『silent』での夏帆 (桃野奈々役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
夏帆 (桃野奈々役) は 「2022年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
何と言っても春尾に声を掛けられて、振り返り、微笑むシーンが印象的でした。想への必死な恋心も痛いほど伝わってきました。もともと演技力には定評のある夏帆さんですが、この奈々というキャラがいたから、このドラマは引き締まったものになったように思います。また夏帆さんの手話が素晴らしい。スムーズさやリズム、タイミングなど、手話を学んだことがある人ならば、ほとんどの人が感心するレベルだと思います。とにかく存在感のある、いい演技でした。
手話が分からない湊斗相手と身振り手振りで会話する姿が可愛かったです。お花のおすそ分けを遠慮する湊斗にグッと花束を押し付けて選ばせるちょっと強引なところも奈々らしくて良かった。豊かな表情はもちろん、手を動かすスピードや強弱、指の震えなど、声がなくても手話で役の感情やキャラクターをしっかり伝える演技力・表現力の高さも本当に素晴らしかったです。
大人になってからのたった数年、だけど出会った頃と今では笑い方も目線の動かし方さえ違うように見えてほんとにすごい女優さんだなと思ってみています。爽やかに笑ったかと思うと手話で言葉には表れなくてもとても辛辣なことを言っているって分かる時もあり誰よりも表情が豊かで驚かされます。
湊斗を「お前」呼ばわりしてボロカスに責めるシーン、台詞はキツめだけど私自身もちょっと感じていたことだったので見ていてスカっとしました。「バカ」って何度も手話する時の悪戯っ子みたいな顔も子供みたいで可愛らしかったです。言いたいことを言ってスッキリしたあとは、湊斗のためにビールを注文してあげたり、和やかムードに戻るところも、さっぱりした奈々の性格が感じられて良かったと思います。
手話サークルのくだりで激怒するシーンも力強い手話で怒りや悲しさがぶつかってくるような演技が素晴らしかったけど、手話をしていないシーンも何気ない表情の変化が奈々の繊細さや感受性の豊かさを感じさせて良かったです。春尾に「ありがとうございました」を見せたあと、「お疲れ様でした」と返事を貰った時の驚きと嬉しさが入り混じったような笑顔が特に良かった。春尾の台詞にもあったけど本当に「ニコ」って音がしそうな無邪気な笑顔で、「耳が聞こえないから余計なコミュニケーション取らなくて済む」なんて言っていた春尾が心を奪われてしまう説得力がありました。
想が好きな本だから好きなフリしてたって告白するシーン、決まりが悪そうで照れくさそうな表情も、恥ずかしくなって本で顔を隠す姿もチャーミングでとても良かった。あのやりとりだけでもまだ想のことが大好きだって伝わってきて切なくなります。嫉妬して意地悪言ってしまう人間味もありつつ、紬の言葉をマウントだと捉えずに言葉そのまま真っすぐ受け止めて、恋敵なのに「愛おしい」と言える人間の大きさや素直さもあって、そんな魅力的な女性を嫌味なく自然に、表情と手話だけで表現しているところが素晴らしかったです。
奈々が手話を使って話しているなんて感じさせないほど自然に顔で、手で、しゃべっているのがすごい。想に思いに任せて言わなくてもいいことを口走っている時に一瞬躊躇うような仕草を見せたり、震える手に悲しい気持ちが溢れている。素晴らしい。
いろいろ言われてるけど図書館で気づかせるために本をぶつけるシーンが1番かわいかった。
6話は紬とも想とも2人きりで話すシーンがあったけど、手が震えていたり、苛立って手の動きが強くなったり、かと思えば呟くようにゆっくり静かになったり、表情も豊かで素晴らしいけど、それを見ていなくても奈々の気持ちがひしひしと伝わってくる手話の演技が凄くて引き込まれました。最後、想からの電話を取って泣くシーンも、シチュエーションは夢で見たものと同じなのに、やっぱり現実では想の声は聞こえないと実感しているようで、見ているこちらも辛くて切なくてもらい泣きしてしまいました。
すごすぎる。ななという人間の経験やその時の感情が、視聴者にわかる。 いやあ、すごい。うなる。名演技。
想と歩いている時に湊人と紬を見つけて、想にいろいろ聞いていたシーン。目をいっぱいに見開いて情報を全部感じ取りたいと思っているように感じた。自分の知らない世界にいた想がまた知らないところに戻っていくようで不安なのだろう。端々に強く引っ張ったりする動作が入るのもそのせいかと見ている。心が動きに直結していて素晴らしい。
ろう者の友人とのお買い物シーン、結婚話に興奮すると手話が早くなったり、自虐ネタになるとちょっと動きが遅くなったり、表情だけでなく手・指一つ一つの動きで奈々の感情が伝わってくるところが凄かったです。友人に想のことを訊かれ「友達としか思われてない」と返す時も、明るい笑顔なんだけど一瞬寂しさが滲んだように表情が変わったところも、想への思いが感じられて切なかったです。
きっと奈々は生まれつき聞こえなくて、想は途中から聞こえない。想と同じ世界にいたいのに聞こえていた高校時代の友達が邪魔をするって思ってるんだよね。だから必要以上に攻撃的になるし、想を引っ張る力も強くなる。心がだだ見えでわかりやすいです。
道で想を見かけた時の嬉しそうな笑顔が可愛い。その満面の笑みひとつで奈々にとって想が特別な存在なんだろうなって伝わってくるのがすごい。声のトーンや話し方の特徴って役の性格や人間性を表現するためにとても重要だと思っていたけど、コロコロ変わる豊かな表情や想をカフェに誘う時の積極的な態度、耳のことを知っていて想に電話をかけてきた湊斗を「性格悪いね」とディスる気の強さ、声を発しなくても奈々がどんな子なのか十分伝わってくる演技力・表現力の高さが素晴らしかったです。
すごく手話が自然ですごいなと思います。手話に合わせた表情がとても豊かで、ほんとにおしゃべりしているみたいにさえ感じられる。手話の意味が分からなくてもなんとなく内容が分かるから不思議。伝える力って言葉だけじゃないんだなと思い知らされます。
演技が上手い人は台詞を話さなくても感情がしっかり伝わってくるんだなあ。手話も見事だし、表情の付け方もすごく自然で慣れていて、ずっと音のない世界で生きてきた人という説得力があります。想とのイヤホンのくだりも「音楽好きな人だから返さなきゃ」という想の言葉で表情が暗くなったり、「お金持ちの方だから新しいのを買うよ」と暗に紬との再会を阻もうとしたり、独占欲のようなものや嫉妬が表情や手話の間から伝わってくるところがとても良かったです。
何と言っても春尾に声を掛けられて、振り返り、微笑むシーンが印象的でした。想への必死な恋心も痛いほど伝わってきました。もともと演技力には定評のある夏帆さんですが、この奈々というキャラがいたから、このドラマは引き締まったものになったように思います。また夏帆さんの手話が素晴らしい。スムーズさやリズム、タイミングなど、手話を学んだことがある人ならば、ほとんどの人が感心するレベルだと思います。とにかく存在感のある、いい演技でした。
手話が分からない湊斗相手と身振り手振りで会話する姿が可愛かったです。お花のおすそ分けを遠慮する湊斗にグッと花束を押し付けて選ばせるちょっと強引なところも奈々らしくて良かった。豊かな表情はもちろん、手を動かすスピードや強弱、指の震えなど、声がなくても手話で役の感情やキャラクターをしっかり伝える演技力・表現力の高さも本当に素晴らしかったです。
大人になってからのたった数年、だけど出会った頃と今では笑い方も目線の動かし方さえ違うように見えてほんとにすごい女優さんだなと思ってみています。爽やかに笑ったかと思うと手話で言葉には表れなくてもとても辛辣なことを言っているって分かる時もあり誰よりも表情が豊かで驚かされます。
湊斗を「お前」呼ばわりしてボロカスに責めるシーン、台詞はキツめだけど私自身もちょっと感じていたことだったので見ていてスカっとしました。「バカ」って何度も手話する時の悪戯っ子みたいな顔も子供みたいで可愛らしかったです。言いたいことを言ってスッキリしたあとは、湊斗のためにビールを注文してあげたり、和やかムードに戻るところも、さっぱりした奈々の性格が感じられて良かったと思います。
手話サークルのくだりで激怒するシーンも力強い手話で怒りや悲しさがぶつかってくるような演技が素晴らしかったけど、手話をしていないシーンも何気ない表情の変化が奈々の繊細さや感受性の豊かさを感じさせて良かったです。春尾に「ありがとうございました」を見せたあと、「お疲れ様でした」と返事を貰った時の驚きと嬉しさが入り混じったような笑顔が特に良かった。春尾の台詞にもあったけど本当に「ニコ」って音がしそうな無邪気な笑顔で、「耳が聞こえないから余計なコミュニケーション取らなくて済む」なんて言っていた春尾が心を奪われてしまう説得力がありました。
想が好きな本だから好きなフリしてたって告白するシーン、決まりが悪そうで照れくさそうな表情も、恥ずかしくなって本で顔を隠す姿もチャーミングでとても良かった。あのやりとりだけでもまだ想のことが大好きだって伝わってきて切なくなります。嫉妬して意地悪言ってしまう人間味もありつつ、紬の言葉をマウントだと捉えずに言葉そのまま真っすぐ受け止めて、恋敵なのに「愛おしい」と言える人間の大きさや素直さもあって、そんな魅力的な女性を嫌味なく自然に、表情と手話だけで表現しているところが素晴らしかったです。
奈々が手話を使って話しているなんて感じさせないほど自然に顔で、手で、しゃべっているのがすごい。想に思いに任せて言わなくてもいいことを口走っている時に一瞬躊躇うような仕草を見せたり、震える手に悲しい気持ちが溢れている。素晴らしい。
いろいろ言われてるけど図書館で気づかせるために本をぶつけるシーンが1番かわいかった。
6話は紬とも想とも2人きりで話すシーンがあったけど、手が震えていたり、苛立って手の動きが強くなったり、かと思えば呟くようにゆっくり静かになったり、表情も豊かで素晴らしいけど、それを見ていなくても奈々の気持ちがひしひしと伝わってくる手話の演技が凄くて引き込まれました。最後、想からの電話を取って泣くシーンも、シチュエーションは夢で見たものと同じなのに、やっぱり現実では想の声は聞こえないと実感しているようで、見ているこちらも辛くて切なくてもらい泣きしてしまいました。
すごすぎる。ななという人間の経験やその時の感情が、視聴者にわかる。
いやあ、すごい。うなる。名演技。
想と歩いている時に湊人と紬を見つけて、想にいろいろ聞いていたシーン。目をいっぱいに見開いて情報を全部感じ取りたいと思っているように感じた。自分の知らない世界にいた想がまた知らないところに戻っていくようで不安なのだろう。端々に強く引っ張ったりする動作が入るのもそのせいかと見ている。心が動きに直結していて素晴らしい。
ろう者の友人とのお買い物シーン、結婚話に興奮すると手話が早くなったり、自虐ネタになるとちょっと動きが遅くなったり、表情だけでなく手・指一つ一つの動きで奈々の感情が伝わってくるところが凄かったです。友人に想のことを訊かれ「友達としか思われてない」と返す時も、明るい笑顔なんだけど一瞬寂しさが滲んだように表情が変わったところも、想への思いが感じられて切なかったです。
きっと奈々は生まれつき聞こえなくて、想は途中から聞こえない。想と同じ世界にいたいのに聞こえていた高校時代の友達が邪魔をするって思ってるんだよね。だから必要以上に攻撃的になるし、想を引っ張る力も強くなる。心がだだ見えでわかりやすいです。
道で想を見かけた時の嬉しそうな笑顔が可愛い。その満面の笑みひとつで奈々にとって想が特別な存在なんだろうなって伝わってくるのがすごい。声のトーンや話し方の特徴って役の性格や人間性を表現するためにとても重要だと思っていたけど、コロコロ変わる豊かな表情や想をカフェに誘う時の積極的な態度、耳のことを知っていて想に電話をかけてきた湊斗を「性格悪いね」とディスる気の強さ、声を発しなくても奈々がどんな子なのか十分伝わってくる演技力・表現力の高さが素晴らしかったです。
すごく手話が自然ですごいなと思います。手話に合わせた表情がとても豊かで、ほんとにおしゃべりしているみたいにさえ感じられる。手話の意味が分からなくてもなんとなく内容が分かるから不思議。伝える力って言葉だけじゃないんだなと思い知らされます。
演技が上手い人は台詞を話さなくても感情がしっかり伝わってくるんだなあ。手話も見事だし、表情の付け方もすごく自然で慣れていて、ずっと音のない世界で生きてきた人という説得力があります。想とのイヤホンのくだりも「音楽好きな人だから返さなきゃ」という想の言葉で表情が暗くなったり、「お金持ちの方だから新しいのを買うよ」と暗に紬との再会を阻もうとしたり、独占欲のようなものや嫉妬が表情や手話の間から伝わってくるところがとても良かったです。