サイン―法医学者 柚木貴志の事件―

口元がガッカリ。
アップでの 「ごきげんよう」は気持ち悪かった。
カツラ？お嬢様っぽくないし サイコパス感がないし 演技がワンパターンな気がする。

サイコパスっぽく見せる演技がワンパターンというか、「こういう風に演じて下さい」と言われた通りにやっているだけという感じがして異常さや狂気が感じられず、全体的に薄っぺらい印象でした。1話から引っ張った事件のラスボスにしては存在感も迫力も全然ないので、何でこんなのに殺されてるの？振り回されてるの？と警察も伊達も柚木も、大人たちが全員馬鹿っぽく見えてしまったのもキャスティングミスかなと思います。

なんか役不足な感じ

普通すぎで、役柄の異様な感じがまったくない
映像の演出だけ

いかにも的なサイコバス役の演技。
目を見開いたり、笑った後の急な真顔。
ありきたり～～

壊れっぷりがますますパワーアップしていて怖いし、女性に対して失礼ですがゾッとするような気味の悪さを感じます。父親にビンタされた時の笑顔や「パーパ」と呼びかける時の小馬鹿にしたような甘えた口調、「大人しくしててくれ」と縋る父親を見下ろす時の恐ろしいほど冷めた視線、仕草や表情の一つ一つが印象的で「どうして彼女はこんな風になってしまったんだろう」と興味が湧いてきますし、視聴者の心を掴む見事な怪演ぶりだと思います。

気持ち悪い

柚木と対面するシーンでの猫なで声の話し方や淑やかぶった白々しい笑顔、「ごきげんよう」と去っていく時の優雅な手の振り方など、相手を舐めているのか捕まらない自信があるのか、それとも精神の異常なのか、とにかく普通の状態ではない怖さがあって少ない出番ですが強く印象に残りました。嬉しそうにはしゃいで元恋人の解剖の様子を聞きたがる姿も異常性があって良かったです。

6話で久々に登場しましたが、何事もなかったように平然と父親に同行してマスコミに笑顔を振りまく姿がめちゃくちゃ怖かったです。口角は上がってるけど目は笑ってなくて、感情が欠落しているような違和感があり、ちょっとつつくと爆発しそうな激しさや精神の脆さ、異常さを感じさせました。これから北見殺しの真相にどう関わってくるんだろうという好奇心を掻き立てられました。

笑っているようにも見えるし、悲しみをこらえているようにも見えるし、感情が読み取れない絶妙な表情が上手いです。大きな瞳に黒いロングヘアも楓のミステリアスな雰囲気を際立たせていて良かったです。鼻唄を歌いながら人形の髪を梳かす姿は「普通ではないかも…」という違和感や怖さがあり、キーマンとしての存在感を存分に発揮していたと思います。