弁護士ソドム

含羞、狂気、ロマン… ルックスの良さに加え、ご自身の努力によって、繊細で深みのある演技に磨きがかかってきたと思います。神様のカルテ、坂口安吾の作品、大奥での考え抜かれた演技も印象的でしたが、これから先、どんな世界を私たちに観せて（魅せて）くださるのか。楽しみです。

思わぬ形でしたお父さんとの再会。急に表情が幼くなり失踪当時の高校生に戻ったかのように泣きじゃくり話しかけたところに目を奪われた。いつまでも親は親なんだなーと思った。ついでに言うと天音を軽くあしらっているとこも好きだ。

カイくんや天音ちゃんが揉めている時のしょうがないなーと心の声が聞こえそうな優しいいなし方がすごく好きです。余裕のある感じや優しい声色が、小田切のオフ感をだしついでに色気も出している（笑）クスッと笑うところも上品できゅんとします。

表情が固いというか無いというか、面白みのない表情だなと思います。それがずっと続くのだから物語が面白くなくなったら致命的だと思います。セリフの抑揚もあまり感じられず残念ながら何を考えているのか伝わってきません。

お父さんがいなくなりお母さんが亡くなった時はまだ高校生。高校生役をやるには大人すぎるだろうと思ってましたが、亡くなったことを知らされて刑事さんと話している時の嗚咽がうますぎて一瞬で引き込まれました。泣きすぎて言葉に詰まるのもリアル。すごすぎます。