Sister

途中で何度も見るのを辞めようとしたドラマ。ただ結末が気になって早送りで見ただけ。

最近いい人ばかりのドラマに飽きてきたので最後の最後まで気を抜かせないこのドラマにどハマりしました。不倫相手もこのままフェードアウトかと思ったらどこまでも許されず社会的にもボロボロにされるのもすごいと思ったし、最終的には姉妹に取り合うだけ取り合われて自分には関係のない相手に殺されてしまう陽佑の最期もすごい。そしてまた姉妹が一緒に暮らしちゃうのもすごい。で、最後の最後凪沙のセリフに戦慄。まるでジェットコースターに乗っているかのような展開に夜中ではついて行けず昼間に二度見。とても面白かったです。

ただただ女は怖い。凪沙は姉に貶められる被害者に見えたけど、ずっと何かがおかしかった。無邪気すぎるというか、違和感があった。誰が良いとか悪いとか、相応しいとか相応しくないとかいう倫理的な理屈は、不倫だの何だの不道徳な行為の中では、悩みたいだけの悩みに感じた。結局、何とも向き合わずに首を吊ろうとしたり、すべてが自己完結的で自己満足に感じる。だから最後のどんでん返しには納得できる。結局のところ、凪沙は姉が好きで独占したいというより、姉のものが何でも欲しくなるだけなんでしょう。だから餌となる姉が必要なのだということだと思います。気になるのはなぜ陽佑が殺されたのかです。もしかしたら裏で凪沙が桧山を誘導したのかもしれないなと想像してしまいます。いずれにせよ凪沙にしても沙帆にしても女は怖い。

うわ、なにこれ！めっちゃ面白い。凪沙に後輩ができて感じるモヤモヤはすべて沙帆が妹ができてから感じていることだったんだよね。それを身をもって知るのが新しいしすごい気づき。妹分に何にも悪気がなくてもこんなにモヤモヤしてイライラするんだって凪沙も気づいて良かったのでは？最後には沙帆に仕組まれていたことみたいにしてたけど、桧山さんと不倫したのも後輩のパパ活をバラしたのも自分だからね。自分の本性として受け入れてほしいわ。それにしてもそんな姉妹に振り回される陽佑って‥そのうち病気にでもなってしまうのでは？と思っている。

沙帆とコウタがいなくなってハッピーエンド、にならないところが恐ろしくて面白い。だいたい凪沙と陽佑っておかしいよね？二人が付き合ってた時に沙帆が邪魔して陽佑を奪ったわけでもないじゃない？ってことはただの元カノでしょ？沙帆が陽佑と結婚するってなってから凪沙に会わせたのに、すぐに私の忘れられない人だからって奪っていったのは凪沙の方じゃない。沙帆がとち狂っちゃったから悪者になってるけど、元カノと会っちゃってよりを戻したってだけでしょ。それで今度は幸せすぎて怖くなったのか沙帆の影に怯えて不倫に走る凪沙‥はぁ？なんなの、それ？結局いつまで経ってもお姉ちゃんのものが欲しい妹ってだけ。一番怖いのは凪沙なんじゃない？

ヨウスケにことごとく拒否られる沙帆とヨウスケにことごとく愛される凪沙。なんだか沙帆がかわいそうになってきた。お母さんがいなくてお父さんが自分の絶対的な存在だった沙帆がお父さんを信頼し愛するのは自然のことで新しいお母さんが来て妹が生まれれば精神的に不安定になってしまうのも仕方ない。お父さんへの執着が男女の愛情に変わるっていうのは新しく来た母親のように自分が女なら同様に愛されると思ったからかと。そして第二のヨウスケとの出会いは出会いこそ仕組んだものだったけれど、ヨウスケだってその気があったはず。沙帆だけが責められることではないと思う。第三のヨウスケが現れて沙帆を幸せにしてほしい。

お腹の子もダメになり陽佑と沙帆を繋ぐものがなくなってしまった、陽佑と凪沙はいたって順調で入る隙間はない。それでも諦めない沙帆は陽佑の父親に目をつけた！！まあね、陽佑のお父さんがめっちゃダンディでかっこよかったからまだ良かったけどなかなか衝撃的な展開よ？そして沙帆の本性もあっさりバレすぎ。沙帆の思惑通りことが進むなんて思えないストーリーに置いてけぼり感が拭えない。こういうのって多少でも2人の邪魔をして効果を発揮してるから面白いのに今や完全に一人相撲じゃないか。そうなると冷めるよね。

沙帆のお腹の赤ちゃんは流れてしまったのですね。悲しいけれど、そんな精神状態の母親の元に生まれてくることはもっと不幸なのでこれでよかったんだと思います。まず子供を身籠ったことでしか繋ぎ止められない相手なんて碌なもんじゃないからやめといた方がいい。
最愛のお父さんが取られてこの恨みが発動したと思われていたけど、根はもっと深く虐げられていたとは衝撃でした。でもなにも知らずに育った妹にいろんなものを返せと言われてもねぇ。ここら辺は見ている人も姉側と妹側の立場に分かれそう。ここまで拗れた糸を解くには関係を断ち切るしかないと思う。

沙帆と凪沙が異母兄弟であることや陽佑と沙帆の過去が明らかになりました。沙帆としたら自分の最愛の父親を後からきた妻と凪沙に取られてしまったと感じていたのでしょう。そして自分の愛した陽佑さえも奪われてしまう。そうなれば気が狂いそうになり凪沙を恨む気持ちも分かるような気がしました。まだ沙帆と陽佑の出会いはまだ明かされていないので本当は誰が一番悪者なのかが見えてこないけれど、妊娠が分かった時の陽佑だけは最悪だなと思いました。

いろいろ手は尽くしたけれど妹と陽介の関係は切れることなく自分が入る余地がなくなってしまったところでついに姉が発狂！！「私、もう何するか分からなーい！！」って震える声で言ったのは笑ってしまったけれど、なぎさに大好きなお父さんを取られたことが1番の原因なのかな？拗れた姉妹ほど怖いものってないよね。もうこうなったら距離を置くのみ！妬んだりするのは相手が見えるからだしね。過去に陽介と沙帆に何があったのかそろそろ知りたい。

好きだった人は姉の婚約者だから諦めようとした時に爽やかなイケメンからデートの誘い。誠実そうだしこれでカップルが成立すればめでたしめでたしなんじゃないの？なんて思っていたら、デートの日に姉たちのドレス選びに出くわしちゃうし、姉は車に轢かれちゃうし、記憶喪失で妹のこと忘れちゃうし、もうなんて日だ！！って叫びたくなっちゃう怒涛の展開！！なぎさの気分でぐったりしていたら最後にはその爽やかイケメンまでお姉さんのツレだってことが判明！！いろいろてんこ盛りすぎて深夜に見たら眠れないよ！

おっとりした雰囲気を持ちながら何でもできて家庭的なお姉さんなら誰とでもうまくいくだろうし幸せになれると思うんだけどねー。それでも妹に何かしらのコンプレックスを持っているからこんなややこしいことをしているんだろうと思う。姉妹のドロドロは怖いなーと思いつつも、どこまでが仕組んだことでどこまでが偶然なのか？偶然なんて一つもないのか？などなどいろいろ想像が膨らみ結構楽しめました。一番信頼していたはずの姉に裏の顔があったら‥生きていけないかもしれない。