いところも本物ってところが厄介だ。できればこんな執行はしたくない、やっぱりモノとヒトとは違うから専門的な部門が必要なのかなとも思ったりした。
まさか子どもまで執行の対象になるとは。執行官という仕事はとんでもなく心理的にハードだと思う。ひかりが執行官になりたいと言った時に、オッサンズが内心嬉しくても喜べないのはとんでもなくたくさんの修羅場をくぐってきていて、それをひかりに味あわせたくないという親心みたいなものが前面に出たからだろう。このドラマで初めて執行官というものを知ったのだけれど、やはり広範囲に執行が及ぶので当然女性は必要だと思ったし、こういう仕事を知れてよかったと思う。最後にひかりのその後というか未来が少し見れて少し嬉しかった。こういう夢のある終わり方好きだなー。女性の執行官が増えるきっかけになれば良いなと思いました。
子どもの引き渡しも執行官の仕事になるのですか。いやはや精神的に過酷な仕事ですね。特に子どもの親権が関わると本当に難しい。小原の言う通り、父親側も母親側もウソをついているわけではないのでしょう。人間は自分の見たものや感じたものが真実だし、その上、信じたいものを信じる傾向があります。だからどんなに客観的な判決が出ようと、なかなか自分の主張を引っ込められない。ひかりのようにちょうどいい距離でアドバイスをくれる執行官、特に女性執行官は絶対に必要ですね。これまで女性が執行官になったケースはないと、ドラマの中で説明されていたけど、是非女性に頑張ってほしいです。馴染みのない仕事の世界だし、全体を通してなかなか面白いドラマでした。
投資ねー。お金が増えるよなんて簡単に信じたらダメよ。絶対なんてないんだしそれだけで疑うレベル。投資にしたって闇バイトにしたって多少の後ろめたさから失敗したら誰にも相談できなくてドツボにハマる。堕ちる時の底ってないもんだよ。消費者金融から借りたってだけでリスクが高いのに、今度は個人間融資なんて危険すぎる。世の中そんなに甘くない。下着の写真を送ってと言われて即座に断れないのが切実っぷりを表していた。うちにも大学生がいるので一緒に見られてとても良かったです。
ひかりが執行官を目指すことを本気で決意するきっかけとして、彼女に出来ることするという展開としては面白かったです。ただガンの研究をしようと学んでいるくらい賢い大学生が、絶対にもうかる投資なんて存在しないことを理解していないのはどうなのだろう?それに投資詐欺は貧乏人より、お金に余裕のある人が引っかかりやすい犯罪のひとつ。きっといかがわしい行為を代償とする金貸しと絡めたかったんでしょうけどね。いずれにしても同年代の甘い言葉やネット情報に振り回され過ぎへの警鐘と考えて、まあ設定の甘さは良しとしましょう。
この人いい人?とか悪い人の味方するのはちょっと、なんて考えていたらできない仕事なんじゃないかな。そんなこと考え出したら仕事にならない。裁判所の決定が全てと思わないといつか大きな壁にぶち当たって辞めたくなると思う。だからひかりちゃんには向いてないような気がする。その点動物相手は気が楽よ。守るべきものが決まっているからね。そしてここまできてなんだが、執行官と犬がどうにも結びつかない。どう絡めて終わらせるのかそろそろ気になっている。
ペット業の元女社長さん。ホント懲りないな。一度は逃れたものの、二度目は執行されて、今度はクラウドファンディングですか。そこは執行される心配ないのかな?いい加減な人だなと思っていたけれど、飼育崩壊っぽい家へ向かった様子を見ると犬を思う気持ちは本物のようで。金銭欲さえ少し抑えれれば良い人なのかも。執行ってお金の徴収だけかと思っていたら、通電とかもあるんだと驚いた。裁判所の決定に対して履行されてなかったら、相手から申請あったらなんでもってことなのかな?知らないことだらけで、ひかりちゃんじゃないけれど法律のことちょっと興味出る。
中立性って本当に難しいです。いくら裁判の判決に従って中立的な立場でとは言っても、こんなふうに反社とか貸金とかだと、常識としてのバイアスがかかる。それは危険察知という意味では必要なこと。むしろ執行官なんて仕事をしていると正常性バイアスがかかり、異常を正常の範囲だと思い込みそうで怖いです。特にひかりみたいに真面目で真っ直ぐなコはちょっと心配です。それにしても「犬」がだんだん関係なくなってきましたね。だったらわざわざタイトルにまで入れる必要があったのでしょうか?まだここから「犬」がらみで何か起こるのかもしれないけど。
血の繋がりってこういう時厄介だなと思う。もうとっくに成人した息子なんてどこでなにやってるかなんて親の範疇ではないよね。口を出したって手を出したって止められるものでもない。それなのに親というだけで家まで取り上げられるのかと釈然としない。じいさんも怒るなら自分の息子をとも思うが、そんなことができるならこうはなっていないだろう。そんな事情を知らないマンションを買った夫婦は災難だが、1番不幸なのはこのじいさんだろうな。
勝手に父の家を抵当に入れ借金踏み倒した息子が一番悪いのは当然として。弁護士たちにも相手にされなかったのは、やはり頑固さが前面にたって扱いにくいめんどくさい案件と思われたからということか。それも不公平な感じもするし、あの年になってまで息子のしりぬぐいは可哀想でもある。でも、貸した側や競売で勝った人が一番の被害者なんだろう。最後は前向きに仕事を始めた姿が描かれていたし、それは良いことだとは思うけれど、息子はどうした!という気持ちがどうしても拭えない。今回ばかりはすっきりしなかったなー。
このドラマのケースだと、勝手にマンションを抵当に入れて失踪した息子が逃げ得になってしまうんですね。失踪しているし、父親が訴えたとしても行方がわからないとなると、現実的には金が戻ってくるとは考えにくい。基本的に借りたお金は返さないといけないけど、こういうケースは気の毒としか言いようがない。子どもの育て方を間違えたと言っても、成人した大人だし、各々の責任ですからね。こういうのは子ガチャとでも言うのでしょうか。孫が良い子なのが救いだけど、もし孫が大学進学したくなってもそれは難しいだろうし、こっちはある種の親ガチャです。そしてひかりはついに執行官を目指すことになりそうな雰囲気です。
病院が無くなるって驚いたけど、なんかの学校でそんな騒動がありましたよね?いつも通って信頼している場所が無くなるって怖いなと思いました。裕福に見える家族も経営に苦しんでいたとは意外でした。ただそこそこにサイズダウンしていけない家族の末路にも思えました。医者であることのプライドの高さゆえ時代の変化についていけずいろいろ見誤ったのでしょう。最後はそのプライドで患者さんたちの引き取り先を決めたのは良かったです。
病院経営も難しくなっていて、執行されることもあるんだと驚いた。たしかに今はネットで評価が簡単に見ることができて、医師の腕以外のことも含めて評価されていたりする。コミュニケーション能力や経営能力など多くのことを求められて、モチベーションが下がってしまう医師もいるんだろうなと妙に納得した。医師として患者に迷惑をかけないように転院先なども用意して自ら引き渡したのにはホッとした。さすがに一週間は無理な気はするけれど。あの女社長は胡散臭いと思っていたらやはりまた執行。ひかりの人のよさが少し危なっかしい。
執行の場で直接オークションのようなこともするのですね。本当に執行官って知らないことが多い仕事です。個人病院も新しい検査機器やら何やらで、経営が厳しいところもあるのは事実で、最近もマイナカード関連の準備費用の問題で廃業する個人病院があるというニュースもありました。やむを得ない面はあるとはいえ、アメリカみたいに医療にかかるには何週間も前に予約して、高額の支払いを求められる国にはなって欲しくないですね。それはさておき花巻さんたち家族は、雨降って地固まるという感じでしょうか。執行もこういう転換のチャンスになり得るし、必ずしもマイナスなことばかりではない、というのがわかったけど、でもそれも彼らが医者という金持ちスキルを持っているからという点は無視できないところです。
ふたりでも大変な子育てをひとりでするのだから母子家庭は半端なく大変だと思う。それは大前提として、今回の女性にはやはり同情はできないところも多々あるような気がする。いくら大変でも借金しては逃げて踏み倒して平気なのは感覚としておかしいし、子どもにも良い状況だとは思えない。福祉とつなげようとしてくれている小原に税金云々というのも少しずれている。簡単に嘘をつくのは自分のプライドを保つためでもあるのだろうけれど、それで保たれても虚しくないかな。執行はそういうのをいったん整理してくれるという意味でもとても意味があると思った。
少子化が大変と言いながら、母子家庭が苦しいのは、男女雇用均等とか、同一労働同一賃金とか、いくら政府が旗を振っても、莫大な内部留保を抱えた企業が動かないからという面もある。結婚して子どもが生まれても、想像していたよりバカな旦那に捕まってしまうと、我慢するか、離婚して母子家庭で苦労するか、いずれにしてもしんどいのは女性。そんなんじゃ結婚なんてしたくない人が増えるに決まっている。小原がほのかな恋心のようなものを抱き、翻弄されたけど、それは佳菜江の問題ももちろんあるけど、客観的に見れば勝手に小原が翻弄されただけ。結局、彼女は吉野にはずっと本心を語っている。そこには男の身勝手さへの皮肉も込められているように思う。
女は強いなんて簡単に言わないでほしい。子供2人抱えて泣きながら生きているじゃないか、強くならなきゃもう後がないのに。税金って何に使ってるの?って言葉に議員たちのフランス観光が重なって泣きたくなった。執行ができるならどうして父親のところに行って養育費を取ってこないんだ?なんで母親だけがこんなに苦労しなきゃいけないんだ?税金の使い方、間違ってるだろう。ギリギリ生きている人たちの声をきちんと聞いて借金しないで暮らせるようになるといいな。
精神的にも体力的にもなかなかハードな仕事なんだなということは分かりました。目の前で今日の売り上げを全て持っていかれたら泣いてしまう人もいるでしょう。もう何も持っていないのに家から追い出されるのも辛いですね。そんな世界とは無縁だったひかりちゃんには刺激が強すぎて辛くなってしまうのも分かります。ただ大家さんが言っていたようにそっちの角度から見れば善人なんですよね。誰かがやらなきゃいけない仕事なんですね。尊い仕事だなと思いました。
いくら向いていると言われても、向いていることとやりたいことは別だったりするし、小原も自分の感情をいろいろと話してはいたけど、それでもやはり執行官はメンタルが強めでないと厳しい仕事だと感じます。鍵が開かないといって隣のベランダから侵入までするのかと驚くし、とにかく執行をする側も執行を免れようとする側も、ここまでするのかと正直少し引きますね。それにしても小原を演じる織田裕二さん、随分と哀愁とか生活感が出るようになって、かつてよりも良い感じだなと思います。
執行というと税金の滞納や家賃の滞納ばかりを思い浮かべていたのでこんな個人的なものもやるのかと驚きました。いくら仕事と言えども小銭を数えるとか投げたお札を拾うとか嫌がらせ満載の返し方に絶句。でもほんとにこういう人っているんだろうな。こういう人だからこそ執行までされてるんだろうけど、ストレスが溜まるお仕事ですね。こういう個人的なわだかまりって時間だけが解決してくれるような気がします。こじれる前に離れるのが正解かな。今回はお疲れ様ですとしか言えなかったなー。
結局のところ、執行官の苦労はなんだったんだろうという結末でした。まあ覆水盆に返らずということの方が現実には多いと思うけど、こういう平和な解決は悪くないかなと思います。とはいえ、小銭を数えさせたり、とんでもない時間を指定したり、執行官に対する態度はやりすぎだよね。皆、よく耐えました。私なら殴らないまでも、確実に声を荒げて、もっと激しい応酬になっていただろうと思います。確かにひかりは執行官に向いているかもしれないけど、私ならやりたくない仕事です。
リストラされて次の仕事もうまくいかなくて家賃滞納。かわいそうといえばそうなんだけど、普通に家賃を払っている人がいる以上ずるいと思われないわけはない。何より家主がそれを許していない以上出ていかなくてはならないだろう。家賃を滞納し始めた時に動くのが普通の人、何度も急かされているのにそれでも出ていきませんよ?と開き直れる人はやばいと思う。それで親っていうのも怖い。追い出されるーって騒ぎ出したって見から出た錆。同情の余地はなかったな。
執行官の給与って出来高で歩合制なんだっていうのが驚きです。まったく知りませんでした。でも調べてみると年収は1000万円以上のようだから、それならいろいろと大変な仕事だけど、メンタルが強い人なら悪くないかと思いますね。小原みたいに犬が苦手ということに限らず、実際に犬をけしかけられたり、執行官にとって犬は邪魔者になることが多いのだとか。いずれにしても、夜逃げした女社長みたいな奴からはびしびし取り立てて欲しいけど、病気で苦しくなった家族の方はいたたまれない。法はあくまで弱者のためのものであって欲しいんだけど。最後に前向きに立ち去れたのはせめてもの救いですね。