※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(78%) | 367位 /1088件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 135位 /1088件中 |
演出 3.9 /5.0(78%) | 348位 /1087件中 |
音楽 3.6 /5.0(71.4%) | 472位 /1088件中 |
感動 3.9 /5.0(78.6%) | 116位 /1083件中 |
笑い 2.6 /5.0(52.6%) | 633位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.9 /5.0(78.6%) | 182位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(78%) | 367位 /1088件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 135位 /1088件中 |
演出 3.9 /5.0(78%) | 348位 /1087件中 |
音楽 3.6 /5.0(71.4%) | 472位 /1088件中 |
感動 3.9 /5.0(78.6%) | 116位 /1083件中 |
笑い 2.6 /5.0(52.6%) | 633位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.9 /5.0(78.6%) | 182位 /1080件中 |
リアルリティがありましたね。
まあこんなの無いだろとか思ってても「もし」や「万が一」に置き換えることが出来る。
今度映画化するそうで楽しみにしています。
MERの様な緊急車両実在して欲しいですね!こういうのに税金かけていいと思います。
あと、MER観たあとに救命講習受けると対応を真似たり出来ます。安心出来るように声掛けるとかねw
日曜劇場はいつも楽しみですが
鈴木亮平さん
賀来賢人さんはじめ
皆さん素晴らしかったです
終わってしまってロスです
今このご時世だからこそ、見るべきドラマです。
鈴木さんがかっこよかった
椿さんの瀕死を目の前にして感情ではなく体が動いて命を救うことだけに心血を注ぐ喜多見先生が最後までブレなくてカッコよかった。それを囲むチームのメンバーも泣いていてもらい泣き。あの涙ってどんな意味が含まれていたのだろう。涼香さんを亡くしたことを思い出した涙?そんな辛いことがあっても信念を曲げずにその相手の命さえも救おうとする喜多見先生の強い気持ちに感動する涙?そしてこれから目覚めた椿さんは何を思うのか。第一声だけでも聞いてみたかったな。
結局ツバキは何がしたかったんだろう。あんなに爆発物を作って騒動を起こしてもツバキにとって意味のあることは喜多見に後悔させることだけ。それをLP9とかいう組織が容認したとも思えないんだけど。それどころかSNSでLP9を持ち上げるコメントを見て嫌悪感が見えた気がしたので、ラストでもう一度助けた後のツバキが喜多見に何か言うところまで見たかったです。
ただ白金大臣は思った通りの人で、音羽も思った通りの行動をしてくれて、喜多見への千晶の発破も、千住の"どうにかなりそう"という言葉も、詰め込まれていた全てがこの作品を表していてとてもよかったです。
救急救命にテロやら政治闘争やら汚職やら盛りだくさんのわりにディテールや人物の台詞に深みがないのが残念。
実力派俳優さんたちの中で、芸人やらモデルやら演技面で難がある出演者が多いのも残念。
途中、見る気が失せて見ていない回も多々。
何だったんだろうねー力いれてるのか、手を抜いているのかわからない番組だった。鈴木亮平さんの感想を聞いてみたい。
椿の歪んだ行動も理屈も、結局は彼が言う「青臭い理想」を越えることはなく、ただ涼香を殺し、多くの者を傷つけた罪で死刑台へと送られることになるでしょう。その結果を受け入れさせる意味でも、椿の命を救うことは無意味ではなかったと思います。同じように政治家たちの歪みもまた音羽の「青臭い理想」には及ばなかった。それは理想を失った社会の方が救いが無いというメッセージなのかもしれません。いずれにせよすべての医師に喜多見のような心を持って欲しいとは言いませんが、高い社会的地位と高収入はなんのためなのか考えて欲しいものです。それは政治家もまた同様です。
白金大臣が最後の最後に、人として医療人としての良心や使命を思い出してくれて良かった。少々極端すぎる手のひら返しだったけど、今まで言ったりやったりしてた事と正反対のことを、臆面もなくやれるのはいかにも政治家らしいし、あれくらいドラスティックに変身してくれた方が受け入れやすいわ。天沼は最後まで見苦しい。逮捕はされたみたいだけど、もっと悪あがきして手足をバタバタさせてる姿でも見たかったかも。
椿の命を救うことにMERのメンバーは抵抗感があったみたいだけど、あのまますんなり死なせるなんて余計に許せないでしょ。快復して一生刑務所で過ごして貰わないとね。
ただ目の前にいる人の命を助けたい、という喜多見チーフの信念は、テロリスト椿によって歪められそうになったけど、一緒に活動してきたMERのメンバーの心にはしっかり根付いてた。赤塚都知事の危ない賭けに出た任命は大正解だった。もし喜多見チーフじゃなければ、音羽先生も官僚として粛々とMER解体に向けて任務を遂行していただろうな。審査会で途中まで従ってたものの、天沼幹事長にスッパリと反論して現場に向かった音羽先生、もうすっかりこのドラマの主役だよ!と思ったけれど、治療中にガスを吸って倒れそうになった音羽先生を華麗に登場して助け、よれよれになってた現場をテキパキ指示し始めた喜多見チーフを見て、やっぱりMERにはこのリーダーシップが必要不可欠だわと実感した。でも最後に、椿の命を助けるために治療を始めた喜多見チーフは、ちょっと尋常じゃないなと驚きだった!
ストーリーの現実味がゼロ。茶番ばかりであほらしい。
大学でのシーンはこのSNSが発達したからこそ情報に振り回されて分からなくなる世の中がよく表されていたと思う。でも、どうして命を救ってもらったテロリストが北見先生の大事な妹の命を狙う??真っ直ぐに正しいことをして輝いている北見先生が眩しかったのか?予告で死亡1名になってたから誰か死んでしまうとは思っていたけど、まさか涼香ちゃんだったとは!小さい頃に両親を亡くしたった1人の肉親さえ奪われてしまったら、規格外の北見先生だって正気じゃいられないだろう。
テロリストだと疑われながらもMERとして出動し、医師の喜多見ですと名前も隠さず瞬時にトリアージをして重傷者につきっきりだったのに、喜多見のことを見ようともせずスマホの情報を鵜呑みにしてた生徒たちが怖かった。医療を学ぶ学生たちだったから、スマホから目を離すことで目を覚ますという流れはとてもよかった。
ずっと動けないほど辛そうなのに目を閉じようともしない怪我人の子が気になってて、自分の人生もういいやで他人を巻き込んだのに、現実になったら怖くて喜多見が周りに疑われるようにした。そんな子も見捨てなかった。ああ、今回も喜多見の笑顔で終われると思ったのに。
家族みんなテロで失って、不条理を一番理解してるのは喜多見だと思う。椿はしっかり逮捕されてほしいな。
最初は良き兄妹のシーンが、最後は悲しき兄妹のシーンになってしまいました。どんなに偉そうなことを言おうとテロリストは誰かの大事な人を理不尽に奪っている。そういう存在なのだと痛感させられます。喜多見の哀しみは当然ですが、あんな別れ方をした音羽も大きな後悔を背負っているでしょう。だからこそ音羽が黙って引く筈はありません。天沼と久我山を出し抜き、MER存続に動き出すに違いありません。問題は喜多見と椿ですね。椿は大口ばかり叩いている公安が何とかするしかないとして、喜多見の方は理不尽であれ、彼の行動と信念に原因があった以上、簡単に涼香の死を乗り越えられそうにありません。できれば救いのあるラストを望みたいです。
怪我人を全員無事に搬送し終わっても、まだ放送時間が残っていたので嫌な予感はしていましたが、まさか初の死者が涼香だとは…。これまで多くの患者を救ってきた喜多見が最愛の妹を助けられなかったこと、自分が命を助けた椿が手を下したこと、テロで家族3人を失うことになったこと、喜多見に背負わせるものが大きくて重た過ぎて観ているこちらも精神的にしんどくなってしまいました。確かにこれ以上ない不条理さだけど、もっと違った形で表現して欲しかったな。どんなに前向きな最終回になったとしても、このモヤモヤと後味の悪い気持ちはずっと残りそうです。
「必ず約束を守る」という椿の言葉の真意が、あんなひどい事態を引き起こすことだったとは驚愕。命を助けて貰って、逃げるのも見逃してくれた恩人にすることじゃないよね、ふつう。普通じゃないから凶悪犯罪者なんだろうけど、椿はほんとに人の皮をかぶった悪魔って感じ。
冒頭あたりで、MERのオフィスに一台だけヘッドセットが残されてるのが気持ちに引っかかってたけど、まさか椿が使うことになるとは想像もしなかった。
前回あたりから妙に涼香の登場シーンが増えてるなと思ってたけど、こういう顛末だなんてやりきれない。自分の命よりも大事な存在の妹を奪われて、喜多見先生はこの先まともに生きていけるのか心配。
あーすずかちゃんを狙ったか。音羽先生やMERのみんなの強固な絆を見て、ここを切り込むのは無理だと思ったんだろう。音羽先生を罠にはめてすずかちゃんを脅すなんてほんとにすごい組織だね。自分が表舞台で輝きたいために人を陥れる。そんな人が政治家だなんてこの国は終わっている。すずかちゃんもここまで問題が大きくなるって分からなかったのかな、それとも恋の病に浮かされたか。寝た子を起こしたのは誰か、北見先生はとばっちりだよね。
久我山の手のひら返しは明らかに全部音羽のせいにして自分だけ助かろうというのが透けて見えてた。でもMERの存続を天秤にかけられて音羽がまともな思考を持ててなかったのも事実。白金大臣を嵌めるとい作戦を実行するまでに時間もあったので、あの表に出せない資料を持っていたスマホで撮影してたとか久我山の電話を録音するくらいしてるかもと、音羽の黒さが良い意味で発揮されないかなと少し期待しています。
大使館での救助活動でも誰からも許可がないのに突っ込もうとする喜多見には少し呆れたけど、二酸化炭素濃度がどれ程高くなろうと患者さんを救うために手を尽くし、最後まで足を動かしていた姿には涙が止まらなかったです。
喜多見が心停止に陥った回がありましたが、今度は千住が心停止。それだけリスクの大きい仕事なのだという表現なのでしょうが、そこまでの自己犠牲を職業意識に求めるのは、彼らのような仕事の者はとにかく命を張るべきと言っているようで気になります。ともかく赤塚の穴を駒場が見事に埋めてくれました。そして久我山の甘言に涼香がのってしまうようです。いくら音羽のことを思うあまりだとしても、兄妹であれ自分以外の人間の情報をペラペラ話してはダメでしょう。白金ら政治家はもっとダメ。少数のためより多数のためという論理は民主主義を曲解したただのポピュリズム。ワイマール憲法下のヒトラーと変わらないことを理解すべきなのですが、残念ながら現実と同様に政治家が一番平和ボケしているようです。
久我山が白金大臣を見限ろうと音羽先生を唆してたときから、裏があるだろうことはぷんぷん匂ってたけど、案の定、大臣と二人して音羽先生をワナにはめるとは、ほんっとにサイテーな人間。白金も天沼も見るからに嫌らしくて大嫌いだけど、久我山の姑息さや憎憎しさと比べたら可愛いもんだわ。
涼香の単純っぷりにもイラつく。久我山の言うことを鵜呑みにして、即座にペラペラと喜多見先生のことをバラすとは、MERを守ろうとしてる音羽先生たちの苦労が台無し。頻繁にMERの事務所に出入りしだしたあたりから、いずれ何かやらかすとは思ってたけど、そこまで単純馬鹿だとは思わなかった。
音羽が出動した車の中のあのタイミングで事実を迫ったのは、患者さんを助けられるかと不安な感情も芽生えてるし、空気読めなさ過ぎだろとは思った。けど自分が信用して信頼してる相手に医師として信頼はされても信用されてないのかという不安があったのかなと。
正直、命をかけたいろいろなことを一緒に乗り越えてきたのにMERが正式になるまで仲間にも話さないという赤塚との約束を律儀に守っていた喜多見に少し呆れたくらいです。話された事実も喜多見ならやりそうとかMERの面々なら自分達も同じ立場ならそうしたかもと思うような内容で驚きもなかった。
喜多見が死にかけてても疑いの目を向ける月島がよく課長にまでなれたなと、実力と見せ方が合ってないのが残念です。
桂文珍の役柄合っていて、面白いです。
政治家ってあんな感じですね。
文珍さんがドラマ出るなんて、初めて見ました。
落語では、みれない感じで、セリフが棒読みなのが、素人ぽくて良いです。
まだMERが発足した直後なら分かるけど、もう固い絆ができてしまった今、なんの暴露も意味を成さないのではないだろうか。吊り橋効果とでも言おうか、あの命をかけたいくつもの現場の中で築いた信頼関係はちょっとやそっとで崩れるものではないだろう。テロ組織と関係があるなんて大袈裟な感じだったけど、命に差をつけないといつも言っていた北見先生の信念からすれば匿ったことは自然なことだったし。あんなので壊れることはないだろう。
出動要請で現場に向かう車中で、喜多見先生の過去について問い詰めた音羽先生って、なんだか唐突すぎて取って着けた感じ。今から行く緊急現場に向けてメンバー全員が緊張感を高めてる中で、「いまその話する?」って感満載で、喜多見先生の過去が気になる以上に、音羽先生どうしたの?って思ったわ。
喜多見先生の秘密というのも、フタを開けてみれば、喜多見先生自身が大きな罪を犯したわけじゃなく巻き込まれただけでしょ。医師としての彼の信念のままにどんな患者も選ばず治療して保護しただけで、逮捕されたのは見せしめみたいなもの。
MERをつぶしたい人たちには格好のネタかもしれないけど、一緒に働くMERのメンバーにとっては何のネガティブな影響ももたらさないどころか、むしろ一層、医療者・人間としての喜多見先生を尊敬すると思うなあ。
それにしても公安の月島刑事の言葉遣いの悪いこと。見た目は美形のヒューマノイドみたいだけど、あの下品で偏見に満ち満ちた発言を聞いてると、間違いなく生身の人間だとわかるわ笑。
放送時間を延長せずによくこれだけの内容を1話にまとめたなと感心するくらい濃密で盛り沢山な8話でした。喜多見チーフの過去に音羽先生との衝突、次々と起こる土砂崩れに停電、そして喜多見チーフの死の危機。緊張が張り詰めたハラハラドキドキシーンの連続でいつも以上に見応えがありました。喜多見チーフの過去を受け入れて、壊れかけた絆をさらに強固なものにしたMERは最強ですね。公安はまだ喜多見チーフを疑っているし、赤塚知事の体調や潜伏している椿の動向などまだまだ不安要素が残っていて、今後どんな展開になるのか続きがとても気になります。
キーワードは信頼でしょうか。MERチームの喜多見に対する信頼。涼香の兄と音羽に対する信頼。音羽の命に対する信頼。そもそも信頼は一朝一夕で生まれるものではないし、さまざまな日々の積み重ねの先にあるものです。音羽が白金たちに上げた喜多見に関する報告書には、逆に不信の二文字が見え隠れするコントラストは、ここからより一層の波乱を暗示しているようです。赤塚の体調異変と政治家の思惑、日本に戻ったテロリストと公安の動き、不安要素だらけの中で喜多見と音羽はどうするのか、目が離せません。
喜多見チーフに一体どんな闇落ちした過去が?!と思って戦々恐々として見たけど、テロリストとの関係性を聞いたら、どんな命でも助けたい喜多見チーフらしくてホッとした。でも逮捕されたのは事実だし、今もテロリストと繋がりがあるのでは?と警察に疑われるのも流れとしては止むを得ない。しかし、音羽先生が白金大臣らに「喜多見先生はデング熱でした」とごまかして報告したのは後々バレたらマズいのでは。そして涼香ちゃんの「私は音羽先生の味方です」がこんなに音羽先生に効くとは。
空白の1年って、テロリスト集団の中で医療行為を
させられていたってことかな。
どんな命でも救うっていう信念を利用されて。
もしかして、TSUBAKIも、かつては喜多見に命を
救われた…とか。
ただTSUBAKIは、俺を助けた事を後悔させてやるとか、
どんな約束をしたのか…気になりますね。
公安の高松や月島の高圧的な"全部こちらが言ったことが正しいので"という態度と考え方が物凄く怖かった。何か起こってから不法滞在で労働させられてる外国人をテロリスト扱いするなら、労働させられてる事実を調査して送り返すなりすればいいのに。言ってることがどこか人間味がなくて、頭を下げるミンさんにさえ酷い言葉を浴びせたときに音羽が本気で怒ってくれたのが嬉しくて堪らなかったです。
"私たちに従っていればいい"という態度の月島が、官邸からMER の活動の許可が出て消防車と救急車がたくさん来て唖然としてたので少しスカッとしました。
なんで毒ガスのテロかもしれないって初めから分かっていながらなんの装備もなく捜査本部みたいなのまで作ってるの?バカなの?外国人労働者とか不法労働とかそういうのをやりたかったらガスでなくてもよかったはず。大きな伏線にしたかったかもしれないけど危険がありすぎる現場に現実との乖離が酷すぎてちょっと萎えた。死者ゼロを目指すのもいいけど、爆弾予告のことも伏せるしMERの人がいつ死んでもおかしくない。奇跡なんていくつも起こるもんじゃない。ここまでくると面白く無くなる。
赤塚知事の信念とレスキューたちの頑張りが、つまらない政治家たちの思惑に勝りました。いかにテロを防ぐためとはいえ月島たち公安の行動は、国権より上位にある筈の基本的人権を無視しているし、それは日本を護ると言いながら、長い目で見れば日本を貶めている行為です。それに比べ、最後はホアンの切望に答えた警察官たちの行動は、本当の意味で人を守る職業の矜持だったと思います。どうやら月島たち公安は、喜多見と関係のあるTSUBAKIを追っているようです。そう考えると喜多見は火薬の匂いを嗅ぎ分けているし、テロリストが横行するような紛争地域にいたことになります。TSUBAKIとの関係が気になるところです。
喜多見チーフの空白の一年が思った以上にダークな内容っぽいですね。公安に監視されていてテロ組織のメンバーとも繋がりがあるってどんな過去が隠されてるんだろう。これまでの熱血な雰囲気とは一味違ったシリアスな空気が漂っていて、緊迫した救命シーンとともにますます目が離せない展開になってて見応えがあります。新キャストの稲森さん、城田さんの存在感も光っていました。
ミンさんの涙ながらの訴えに心動かされた警察官たちが、ついには命令を無視して被害者を助けに動いてくれたけど、外国人労働者は助けてはいけないなんて子供のいじめみたいなことを、大人が本気でやってることにゾッとした。
公安の月島警視正は、その血も涙もない言動と美貌の無表情が相まって、人間というよりアンドロイドみたい。あの機械的な喋り方も、まるで最新鋭の人工知能が入ってかのよう。白金大臣の見た目も中身もかなりコワいけど、不気味さで言えば月島刑事の右に出る者は無いでしょうね。体温が感じられないロボットみたいな彼女と、MERカーの宇宙船の中身みたいな手術室が組み合わさると、ちょっとした近未来というかSF感が漂う感じ。
MERの中の雰囲気は色々なことを経て結束が固まって良いカンジなのに、実は喜多見チーフが常に監視されていて、しかもそれが公安警察なんて。空白の一年はかなりヤバいことみたい。赤塚都知事は、いくら喜多見の腕を見込んでいるとしてもバレたらヤバいような人物をチーフに立ててMERを作るなんて、なんでそんな危険な綱渡りをしているのか?そしてTSUBAKIというテロリストは、喜多見にとって敵なのかそれとも。クールで頭がキレる月島刑事も、MERにとって単なる障壁だけでは終わらなさそうな期待も。
全体的にスリリングで感動的だか物語に登場する権力者達が腐ってる。
脚本家が日本の権力者に悪い印象でもあるのかな?w
12話しかないんだから権力者達がMERをどうにかしようとする画策する話しよりMERが活躍する熱い人間ドラマ重視で進んで欲しい。
最初から頼りなかったのは比奈だけ。喜多見も音羽も優しく指導なんてせず、ずっとギリギリの状態を綱渡りさせていたわけだから子供の命が危ない状況で今でも行動出来ないなんて考えていたり、喜多見と離せば指示がもらえなくて右往左往する人がいるだろうと思ってた音羽の見る目のなさに笑ってしまいました。
冬木の活躍や最後の"副チーフ"呼びはすごく泣けた。でもスズメバチが原因とわかっても尚、自分や息子が次に刺されたら危ないことを報告しなかったのは医療従事者としてあり得ることなのかと気になりました。
各個撃破は戦術の基本。でも喜多見を引き離せばあとは烏合の衆だと判断するのは早計でしたね。そもそもあの人数で過酷な状況に対応してきたのだからMERのメンバーはみんな優秀です。相手を過小評価するのは政治家たちの悪い癖かもしれません。それにしても蜂のアナフィラキシーは怖いですね。個人的に蜂のアナフィラキシーがあるので他人ごとではありません。結果として音羽が少し素直になりました。まあ涼香の前でだけかも知れませんが。そして喜多見の過去は気になりますが、それ以上に赤塚の異変が気になります。
MERのメンバーは、いつも喜多見先生の指示のままに動いてるだけと思ってたけど、いざとなればそれぞれが的確で最善の行動を取れる超優秀な人たちであることを再認識。でも誰一人、自分の技量に慢心してないところもエライ。特にミンさんなんて謙虚すぎるほど。
冬木先生の息子は、パパがMERのメンバーであることが本当に誇らしく嬉しいんだろうな。そんな彼をもっと喜ばせるために「副チーフ」だとつい嘘を言ってしまった冬木先生を、笑ったり非難する人なんて誰もいないでしょ。大けがを負った自分の命を救ってくれたのがMERの皆だと知ったら、冬樹先生の息子さんはきっと感激ひとしおだろうし、パパの株もまた思いっきり上がりそう。
今回はミンさんの回かと思っていたら冬木先生の回だったね。あの悪い顔した人たちがMERの人をバラバラにするって言ったと思ったら小学生がバラバラに行方不明になるなんて事件が起きるから、この事件さえ仕込みかと思ってしまった。でも小学生が遠足途中にバラバラに遭難なんてちょっとホラーだったけど、スズメバチの襲撃だったとは意外だけどしっかりした理由で納得。怖かっただろうね。クールな音羽先生とすずかさんの仲もちょっと気になっている。最後にはカップルに!なんてこともあるかもと思っている。
バラバラで活動してもチーム力が衰えないMER、めちゃくちゃ格好良かったです。子供たちのヒーロー的存在になっているのも頷けます。喜多見チーフと離れている分、弦巻先生やミンさんなど、普段アシストに回ることが多いメンバーの活躍が見られたのも良かったと思います。次から次へと危機に見舞われるハラハラドキドキの展開もいつもながら見ごたえがありました。オペ室に全員集合するシーンは、ベタだけどMERの結束力の強さを感じて胸が熱くなりました。
まずTOKYO MERを設置出来るような大きな病院でエレベーターの点検がちゃんとされてなかったというのが現実味なくて笑っちゃったけど、音羽がなぜ官僚として上に行きたいかもわかったので、喜多見が直感で120%信じるのもわかるなと思いました。官僚としての目標の下に胎児と妊婦の2人の犠牲があったら何の意味もない。喜多見の言葉に覚悟を決めた音羽の言葉の強さと行動の早さはカッコよかったし、全てが終わって意識を失い、喜多見に抱き止められた姿を見てここにも信頼関係がちゃんとあるんだなと思えて嬉しかったです。
音羽先生の回、良かったです。改めて官僚としての医師の立場の辛さが前面に出ているからこそその苦悩に寄り添い応援したくなる。あの妊婦さんのことだけ考えればしおりちゃんが無理にエレベーターに乗せなければその危機は避けられたのでは?なんて元も子もないことを言ってみる(笑)最後に今頑張ってる医療現場の写真が出てそれも泣けた。このドラマはそりゃ突拍子もなく実際の医療とはかけ離れてるかもだけど志だけは一緒だよ、応援してるよって元気出た人もいたのではないだろうか。
音羽先生、格好良かったなあ。医師か官僚か、どちらの立場を優先するかで葛藤してはいたけど、喜多見先生の言う通り「根っからの医者」である彼の中では最初から答えは出ていた気もします。「官僚は優秀だけど命令する政治家が馬鹿」という赤塚知事の言葉をそのまま体現していた文珍さんの演技も良かったです。沢山の人たちが命をかけて助けた新たな命、産声が響き渡ったシーンではベタなんだけどやっぱり感動して涙が出ました。喜多見先生と音羽先生の、対立する立場で一定の距離を保ってはいるけど、互いを認めてリスペクトしている関係性も素敵です。
音羽の本心が垣間見えました。彼には彼の揺るがない理想があり、それを叶えるために、時に泥をかぶることも厭わないという姿勢がわかったことで、MERチームの中での立ち位置も少し変化するように思います。やっぱり喜多見の言う通り、音羽は医者なんだなと思います。同時に自分が言った通り官僚でもある。本来は双方が矛盾しない形がある筈だけど、なぜか政治が絡むと歪んでしまう。そうやって政治が理想から乖離していくことは不幸なことですね。政治も医療も人の命を預かっているのは同じなのですが。
天沼に楯突いた音羽先生は、あの性根の腐った大臣のもとを辞する絶好のチャンスだったかもしれないのに、引き続き残ることになって彼的には残念だったのかどうなのか。あんな政治家に日々仕えていたら、自分が理想とする医療政策を成し遂げる前に気持ちが萎えてしまいそう。
それにしても天沼の言動の見苦しいこと。お腹を切り開かれてる妊婦を目の前にしながら、他人の分まで酸素吸入器を握りしめてる姿は私利私欲に固まった強欲な妖怪そのもの。でもそれを、「ここで手を貸してくれればヒーローになれますよ」と上手くのせた喜多見先生はさすが。
赤塚知事が「官僚は優秀なの、命令する政治家がバカなのよ」と痛烈な批判をしてて笑った。でも閉じ込められたエレベーターの中で天沼議員が本当に愚かな老人で、先に私を救出しろとピョンピョン飛び跳ねた時は、もう笑えなかった。これまであんなに活躍してた音羽先生が、MERメンバー全員が警戒する人物になってしまったんだなと思ったけど、お腹の中から取り出したばかりの赤ちゃんに必死に心臓マッサージする姿は、みんなの信用を取り戻したね。天沼議員をヒーローに仕立て上げたことで、音羽先生にMERの妨害行為は控えさせろと白金大臣に通達させた、赤塚知事の「大人の駆け引き」の手腕はさすが!
トンネルの崩落はとても臨場感があってハラハラさせられた。まあ心臓の入った容器が出せる隙間が都合良くあるとか、足が挟まってるのに飛んでいったスマホを手にできて連絡できたりとか、千住の肩と首にまるごとではないけど1トン近くの負荷がかかったのに冷やすだけとか、もう少しどうにかなったんじゃないかというシーンもあったけど、どちらも元夫婦で助けたという展開は涙がとまらなかった。
音羽は本当に上に引き上げてくれるのかわからない白金より、120%医師として信用してくれる喜多見を取りそう。というか音羽が本気でやってたらすでにMERはないんじゃないかな(笑)
今度はトンネル崩落!!すごい迫力のある絵で臨場感たっぷりでした。北見先生とレスキュー隊の間に巨大なブロックが落ちてきたのは偶然すぎるよね。あんなんじゃ命がいくつあっても足りないわ。しかも今回は心臓移植のオペと同時進行。ドキドキ感がすごい。何気に見える元夫婦だから通じ合うこと、元夫婦だからこその信頼感が見えるのが良かった。憎み合って別れる夫婦ってたくさんいる中でこの二人はちょっと違うんだろうな。最後のグータッチにキュンとした。
喜多見と千住が現場のプロとしてぎりぎりまで役割を果たそうとし、知事や駒場といった最終的な責任者がそれを後押しして、音羽や弦巻、蔵前らがしっかりと見事なフォローを見せ、小山が命がけで守った命を高輪が繋ぐ。まさにチームの力とはこういうものなのでしょう。すべてがこんな風に上手く行くわけではないでしょうが、こういうプロたちのプライドと献身がなければ、奇跡というものも起きません。奇跡とは偶然ではなく、関わった人たちの力が起こしているのだと思います。
毎話、映画を観ているくらいのスケールの大きさで非常に見ごたえがあります。ストーリー展開だけでなく、治療をしながらの救助もこういう手順で行うんだとか、こういう道具を使うのかなど毎回発見があって面白いです。MER、レスキュー隊、対策室、高輪先生、そして小山先生。沢山の人が命がけで繋いで届けた心臓、もうダメかと思ったけど無事に移植が成功して本当にホッとしました。待っているしか出来ないご両親も辛かったろうな。高輪先生と夏梅さんの大活躍ぶりも男前で格好良かったです。