ザ・トラベルナース （2024）

非常事態に苛立って落ち着かなかったり、そんな状況でもナースを下に見た発言をしたり、序盤ではホントどうしようもないなって呆れるような姿ばかりだったけど、中盤ではナースたちと連携を取って診察をしたり、「これ終わったら採血代わる」とパクに声をかけたりと協力的で成長した姿が見られたのが良かったです。毎回登場するたびに無責任さと高圧的な態度にイラっとしていたので、最終回でやっと医師らしい頼もしさが感じられたのも良かったです。

普段ナースに対してあんなに横柄で偉そうな態度なのに、歩に弱みを握られて脅されるとすぐ態度を豹変させるところが大貫の人間の小ささを感じさせました。薬師丸の無言の圧を受けて患者のオペではなく灰原の対応を優先させる姿も、権力に弱い、長い物には巻かれろ精神が滲み出ていて良かったと思います。

五味への告知を小山に丸投げして逃げる姿が、大貫の無責任さや狡さ、小者っぷりを感じさせました。色々あったのに相変わらず偉そうでナースを見下してる姿も、視野の狭さや頭の硬さが伝わってきて良かった。小山に丸投げした後、反論されないようにそそくさと足早に部屋を出ていく姿も絶妙にダサくて笑ってしまいました。

高圧的な態度や相手を見下すような口調がいちいち腹立たしくて上手かったです。三原が手の麻痺を訴えた時に、まだ検査もしていないのに「手術のミスじゃない、俺には関係ない」と断言する姿も、大貫のプライドの高さや人間の小ささを感じさせて良かったと思います。