妻、小学生になる。

同じ喪失感を背負いながらもお父さんとして麻衣ちゃんと向き合う姿がとても良かったです。同じ傷を負っても親である以上子供のケアは必須です。前回は1人ずつ悲しみに閉じこもっていた感じだったけど、今回は麻衣ちゃんと一緒に乗り越えるのかな。成長している圭介さんが見られて良かったです。

守屋さんに告白された時、こんなおじさんだよ？的なことを言っていたけどほんとにおじさんになったなーって印象。顔もダルダルだしそれが加齢といえばそうなんだけど、第二の春を迎えそうなキャスティングならちょっと無理があったかな。

ののちゃんがしっかりして落ち着いているタイプだからなんとか保つが、圭介の喜怒哀楽がありすぎてちょっとだけイタイ。ケータイで一喜一憂している中年のおじさんと仕事するってだいぶ辛いよね。心情は分かるけどやりすぎじゃないだろうか。

ドラマは特別悪くないけど、この方のドスの効いた癖のある口調と、役柄の不釣り合い感が邪魔して完全には集中出来ない…かな。

そりゃ最愛の貴恵にまた会えたんだからめちゃめちゃ元気になるだろうしイキイキするのも分かる。だけど、ちょっとやりすぎじゃない？あれじゃ他の人が見たら変質者にだって見えてしまうよ。よそよそしくできないのだったらあんまり外で会わない方がいいと思うな。

この世に妻がいないならあとは消化試合みたいなもんだと顔に書いてあった。切ない。だけど小学生になった貴恵ちゃんと言葉を交わしていくうちにどんどん顔色まで良くなってゾンビから脱却していくさまが良かった。プロポーズまではやりすぎだったと思うけど、それほど舞いあがっちゃったってことで良しとしよう。