silent

和泉さんを見ているとすごく元気になれます。エピソードを聞くたびにたくさんたくさん苦労してきたんだろうなと思うけど、いつも心には楽しかった思い出がたくさん詰まっているような穏やかな笑顔で子供に話している。二人の子供はそんな母に育てられて幸せだろうなと思った。

「思い出に残ると厄介だからすべて投げつけて来な」と紬の背中を押す姿が強く逞しい和泉らしくて良かったです。本当に素敵なお母さん。亡くなったご主人との思い出を「すっごい美化されてるから、思い出すたびに楽しい」と大切そうに胸に抱きしめる姿も、ご主人への深い愛が感じられてグッときました。

強くて明るくてさっぱりしていてとても素敵なお母さんでした。湊斗と別れたことや想の耳のことを聞いた時の「それで？」というあっけらかんとした態度も、何事にも動じない肝の据わりっぷりや頼もしさが感じられて良かったです。「お母さんは関係ないもん」という台詞も、放任というより自分の人生だから自分で決めなさいという母の愛と紬への信頼が伝わってきました。

ただただ紬と光の父親を愛していた純粋さと、失ってから自分一人で二人の幼子を育ててきた強さがそのままキャラクターになっていて短い時間の中で和泉という人が分かったような気がしました。あっけらかんとなるようになる！ケセラセラの雰囲気が紬の心を軽くした母は強いなと思いました。